【新着情報】アウディA1消滅の危機 アウディがA1の生産中止を考えている可能性が 果たしてその真相は?

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ショッキングなニュースである。あのアウディA1が存亡の危機に瀕している? アウディが人気小型車のA1の生産を中止し、廃止する代わりに電動A2を導入することを考えているという。その最新情報。

アウディA1が生産中止になる可能性がある。英「Autocar」誌によれば、アウディのボスである、マーカス デュースマン氏が、その可能性をほのめかしたと言う。彼は、VWグループ内には、市場で大きく成功し、大量に生産されている他のブランドのモデルがあるため、「A1」は現在疑問視されていると述べたとされる。彼がどの車を指して言っているかは明白だ。「アウディA1」は、「VWポロ」、「シュコダ ファビア」、「セアト イビーサ」とグループ内で競合している。さらに近年、小型車は利益率が低いため、メーカーにとって魅力的ではなくなってきている。同時に、排出ガス規制や安全規制をクリアしなければならず、顧客は低価格でより多くの技術を期待している。そこでデュースマン氏は、「Q2」のような小型SUVが、将来的にアウディの世界への新たなエントリーモデルになることを想定しているようだ。

代わりに電動A2がやってくる可能性がある

どうやらアウディは、「A1」の後継モデルとして、電動「A2」の開発に取り組んでいるようだ。デザインスタディの名称は「AI」だ。2019年に発表された「me from」デザインスタディがベースモデルとして機能する可能性がある。アウディのボスは、電動の小型モデルが社内部で検討議論されていることを、「Autocar」誌に明らかにしている。「正確にこのデザインでとはいかないかもしれませんが、私はこのモデルが気に入っています。」と彼は語っている。また、デュースマン氏は、電気自動車との重複を避けるため、今後10年間でより多くの内燃機関モデルを段階的に廃止するとも発表している。

電動A2は2019年に発表されたデザインスタディ「AI」: 「me study」がベースモデルになる可能性がある。

「小さな高級車」、アウディA1はそういうクルマだった。最初のアウディA1は特にその傾向が強く、コントラストルーフや、様々なオプション装備はプレミアムブランドとして恥じることのない高級感を演出していたと思う。当然のことながら価格は同じセグメントでも圧倒的に高かったが、小さな高級車なのだからそれは当たり前だったともいえる。今回、そんなアウディA1がなくなってしまうかも、という記事を読んで思ったことは、小さな高級車にEVというのはなかなか良い組み合わせなのではないだろうか、ということである。もちろんシャシーやインテリアやエクステリアといった、基本的な部分が高級であることは大切だが、そのパワーユニットにEVというのはより高級でスムーズな走りの上では良い方向に加算するのではないだろうか。スムーズで静かでトルクのあるパワーユニット、それは高級車の必須のものだろう。だからこれからの時代、高級車こそEV、という進化は正しい方向なのだと思うし、大いに期待したい。

Text: Katharina Berndt
加筆: 大林晃平
Photo: Audi AG