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この「モレロ パレス」は“高価な夢”そのもの モーターホームというより車輪の付いたホテル「イヴェコ デイリー」をベースにした「モレロ パレス 88 LB」の中古車情報

2026年5月16日

ドイツの中古車情報:これ以上ラグジュアリーなモーターホームはそう存在しない。このモーターホームはキャンピングカーというより、もはやペントハウスだ。

「モレロ パレス 88 LB(Morelo Palace 88 LB)」は、モーターホーム界でも絶対的トップクラスに属する存在だ。ここで重要なのは“キャンプ”ではなく、最高級の快適性を伴う贅沢な旅である。レザー、御影石、さらには独立した電源供給システムまで備えている。

ケルンで販売されているこの車両は2019年モデルで、走行距離は約75,000km。ワンオーナー車で整備記録も完備。さらに販売者によれば無事故車とのことだ。20万ユーロ(約3,800万円)超という価格帯を考えれば、これは当然求められる条件でもある。

イヴェコ デイリー(Iveco Daily)ベースのモレロ パレス88 LB:巨大で重量級、しかもフル装備。

全長は9m超、全幅は2.40m、重量はほぼ7.5トンに達するモレロは、まさに“ヘビー級”のモーターホームだ。搭載されるのは約204馬力を発生する3.0リッターディーゼルエンジン。オートマチックトランスミッションとリアデフロックを組み合わせている。

インテリア:ホテルのような豪華さ

モレロの室内空間もまた、別格の世界にある。フルレザー張りのインテリア、御影石テーブル、ソリッドサーフェス仕上げのキッチン、そして独立したトイレ付きのバスルームが、路上に“本物の住空間”をもたらしている。

フルレザーの内装、御影石テーブル、独立した居住空間、そして圧倒的な広さを備えるモレロ パレスは、まさに“走るホテル”だ。

さらに、引き出し式のプルダウンベッド、大型リアベッド、そして旅先の日常生活を快適にする数多くの工夫も備わる。4人が余裕を持って過ごせる空間があり、単に“寝る”だけでなく、“暮らす”ことまで可能だ。

技術面でもこの車両はトップクラスだ。720Wのソーラーシステム、大容量420Ahバッテリー、インバーター、衛星テレビ、エアコン、完全な電源供給システムにより、自給自足型の旅が可能となっている。

さらに前後アクスルのエアサスペンション、自動レベリング機能、大容量燃料タンクによって、高い移動快適性を実現。380リッターの清水タンクと包括的な車載設備を見る限り、このモレロが長距離旅行向けに設計されていることは明らかだ。

価格:こうした贅沢には当然対価が必要

豪華客船のようなバカンスに憧れるだろうか? しかし中古車であっても、それには相応の資金力が必要となる。新車時のモレロ パレスは、装備内容によっては30万ユーロ(約5,700万円)、あるいはそれ以上の価格だった。

快適に過ごすことができる設備が備わっている。

今回出品されている車両の価格は22万8,500ユーロ(約4,340万円)。新車価格から見ると、およそ25〜30%の値落ちとなる。

ただし注意すべき点もある。モレロのサイズ、重量、そして維持管理コストは、もはやトラック並みだ。必要な運転免許や保管場所の問題も、すぐに現実的な課題となるだろう。

その代わりに得られるのは、快適性という点でほとんど不満のない“移動する住まい”だ。まさに“ホイール付きラグジュアリー”である。

Text: Bianca Garloff
Photo: autoscout24.de