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さよなら日産?日産エスピノーサCEOが売却の可能性を否定しなかった発言が話題に!

2026年3月7日

日産は現在、同社史上最大級の変革の真っただ中にある。そして新CEOが語った率直すぎる言葉が、大きな波紋を呼んでいる。

日本の自動車メーカーである日産は現在、歴史上でも最大規模のリストラクチャリング(事業再編)の一つに直面している。巨額の損失、大規模なコスト削減プログラム、そして時代遅れとなりつつあるモデルラインアップが、同社に強いプレッシャーを与えている。

こうした中、新CEOのイヴァン エスピノーサ(Ivan Espinosa)が、異例とも言えるほど率直な発言で注目を集めた。

英紙「Financial Times」のインタビューでエスピノーサCEOは、日産が厳しい状況に置かれていることを認めた。極めて競争の激しい環境の中で、この規模の企業が存在感を保ち続けることはますます難しくなっているとし、企業として「オープンで柔軟であること」が不可欠だと述べた。

そして「将来、日産が売却される可能性はあるのか」という直接的な質問に対し、エスピノーサCEOは驚くほど明確にこう答えた。「この狂った世界では、何が起きてもおかしくない。」

日産、巨額赤字を予想

この発言が出た背景には、すでに進行中の大規模な再建プログラムがある。日産は今期、約42億ドル(約6,636億円)の純損失を見込んでいる。前年もすでに約45億ドル(約7,110億円)の赤字を計上していた。

コスト削減と収益回復を目的として、世界各地の複数の工場が閉鎖される予定で、従業員数も大幅に削減される見通しだ。再編の結果、最大で約2万人の雇用が失われる可能性がある。

日産は現在、同社史上最大の変革の真っただ中にある。

ホンダとの提携交渉は決裂

一つの解決策になり得たのが、ホンダとのより緊密な協力関係だった。しかし、関連する協議は約1年前に打ち切られている。報道によると、その理由はホンダ側が「提携強化の際には合弁会社の経営を主導する」という提案を行ったことだった。日産はこれを事実上の買収提案と受け取り、交渉から撤退したとされる。

ルノーとの関係も変化

また、長年の提携相手であるルノー(Renault)との関係も最近変化している。フランス側は日産株の保有比率を段階的に引き下げており、協力関係自体は続くものの、戦略的な結び付きは数年前よりも弱まっている。

日産は新型車攻勢へ

それでも日産は、自力での立て直しを強調している。その柱の一つが新型車開発のスピードアップだ。完全新規モデルは約37か月で開発し、マイナーチェンジなどのモデル更新は約2年半で行う計画だという。同時に、多数の新型車も準備されている。「マイクラ(Micra)」、「リーフ(Leaf)」、「ナバラ(Navara)」といったモデルは次世代型への刷新が予定されており、再び販売店へ顧客を呼び戻す狙いがある。さらに、「エクステラ(Xterra)」の復活や、新しい「スカイライン(Skyline)」の登場も検討されていると報じられている。

日産が今後も独立を維持するのか、それともより大きなパートナーと手を組むのか。現時点ではまったくの未知数だ。ただ一つ確かなのは、この老舗メーカーが創業以来でも最も困難な局面の一つに直面しており、早急に軌道を立て直す必要があるということだ。

Text: Bianca Garloff
Photo: Nissan