「Audi R8 LMS GT4」がスーパー耐久第1戦でクラス優勝を飾る
2026年4月10日
アウディ ジャパンは、カスタマーレーシング活動の一環としてサポートするチーム「TECHNO FIRST」が、2026年スーパー耐久シリーズ第1戦(モビリティリゾートもてぎ)において、Audi R8 LMS GT4でST-Zクラス優勝を達成したと発表した。これにより同車は、2025年最終戦(富士)からの連勝を記録するとともに、2022年の初参戦以来通算4勝目を挙げ、改めてその競争力と耐久性能の高さを証明した。
スーパー耐久シリーズは、GT3やGT4、TCRなど多様なカテゴリーのマシンが混走し、スピードと信頼性を総合的に競う国内屈指の耐久レースだ。今回のST-ZクラスにはGT4車両12台が参戦し、ハイレベルな戦いが展開された。Audi R8 LMS GT4は、市販車であるR8クーペと60%以上のパーツを共有しつつ、レース専用に最適化された構造を採用。高い安全性と耐久性、さらに優れた整備性とコスト効率を兼ね備える点が特徴であり、カスタマーチームにとって扱いやすいパッケージとなっている。

レースでは、加納政樹、大草りき、安田裕信の3名がドライバーを務めたTECHNO FIRSTが予選4番手からスタート。決勝では戦略が勝敗を分ける展開となった。序盤に導入されたフルコースイエロー(FCY)直前という絶妙なタイミングでピットインを行ったことで、実質的なトップポジションを確保。終盤はライバル勢の激しい追い上げを受け、残り10分の時点で差は1秒以内にまで縮まる接戦となったが、最終スティントを担当した大草が冷静にペースをコントロール。最終的に0.976秒差で逃げ切り、シーズン初戦を勝利で飾った。
また、アウディ ジャパンは2016年以降、Audi Sport customer racingの一環として専用パーツトレーラーを全国のサーキットに展開。車体やトランスミッション、エンジンなど約4,200アイテム、総数約14,000点の部品を常時搭載し、レース中のあらゆるトラブルや状況変化に対応可能な体制を整えている。こうした包括的なサポートが、カスタマーチームの安定した戦績を支える重要な要素となっている。

今回の勝利は、車両性能のみならずチームの戦略、ドライバーの判断力、そしてメーカーのバックアップ体制が高次元で融合した結果と言える。シーズンはまだ始まったばかりだが、Audi R8 LMS GT4とTECHNO FIRSTの今後の戦いにも大きな期待がかかる。
Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:アウディ ジャパン

