【OZ Styling Note】WRCのDNAを足元に―GRヤリスに装着した「OZ Superturismo TGR-WRT」の実力とは?
2026年6月16日
ラリーのために生まれたクルマには、ラリーのために鍛えられたホイールがよく似合う。そんな言葉をそのまま体現しているのが、今回紹介する「OZ Superturismo TGR-WRT」だ。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)とOZ Racingの公式コラボレーションモデルとして誕生したこのホイールは、単なる“GRヤリス向けアフターパーツ”ではない。1990年代、WRCで一時代を築いたセリカGT-FOUR時代から続く、トヨタとOZの深い関係性を背景に持つ特別な存在である。
GRヤリスとの相性はまさに“純正以上”
今回装着したのは、GRヤリスRZ系にベストマッチする18インチ仕様。ひと目見て感じるのは、その完成度の高さだ。

ベースとなっているのは、OZの人気モデル「Superturismo LM」。そこにTGR-WRT専用デザインとして、センター部へ“OZ Racing”と“TGR-WRT”のダブルネームを配置。さらに、TGR-WRT公式ロゴ入りセンターキャップが与えられることで、通常モデルとは明確に異なる特別感を演出している。
そしてGRヤリスに装着すると、そのデザインは驚くほど自然に馴染む。
そもそもGRヤリス自体がWRCホモロゲーションモデルとして誕生した特別な1台であり、その開発思想には競技車両としての機能性が色濃く反映されている。軽量ボディ、専用4WDシステム、ワイドフェンダー、そしてラリー由来の空力思想――。そんな“競技ベース車”ともいえるGRヤリスに対し、「Superturismo TGR-WRT」のラリーテイストあふれるマルチスポークデザインは、まるで純正採用ホイールであるかのような一体感を見せる。
走りを支える機能美
このホイールの魅力は見た目だけではない。
細く多数配置されたスポークは、WRCをはじめとするモータースポーツの現場で磨かれてきた機能美そのもの。高い剛性と軽量性、そして優れた放熱性能を両立しており、ハードなスポーツドライビングにも対応する設計となっている。

実際にGRヤリスへ装着すると、足元の印象は一気にレーシーになる。特にマットダークグラファイトやマットブラックでは、GRヤリスの凝縮感あるボディとの相性が抜群だ。一方、レースホワイトを選べば、往年のWRCマシンを彷彿とさせる王道ラリースタイルが完成する。
単なるドレスアップではなく、「GRヤリス」というクルマのキャラクターそのものを際立たせる―それが「Superturismo TGR-WRT」の真価だろう。
“TGR-WRT公式”という特別な価値
近年、GRヤリス向けホイールは数多く存在する。しかし、このモデルが特別視される最大の理由は、やはり“TGR-WRT公式コラボレーション”という点にある。
現在のWRCにおいて、TGR-WRTとOZ Racingは実戦の最前線で戦うパートナーだ。GR YARIS Rally1やGR Yaris Rally2にもOZのレーシングホイールが投入され、そのノウハウは市販モデルにもフィードバックされている。
つまり、このホイールは単に“ラリー風”なのではない。本物のラリー活動と地続きにあるプロダクトなのだ。だからこそ、GRヤリスオーナーが装着したときに生まれる説得力が違う。
GRヤリスをさらに“完成”させる一本
GRヤリスは、ノーマルの時点で非常に完成度の高いスポーツ4WDだ。しかし同時に、オーナーの理想に合わせて育てる楽しさも持っている。その中でホイール交換は、もっとも効果的にクルマのキャラクターを変えられるカスタムのひとつだ。「Superturismo TGR-WRT」は、見た目のインパクトだけではなく、GRヤリスが持つWRCの血統をさらに強く感じさせてくれる存在である。
速さだけではない。
ストーリーまで手に入る。
それこそが、このホイール最大の魅力なのかもしれない。

OZ Racingについて
F1をはじめ、WRC、WECなど、モータースポーツのさまざまなカテゴリーにホイールを提供し、数々の勝利を支えてきたOZ。そこで培ってきたテクノロジーとイタリアの芸術的なデザインが融合するOZのホイールは、ヨーロッパはもちろんのこと、世界で、そして日本でも数多くのファンから支持されている。
関連リンク
OZ公式サイト:https://www.ozracing.com/jp/
Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)

