新着ショートニュース いよいよ登場間近 アウディQ4 e-tronスポーツバック 最新情報!
2021年1月31日
アウディのコンパクト電動SUV、新型Q4 e-tronスポーツバック、いよいよ登場。その価格、コンセプト、サイズ、販売開始時期、エンジン、性能、航続距離は? 「Q4 e-tronスポーツバック」は、これほどスタイリッシュなモデルだ。アップデート情報をお届けする。
このスタディモデルは、ほぼ生産に向けての準備が完成しているようだ。
そして、アウディQ4 e-tronは、スポーツバッククーペのバリアントとしても利用可能になる。
また、出力は306馬力までアップする。
第1報をお届けする。
「アウディQ4 e-tron」の電動SUVは、将来的にはクーペのような傾斜したルーフラインを持つスポーツバックとしても販売される予定だ。
当ウェブサイトでも既報の通り、アウディは2020年夏に「Q4 e-tronスポーツバック」のスタディモデルを発表した。
そのスタディモデルは、すでに市販されているモデルのボディをベースにしており、唯一ドアハンドルのみが欠落していた。
全長4.60メートルのQ4は、その外観が少なくともミッドサイズと言ってもいいほどであるにもかかわらず、コンパクトクラスのアッパーエンドに位置している。
寸法的には、「Q4 e-tronスポーツバック」と「Q4 e-tron」の差は、ミリ単位(全長マイナス1センチ、全高プラス1センチ)でしか違わない。
ただし、クーペバージョンである「Q4 e-tronスポーツバック」でも、その傾斜したルーフラインのせいでトランクスペースが小さくなってはいるものの、アクスル(車軸)上の小さな電動モーターと車の床にフラットにインストールされたバッテリーのおかげで、乗客や荷物のための十分なスペースは確保されている。
最も強力なQ4 e-tronスポーツバックは306馬力を発揮する
バッテリーサイズは、全輪駆動だけでなく、後輪駆動との組み合わせで、3種類のサイズが用意される。
トップモデルはQ4 e-tron Sで、全輪駆動、306馬力だ。
82kWhのバッテリーを満タンにして450kmの航続距離を想定している(出力が高いほど航続距離は50km伸びるらしい)が、理想的な条件では急速充電30分後には、蓄電ユニットが80%にまで回復するはずだ。
室内には、フルデジタルコックピットと大型ヘッドアップディスプレイを兼ね備えると予想される。
「アウディQ4 e-tronスポーツバック」は2021年夏(日本では2021年10月の予定)にはローンチされる予定で、より落ち着いた兄弟車である「Q4 e-tron」と同時に発表される。
そして、その価格もQ3よりも大幅に高価になるとは予想されていない。
おそらく40,000ユーロ(約510万円)以下の金額からとなるはずだ。
アウディのEV化計画も2021年はさらに加速する傾向にある。今までの完成度からすれば、このアウディQ4 e-tronスポーツバック(名前が長い)の完成度はかなり高く、本気で自動車メーカーがEVを作るとこれくらいのレベルになる、という一台であろう。
デザイン手法も最新のアウディのモチーフを生かしながらも、明らかに進化していることがわかるし、この写真のままではないにせよ、未来的なものであることは間違いない。
常にEVでは取り上げられる航続距離と価格の問題はまだ何とも言えないが、今回のレポートを読む限りなかなか頑張ったものになるらしい。今年もヨーロッパはEVに向けて加速中であることだけは間違いない。
Text: autobild.de
加筆: 大林晃平
Photo: Audi AG