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【新着情報】近未来ニューモデル メルセデス 電動Sクラス EQSプロトタイプのティザー写真公開

2021年3月8日

今年デビュー予定の電動Sクラス メルセデスEQS: その性能と航続距離 そして市場導入時期は?

EQSのプロトタイプが示す: 電動Sクラスは基本形状が異なる。EQSはただの電動Sクラスではない。軽いカモフラージュを施した新しいプロトタイプ画像が示すものとは何か? 第一報をお届け。

2021年4月に発表される予定の電動「Sクラス」、「メルセデスEQS」の軽くカモフラージュされたプロトタイプのティザー写真が現在公開されている。
フロントとリアのみが、まだお馴染みのフィルムで覆われている。
写真を見る限りでは、高級セダンの基本的な形状さえも、新型「Sクラス」とは異なることがわかる。
フロントとリアが短くなり、よりクーペのようなフォルムになり、サイドウィンドウがさらに前後に伸びている。
そして、「EQS」にはリトラクタブルドアハンドルが付いているが、これは別料金になるかもしれない。
全体として、プロトタイプは内燃エンジンの兄弟モデルよりも、少しがっしりしているように見える。

メルセデスEQSは、Sクラスよりもよりクーペのような外観で、リアオーバーハングが大幅に短くなっている。

さらに、この車にはサイドミラーが付いている。
したがって、「EQS」は明らかにアウディ「e-tron」のような、サイドミラーの代わりとなるカメラは採用しないようだ。
画像からは、「電動Sクラス」が、リアに、スラッシュで構成された独自のライトシグネチャーを備えていることを示している。

ティザー写真はフロントの詳細を示している

プロダクションモデルでは、「ビジョンEQSコンセプトスタディ」の大きなスターが描かれた、完全に閉じられたグリルを採用している。
ライトシグネチャーは、連続したLEDバンドと、両サイドに配置された3つの小さな丸いエレメントで構成されているようだ。
エプロンはグリルよりもわずかに突出しているように見える。
彫りの深いボンネットとワイドフェンダーも確認できる。

最初のティザー写真で確認。プロダクションモデルはスタディモデルの完全に閉じられたクローズドグリルを採用する。

インテリアの超大型スクリーン

内燃機関が廃止されたことにより、エンジンルーム内のスペースは、新しい「HEPA」エアフィルターシステムなどに利用されている。
メルセデスは、このシステムを「EQS」のオプションとして提供する予定だ。
10リットルのフィルターシステムは、室内の空気を手術室のようにクリーンにすることを目的としている。
細かいホコリや窒素酸化物に加えて、悪臭も抑えるという。
インテリアといえば、「Sクラス」よりもさらに大きなスクリーンが「EQS」にはオプションとして用意される。
幅1.41メートルのMBUX(メルセデス ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」ハイパースクリーンは、車幅全体に広がり、人工知能と連動するようになっている。
有機ELテクノロジーのおかげで、ディスプレーは特にコントラストが豊かで、鮮明な黒を実現している。

EQSには、ダッシュボード全体に3つのスクリーンが張り巡らされた新しいハイパースクリーンが搭載されている。

最大700キロメートルの航続距離

メルセデスによれば、「EQS」は、最新のバッテリー技術のおかげで700kmの航続距離を兼ね備えているという。
これはおそらく100kWhのバッテリーで達成されるだろう。
350kWの充電容量を持つ急速充電ステーションでは、わずか20分で蓄電ユニットを80%まで充電することができる。
駆動方式は、今回のスタディモデルや「EQC」のコンセプトと似たようなものになるだろう。
2つのアクスルにそれぞれ1基の電動モーターが備わっていて駆動する。
メルセデスの電動フラッグシップセダンは、400から600馬力という範囲の異なるパワーバリエーションで利用可能になると噂されている。

Text: Katharina Berndt
Photo: Mercedes-Benz AG