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#Focu5on: ランボルギーニ ウラカンSTOの驚くべき5つの事実

2021年3月9日

2021年後半にデリバリーが始まるランボルギーニの最新モデル「ウラカンSTO(Super Trofeo Omologata)」は、レースシリーズ用にランボルギーニ・スクアドラ・コルセが独自に開発したウラカンEVOスーパートロフェオと、デイトナ24時間レース3連覇、セブリング12時間レース2連覇を果たしたウラカンGT3 EVOというランボルギーニのレーシングモデルにインスパイアされた公道仕様のスーパースポーツカーだ。

最高出力640HP(470kW)、最大トルク565Nm@6,500rpmの自然吸気エンジンを搭載する後輪駆動のウラカンSTOは、0-100km/h加速3.0秒、0-200km/h加速9.0秒という爽快な加速で、最高時速は310km/hに達する。脈打つ鼓動はレーシングカーならではのエモーションを生み出し、優れた空力効率、軽量素材の広範な使用、自在なステアリングと一流のブレーキ性能によって、ロード走行においてもサーキット上を走っているようなエモーションを体感できるようになっている。

抜群のパフォーマンスを可能にしたその革新的な技術の裏には、あまり知られていない5つの事実がある。

1. “Made in Lamborghini”のデザインソリューションCofango(コファンゴ)

Codfango(コファンゴ)は、アウトモビリ・ランボルギーニがcofano(ボンネット)とparafango(フェンダー)というイタリア語の2つの単語を合わせた造語で、ボンネット、フェンダー、フロントバンパーが1つのコンポーネントとして一体化されている。ランボルギーニのエンジニアたちによって生み出されたこの革新的なシステムは、ミウラや、より最近ではセスト エレメント(Sesto Element)で用いられたもので、STOでは全体が超軽量カーボンファイバー製となっている。STOのコファンゴを開くキーも独自のもので、R&Dチー ムが開発し、革新的な印刷技術を使用して製造されているものだ。

2. 3秒で完了―ダイナミックなピットストップ

この世に3秒で変えられるものはそう多くはありませんが、ウラカンSTOのセットアップはその一つに数えることができる。セットアップは3つの新しいドライビングモード、「STO」(通常走行)、「Trofeo」(レーシングモード)、「Pioggia」(雨天・ウェット)で変更でき、走行環境に合わせたハイパフォーマンスを実現する。それはまるでメカニックチームが一斉に駆けつける、ダイナミックなピットストップのような体験だ。

3. 地球を3周したシミュレーターテスト

ウラカンSTOのロードテストを開始する前に、ランボルギーニのR&Dチームは地球3周分の距離に相当するシミュレーターテストを行った。最先端シミュレーター技術によって、STOの開発、認証、試験の各段階であらゆる面での基準適合が確認でき、品質管理、リードタイム、排ガス関連の時間短縮を実現した。

4. STOを構成するコンポーネントの数は2,750

ウラカンSTOのフルスケールモデルを作ってみたい人は、かなりの忍耐が必要だ。サンタアガタ発のこの最新モデルを組み立てるには、2,750を超えるコンポーネントを必要するからだ。

5. 25,000行のプログラムコードで実現するコネクテッドテレメトリー

ウラカンSTOが導入している先進的なテレメトリーシステムでは、ドライブレコーダー「コネクテッド・クラウ ド・ランボルギーニ」とランボルギーニ専用UNICAアプリの連携を通して直感的なデータ分析システムと専用ウィジェットが追加された動画を提供、UNICAアプリがまさにトラックエンジニアに変身する。この技術をUNICAアプリで実現するには、25,000行を超えるプログラムコードを要した。

“Focu5on – 5つの知られていない事実…”
アウトモビリ・ランボルギーニでは、新たに“Focu5on – 5つの知られていない事実…”を毎月お届けする。様々な 裏話やインサイトを通して各種モデルやプロジェクトの舞台裏を探り、グローバルエクセレンスを誇る自動車メーカーにとどまらないランボルギーニの少し珍しい、あまり知られていない一面をオーナーやファンの皆様にご紹介する。

Text & photo: アウトモビリ・ランボルギーニ