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アネスト岩田の地域密着イベント「BLUE LINK FES.(ブルーリンクフェス)」が今年も盛大に開催

2026年3月18日

2026年2月15日、春を思わせる穏やかな陽気のなか、神奈川県横浜市のアネスト岩田本社で「BLUE LINK FES.」が開催された。本イベントは、モビリティを軸にしながらも、家族連れや地域住民まで幅広く取り込んだ体験型イベントとして実施された。

会場に足を踏み入れるとまず目を引くのが、白バイやGT-Rパトカー、消防車といった“働く車”の展示だ。これらは単なる展示ではなく、来場者が実際に乗り込める形で開放されており、子どもたちだけでなく大人の関心も強く引きつけていた。普段は距離のある存在である車両を、身体的な体験として理解できる機会は貴重であり、本イベントの性格を象徴するコンテンツと言える。

9時30分の開場とともに多くの人が会場に訪れた。
GT-Rパトカーをはじめ白バイ、消防車などの働く車は大人気。

会場全体は回遊性の高いレイアウトとなっており、複数のフードトラックが並ぶことで滞在型イベントとしての完成度も高い。さらにトランポリンなどのキッズ向けコンテンツも設置され、終日ファミリー層で賑わいを見せていた。加えて、横浜F・マリノスのキャラクターが登場し、来場者との交流や撮影が行われるなど、地域イベントとしての一体感も強く感じられた。

ファミリーで楽しめる「BLUE LINK FES.(ブルーリンクフェス)」は毎年参加者が増えている。

一方で、モビリティの多様性を示す展示も見逃せない。アネスト岩田がスポンサーを務める自転車ロードレースチーム「TEAM UKYO」が来場し、競技用バイクの展示や来場者との交流が行われた。軽量化と効率を極限まで追求した自転車の構造は、自動車とは異なるアプローチながら“移動体”としての本質を強く意識させる存在である。

アネスト岩田はツールドフランス出場を目指す「TEAM UKYO」をサポート。

そして本イベントのハイライトとなったのが、アネスト岩田レーシングの2026年シーズン体制発表だ。会場ではファンを前にしたかたちでプレゼンテーションが行われ、新体制の詳細とともにGTマシンが披露された。

発表によれば、チームは2026年シーズンより老舗チームGAINERとの連携をさらに強化し、「アネスト岩田ゲイナーレーシング」としてSUPER GTに参戦する。車両は従来のレクサスRC F GT3ベースから一新され、日産フェアレディZ(RZ34)をベースとした新型GTマシンへとスイッチ。さらにドライバーラインアップも変更され、安田裕信がAドライバーとして継続参戦、新たにリ ジョンウが加わる体制となる。

現役レーシングカーを間近に見て触れる貴重なチャンスにファンは大喜び。

この“車両変更+体制強化”は、参戦4シーズン目を迎えるチームにとって明確なステップアップを意味するものだ。アネスト岩田が創業100周年という節目を迎える年に、競技面でも飛躍を狙う意志が強く打ち出された格好である。

GTマシンのアンベールでは、来場者が一斉にカメラを構え、その瞬間を逃すまいとする姿が印象的だった。地域イベントの一コンテンツでありながら、その場に流れる空気は明らかにモータースポーツのそれであり、会場の温度を一段引き上げる役割を果たしていた。

こうして振り返ると、「BLUE LINK FES.」は単なるローカルイベントではない。働く車、スポーツ、家族向け体験、アネスト岩田の製品紹介、そして本格的なレース活動発表までを一つの場に同居させることで、“モビリティ”という概念を多層的に提示していた。重要なのは、それらが無理なく共存していた点だろう。

エアブラシなど屋内外でアネスト岩田の製品を知ることができるコンテンツも。

モビリティが専門領域から日常へと拡張していく現在、このようなイベントの持つ意味は小さくない。見るだけでなく触れ、体験し、理解する—そのプロセスを自然に提供する「BLUE LINK FES.」は、今後のイベントのひとつの理想形を示していたと言える。

Text&Photo:アウトビルトジャパン