【140年、140カ所】新型「メルセデス・ベンツ Sクラス」によるグローバルジャーニー その16 南部横断の先“革新都市オースティン”へ
2026年4月17日
アメリカ南部を横断する今回のルートは、単なる移動ではない。アラバマ州タスカルーサを起点に、ルイジアナ州モンローを経て、テキサス州オースティンへ到着。この行程には、アメリカ南部特有の風土と、時代の変化を象徴するコントラストが凝縮されている。
タスカルーサは、メルセデス・ベンツの北米生産拠点を擁する“製造の現場”である(GLE/GLS)。ここから旅立つ新型Sクラスは、ブランドの現在進行形を体現する存在だ。その足取りは、ミシシッピ川流域に広がる豊かな自然と、歴史を刻む南部の街並みを貫いていく。
中継地モンローでは、ルイジアナ特有の湿潤な空気と広大な平野が広がる。こうした環境下において、新型Sクラスは長距離移動における快適性、路面追従性、そして圧倒的な静粛性を際立たせ、“移動の質”そのものを一段引き上げる。
そして辿り着くのが、テキサス州オースティン。州都でありながら、IT産業とカルチャーが融合した全米有数のイノベーション都市であり、テスラをはじめとする先進企業の集積地として急成長を遂げている。「シリコンヒルズ」とも称されるこの街は、自由な気風と創造性に満ち、「Keep Austin Weird」というスローガンに象徴される独自の文化を育んできた。

そのオースティン近郊に位置するのが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(Circuit Of The Americas)である。全長約5.5kmのこの常設ロードコースは、F1をはじめとする世界最高峰のモータースポーツが開催される舞台であり、起伏に富んだレイアウトと急勾配のターン、そして象徴的な展望タワーによって知られる。高速域から低速コーナーまで多彩なセクションを備え、車両の総合性能が試されるこの地は、単なるレーストラックを超えた“走りの聖地”とも言える存在だ。

この舞台において、新型Sクラスは単なるラグジュアリーサルーンの枠を超えた存在感を放つ。洗練された乗り心地と高度な運動性能、そして最先端の安全技術を融合させたその姿は、モータースポーツの極限と日常の快適性をつなぐ架け橋のようでもある。
アメリカ南部の歴史的風土から、未来志向の都市オースティン、そして世界屈指のサーキットへ。このルートは、メルセデス・ベンツが歩んできた「伝統と革新」の軌跡そのものを象徴している。


新型Sクラスは、そのすべての道程において、“移動の価値”を更新し続けている。
Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:Mercedes-Benz Group

