【企業】フォルクスワーゲン、ソフトウェア主導の モビリティ プロバイダーへの変革を加速

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2016 年、フォルクスワーゲンは、「TRANSFORM 2025+」戦略により、広範囲にわたる 変革と業界最大の電動化攻勢を開始しました。「ACCELERATE」により、フォルクス ワーゲンは「持続可能なモビリティにとって最も魅力的なブランド」への変革を目指して います。変革を加速するための 3 つの戦略的価値の推進要素である、「ブランドバリュー」、 「スケーラブル(拡張可能)なプラットフォーム」、「価値のある企業」を追求しており、 それぞれが独自の対策と野心的な目標に支えられています。

・「ACCELERATE」戦略:フォルクスワーゲンは、デジタル化、新しいビジネスモデル、 自動運転など、将来の大きな課題に確固たる決意を持って取り組んでいる
・ ソフトウェア統合とデジタル顧客体験を中核能力に据える
・ データを土台とするビジネスモデルが追加の収益源となる
・ フォルクスワーゲンは、2030年までに自動運転を多くの人々に対し利用可能とする
・ e-モビリティ攻勢のさらなる加速:2030 年までに、電気自動車の販売比率を、ヨーロッパで70%以上、中国と米国で50%以上にする目標を設定
・ 財務目標を確認:2023年以降は少なくとも6%の営業利益率を達成し、固定費と材料費をさらに削減
・ フォルクスワーゲン CEO、ラルフ ブラントシュテッター:「私たちはペースを上げて います。今後数年間で、私達はかつてないほどフォルクスワーゲンを変革します。今回、“ACCELERATE”により、ブランドのデジタル化をさらに推進します」

フォルクスワーゲンは、全世界における e-モビリティ攻勢を再び急速に加速させることを
計画しています。2030 年までに、フォルクスワーゲン ブランドは、ヨーロッパにおける電気
自動車の販売比率を 70%以上に拡大することを目指します。これは、以前の計画目標で
ある 35%の 2 倍に相当します。米国と中国では、同じ期間に、電気自動車の販売比率を
50%以上にすることを目標にしています。この目標を達成するために、フォルクス
ワーゲンは毎年少なくとも 1 台の新しい電気自動車(BEV)を発表します。今年、4 輪
駆動の「ID.4 GTX(アイディ.4 GTX)」1 は上半期に発売され、下半期にはスポーティな
「ID.5(アイディ.5)」1 が続きます。そして中国市場向けの 7 人乗り電動 SUV の「ID.6 X /Cross(アイディ.6 X / クロス)」1 は秋に発売されます。「ID.3(アイディ.3)」2 より下のセグメントにおける電気自動車(エントリーレベルの価格は 2 万ユーロから)の発売は、
2 年間前倒しをして 2025 年に予定しています。 フォルクスワーゲンは、加速性能、充電容
量、航続距離を継続的に改善し、モジュラー エレクトリック ドライブ ツールキット (MEB)をさらに改良していきいます。フォルクスワーゲンはまた、次世代のフラット ビークル用高性能 EV 専用プラットフォームとなる、Scalable Systems Platform (スケーラ
ブルシステムズ プラットフォーム:SSP)の開発においても、プラットフォーム 開発の先
駆者としての強みを発揮していきます。SSP は 2026 年に、フォルクス ワーゲンの主力プロジェクトである「Trinity(トリニティ)」に初採用される予定です。

e-モビリティ攻勢を加速させながら、内燃エンジンを搭載した車両ラインナップの開発も、
並行して継続されます。「Golf(ゴルフ)」、「Tiguan(ティグアン)」、「Passat(パサート)」、「Tayron(タイロン)」、「T-ROC(T-ロック)」を含む、すべての主力車種については、後継モデルが発売されます。ラルフ ブラントシュテッター:「私達には、まだしばらくの間内燃エンジンモデルが必要ですが、それらは可能な限り効率化していきます。世界展開しているコアモデルの次世代版は、全て電動モードで最大 100km の航続距離を実現する、最新世代のプラグイン ハイブリッド テクノロジーを搭載します。」

Text: フォルクスワーゲン グループ ジャパン
Photo: Volkswagen AG