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このハイラックス、自分を建設車両だと思っている?タイのRRSがトヨタ ハイラックスをダンプカーに改造

2026年6月3日

ピックアップトラックがダンプカーへと変身した。この新型トヨタ ハイラックスは、ダンプ荷台や強化シャシー、さらにはオプションのクレーンを備え、まさに建設現場からそのままやって来たような仕様だ。

タイの、ある専門業者がごく普通のピックアップトラックを本格的な建設車両へと改造した。この変身を手掛けたのは、トヨタ ハイラックスを真の働き者へと仕立て上げることに特化したコンバージョンスペシャリスト「Rung Rueng Service(RRS)」だ。

ベースとなっているのは9代目のハイラックスで、タイでは「Hilux Travo」の名称で販売されている。大径ホイールやローダウンサスペンション、エンジンチューニングといった定番のカスタムとは異なり、このモデルに与えられたのはダンプカーの荷台だった。

ピックアップからミニダンプへ

コンバージョンの中核となるのは、新設計のダンプボディだ。顧客の要望に応じて、短縮された純正荷台、または高張力鋼板製の完全新設計フラットベッドが採用される。

標準サイズは全長約2.5m、全幅1.76m、高さ60cm。さらに高いあおりもオプションで用意される。これにより、このミッドサイズピックアップは建設現場でも十分に通用する車両へと生まれ変わる。

こうした積載能力に対応するため、RRSはシャシーにも大幅な強化を施している。フローティング式リアアクスル、強化リーフスプリング、より太いショックアブソーバーを装着することで、改造後のハイラックスは最大5トンの積載能力を実現する。このクラスのピックアップとしては、実に驚異的な数値だ。

油圧式ダンプ機構により、3,000~5,000kgの資材を積み下ろすことができる。

比較的控えめなベーシック仕様に加え、このタイのチューナーは“クラシックなチューニング”も用意している。フロントプロテクションバー、アンダーボディガード、追加LEDライト、そして頑丈なオフロードタイヤなどを装着可能だ。

クレーンもオプションで装着可能

ダンプ機構にも選択肢が用意されている。顧客は電動油圧システム、またはエンジンのPTO(パワーテイクオフ)で駆動するシステムのいずれかを選択できる。

システムによって異なるが、3~5トンの資材を容易に荷降ろしできるという。さらに仕上げとして、運転席後方に吊り上げ能力約1,000kgのクレーンを装着することも可能だ。これによりハイラックスは、自力で荷物の積み下ろしができるセルフローダーへと進化する。

さらに高い実用性を求めるなら、追加クレーンを装着することも可能だ。

RRSによれば、こうした改造を施してもラダーフレームには一切手を加えていないという。すべてのシステムはモジュール式キットとして設計されているためだ。また、バックカメラやパーキングセンサーも新しいリアセクションへきれいに組み込まれている。そのため、もし建設現場仕様に飽きてしまったとしても、ハイラックスを再び通常のロードユース向けピックアップへ戻すことが可能だ。

Text: Nele Klein
Photo: RRS Dump