【このロールス製ピクニックセットなんぼ?】ある種のユーモアを込めて ロールス・ロイス ファントム ドロップヘッドに付属するピクニックセットの値段は?
2026年5月4日
ドイツの中古車情報:500時間の手作業で作られるロールス・ロイスのピクニックケースは4万ユーロ以上―それに見合うラグジュアリーコンバーチブルが付いてくる。
サドルレザー、チークウッド、ブラッシュドアルミニウム:このピクニックセットには最高の素材のみが使われている。おそらく世界で最も特別なピクニックセットのひとつであり、その製作には500時間もの手仕事が費やされている―当然ながら、その対価も相応だ。
冗談ではない。このピクニックハンパーは、いくつかの自動車よりも製造に時間がかかる。本来の用途であるピクニックに使うにはあまりにも貴重に見えるこのセットは、英国のラグジュアリーブランドロールス・ロイス(Rolls-Royce)の作品だ―他に誰が作るというのか。こうした特別な「ピクニックハンパー」はわずか50セットのみ、丹念な手作業で製作されたと言われている。価格は?4万ユーロ(約760万円)超だ!

さらに20万ユーロ(約3,800万円)を追加すれば、それにふさわしい車も手に入る:「ロールス・ロイス ファントム ドロップヘッド クーペ(Rolls-Royce Phantom Drophead Coupé)」だ。クーペという名称にもかかわらず、これは2007年に登場したファントムのコンバーチブル版である。リムジンですでに特別な存在感を放つが、このオープンモデルは豪奢さにおいて他に類を見ない。
全長5.60m超
全長5.61mのボディには、大人4人とピクニックセットを余裕で収めるスペースがある。巨大なボンネットの下には、伝統の6.75リッターV12エンジンが搭載され、460psと720Nmのトルクを発揮する。しかしここでは数値は二の次だ―重要なのはステータスである。そしてこのコンバーチブルは、その点で圧倒的だ。

特に人気が高いのは、デイタイムランニングライトに特徴的なLEDスリットを備えた初期モデルで、後のフェイスリフト(シリーズII」では控えめなデザインに変更された。ライン=ネッカー郡にあるオートモーティブセンターがまさにその1台を販売している。このXXLコンバーチブルは2009年1月に初登録され、走行距離はわずか18,473km―典型的な“晴天専用車”だ。
初代オーナーはクラシックな仕様を選択。ボディカラーは「ブラック ダイヤモンド」、インテリアはベージュの組み合わせだ。さらに「ブラウンオーク」の本木目ベニヤもオーダーされている。ただし、かつて8,330ユーロ(約158万円)したコンバーチブルトップ収納部のチークカバーは装備されていない。ブラックのファブリック製ソフトトップ自体も卓越した工学の結晶で、5層構造かつカシミア混素材を採用している。

このピクニックハンパーもまた印象的で、皿はWedgwood製の磁器、ワイングラスとデカンタはハンガリーで200年続く伝統製法により作られている。各セットに500時間の手作業が費やされることを考えれば、4万ユーロ(約760万円)超という価格も驚くにはあたらない。
新車価格は約50万ユーロ(約9,500万円)
なお、ベース車両は2007年の登場時点で約44万ユーロ(約8,360万円)と、このピクニックセットの約11倍の価格だった。装備を含めると、この「ロールス・ロイス ファントム ドロップヘッド クーペ」の新車価格は50万ユーロ(約9,500万円)を超えていたと見られる。走行距離2万km未満のこの入念に維持されたラグジュアリー・コンバーチブルは、現在24万4,900ユーロ(約4,653万円)で掲載されている。
そしてピクニックバスケットは?無料で付属する。あるいは見方を変えれば、バスケットに車が付いてくるとも言える。
結論:
もちろん本記事は多少のユーモアを交えて受け取るべきだ。ピクニックセットもロールス・ロイスも、一般的な人々にとって手の届く存在ではない。それでも、初期型の「ロールス・ロイス ファントム ドロップヘッド クーペ」は、史上最も威厳あるコンバーチブルの一つであり、なおかつ大人4人が優雅に移動できる数少ないモデルだ。













Text: Jan Götze
Photo: Automobilzentrum Rhein-Neckar

