【新着ニューモデル情報】新型DS 4デビュー間近 すべての情報

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DSオートモビルは、2月3日、オンラインで2021年に市場投入される「DS 4」のニューモデルを発表した。新型「DS 4」は、やや角張ったデザイン、整然としたインテリアと、シャシーにカメラコントロール機能を搭載。その市場投入時期、エンジン、プラグインハイブリッドシステム、インテリア、「DS 4クロス」バージョン、パフォーマンス、サイズ等、最新情報をお届けする。

市場投入時期

先代「DS 4」の生産が終了してから3年、新世代のコンパクトSUV風セダンが発表された。
「DS 7クロスバック」や「DS 9」同様、PSAグループの「EMP2」プラットフォームをベースに、リュッセルスハイムにあるオペルの工場で製造されるDSブランド初のモデルとなる。
今回DSは一度に3つのバリエーションを発表した。
「ベースモデル」、より堅牢な「クロス(Cross)バージョン」、スポーティな「パフォーマンスライン(Performance Line)」の3種類だ。
市場投入は2021年末を予定している。

より大きく、より肉厚で角張ったモデル

ビジュアル的には、「DS 4」はかなり成長している。
一見するとSUVと見間違えるほどの肉厚なルックスだ。
フロントは、さらに進化したDSライトシグネチャーが支配的で、マトリクスLEDヘッドライトのデイタイムランニングライトがエプロンに結合されている。
もちろん、同ブランドらしい大型グリルも見逃せない。
サイドでは、シャープなエッジが強調されたフラッシュドアハンドルとCピラーが目立つ。
リアエンドはかなりワイドな印象だ。
これはボディデザインだけでなく、ナローテールライトも幅広さを強調している。
角張った2つのテールパイプトリムがエプロンの左右に埋め込まれている。
サイズ的にも、先代に比べて、新型「DS 4」はやや成長していて、
● 全幅: 1.83メートル
● 全長: 4.40メートル
● 全高: 1.47メートル
というプロフィールとなった。

小さなエクストラスクリーンでインフォテインメントをコントロール

最初の写真を見る限り、インテリアは上質で整然としているように見える。
真新しい機能は、オートマチックトランスミッションのコントロールユニットの上に配置された5インチのタッチスクリーンだ。
このスモールサイズのスクリーンを使ってインフォテインメントにアクセスできるようになっている。
DSはこれを「フィンガーチップコントロール(指先制御)」と呼んでいる。
このコントロールシステムにより、運転席と助手席は、スワイプで画面を横切ったり、指で住所を書いたりすることができるようになっている。
「DS 4」は音声(ボイス)およびジェスチャーコントロールにも対応している。
さらに、10インチのセンタースクリーンは、従来通りのタッチ操作も可能となっている。
スピードメーターはもちろんデジタル式だ。
道路から目を離さないように、21インチのヘッドアップディスプレイがあり、最も重要な情報を道路に映し出すようにできている。
その他、DSは主に上質な素材を重点的に採用していて、レザー、アルカンターラ、鍛造カーボン、ウッド、時計の文字盤に使われているようなエンボス加工など、さまざまな種類の素材が活用されている。
「DS 4」のシートは一新され、特に快適性に優れたものに改良されたという。
シート表皮にはシボ加工を施したレザーが採用されている。

カメラコントロール(制御)の新シャシーを採用

技術革新により、多くの新しい機能を獲得している。
例えば、新型「DS 4」はレベル2の半自律運転を備え、車線を維持したり、カーブで速度を自動的に調整したりすることができるようになっている。
ただし、ドライバーはステアリングホイールから手を離すことはできない。
カメラを介して制御される「アクティブシャシー」も新しい。
路面とクルマのすべての動きを解析し、各ホイールで個別にダンパーを調整する。
もう一つのカメラはラジエターグリルに設置されている。
これは赤外線で動作し、夜間や夕暮れ時に最大200メートル離れた場所にいる歩行者や動物を識別する。
そして、室内の良好な空気は、微細なほこりを検出する追加フィルターを備えたシステムによって確保されている。

DSでは、ベースモデルに加えて、2種類のバリエーションを用意している。
● アンダーライドプロテクション、無塗装バンパー、ルーフレールを装備した、より頑丈で堅牢な「DS 4クロス」には、トラクションコントロールの向上に加え、「サンド(砂)」、「スノー(雪)」、「マッド(泥)」のドライビングモード、並びに「ダウンヒルアシストコントロール」を装備したオプションを設定している。
● 「DS 4パフォーマンス ライン」は、ステアリングホイールにカーボンインサートを採用し、ブラックペイントとレッドのアクセントを加えたスポーティな外観となっている。

プラグインハイブリッドとしても

新型「DS 4」には、古典的な内燃機関に加えて、「E-テンス(E-Tense)」という名前のプラグインハイブリッドモデルも投入される。
「E-テンス(E-Tense)」は、180馬力の4気筒と110馬力(81kW)の電総モーターが、225馬力と360Nmのシステム出力を提供する。
また、12.4kWhのバッテリーを搭載し、純電気での航続距離は50kmを実現している。
新型「DS 4」のラインナップには、130、180、225馬力の3種類の純ガソリンエンジンと、130馬力のディーゼルエンジンも用意されている。
変速はすべて8速オートマチックで行われる。

「DS 4」は今までちょっと目立たない存在だったが、今回はその反省を活かしたのか、大幅にフルモデルチェンジして登場した。
ハイブリッドモデルや、各種安全デバイスの装備などは他の車に追いついたということだが、それでも大きなアピールポイントになることは間違いない。
車の性格としても、今までの地味な感じから、思い切ってクーペSUV的な、かなり振り切ったデザイン手法にモデルチェンジしてきたことは正解だと思う。
ここまで完成度を高めれば販売的にもかなり訴求しそうには思うが、あとはDSというブランドの認知力とシトロエンとの住みわけの問題だけだろうか。
温和で平和だがデザイン的にかなり新しい方向を進むシトロエンに対し、DSはかなりアヴァンギャルドでラグジュアリーという方向に振っているように思われる。今回のフルモデルチェンジでその性格は一層強められたといえよう。

Text: Katharina Berndt
加筆: 大林晃平
Photo: DS Automobiles