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「イタリア・ハーフマラソン 2026 - エンツォ・フェラーリ・メモリアル」が今年もフェラーリの施設を開放して開催された

2026年4月10日

2026年3月29日、イタリア・マラネッロで開催された「イタリア・ハーフマラソン―エンツォ・フェラーリ・メモリアル(ITALY HALF MARATHON 2026 – ENZO FERRARI MEMORIAL)」が盛況のうちに幕を閉じた。

2年連続で主催パートナーを務めたフェラーリは、通常は一般公開されない自社の象徴的施設を特別開放し、他に類を見ないランニング体験を提供。モーターバレー地域との強固な結びつきを改めて印象づけた。

コースには、マラネッロ本社の中央通りやフィオラノ・サーキット、さらに新設のeヴォルテックス・サーキットが組み込まれ、産業遺産と地域文化を体感できる特別なレイアウトが実現。マラネッロ、フィオラノ・モデネーゼ、フォルミジネ、モデナの4自治体を結ぶ21.097kmの本格レースは、フェラーリ博物館前をスタートし、モデナ中心部ピアッツァ・ローマでフィニッシュを迎えた。

フィオラノはじめフェラーリの施設が解放された。

大会には1万5000人がエントリーし、そのうち32%が世界88カ国からの海外参加者と、国際的な広がりを示した。優勝は男女ともにケニア勢が制し、男子はデニス・キプルト、女子はレジーナ・ワンブイ・ンドゥグがトップでゴール。イタリア勢ではトーマス・デステとサラ・ボッタレッリが最上位となった。加えて、10kmの非競技レースや5kmのファミリーランにも約7000人が参加し、誰もが楽しめるイベントとしての側面も際立った。

女子の上位入賞ランナー。

特筆すべきは、完走メダルの製作においてもフェラーリらしさが貫かれている点だ。再生アルミニウムを用い、5軸加工機による精密成形と熟練技術者の手作業仕上げを組み合わせ、さらにセラミックサンドブラストやポリッシュ加工、レーザー刻印によって一点ごとの個性を際立たせる。収納ケースには車両内装と同じレザーが用いられ、伝統と最先端技術の融合を象徴する仕上がりとなっている。

フェラーリならではの特別なメダル。

また、本大会の収益は運営費を除き、コース沿線の自治体におけるスポーツ施設や学校施設の整備・改修に充てられる予定で、地域社会への長期的な貢献も大きな柱となる。

フェラーリ旧正門前での記念撮影。

フェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャは、「この大会は単なるレースではなく、人々のエネルギーと結束を生み出す舞台だ」と述べ、企業として地域社会へのコミットメントを強調。イタリア・ハーフマラソンは、国際的スポーツイベントとしてだけでなく、地域と未来をつなぐ象徴的な存在としてその価値を高めている。

Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:Ferrari Japan