BYD、プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティFCとグローバル戦略的パートナーシップを締結
2026年2月25日
新エネルギー車(NEV)と持続可能なモビリティ分野で世界をリードするBYDがイングランドプレミアリーグの強豪、マンチェスター シティFCとオフィシャルオートモーティブパートナー契約を締結した。テクノロジー企業と世界的フットボールクラブによる、象徴的な協業が始動する。
今回の契約は、単なるスポンサーシップの枠を超える。BYDグループが持つ電動化技術とエネルギーソリューションを軸に、クラブ運営の現場へ実装レベルで関与する、包括的な戦略的パートナーシップだ。
トレーニングキットにBYDロゴ掲出、車両・充電インフラも提供
具体的な取り組みとして、BYDおよびプレミアムブランド「DENZA」の車両をクラブへ提供。さらに、男子・女子・育成チームが拠点とする最先端施設「シティ・フットボール・アカデミー」において、車両充電設備や蓄電池システムを導入し、新エネルギー技術の実装を進める。
2026年2月11日より、男子トップチームのトレーニングキット袖部にBYDロゴが掲出され、来シーズンからは女子トップチームにも展開。加えて、本拠地「エティハド・スタジアム」では、ベンチのヘッドレストへのロゴ掲出など、スタジアム全体でブランド露出を強化する。

さらに象徴的なのが、BYD車両1台がプレミアリーグおよび国内カップ戦のホームゲーム開催時、男子トップチームの公式バスをスタジアムまで先導する役割を担う点だ。ピッチ外でも電動化の存在感を明確に打ち出す。
国際サッカー界でのプレゼンス強化
BYDはこれまでも「UEFA EURO 2024」および「UEFA U-21 欧州選手権 2025」の公式スポンサーを務めてきた。今回の契約は、国際サッカー界でのプレゼンスをさらに高めると同時に、ブランドおよび車両・技術製品のグローバル認知拡大を加速させる戦略の一環と位置づけられる。
両トップが語る「卓越性」と「持続可能性」
BYDエグゼクティブ・バイスプレジデントのステラ・リー氏は、「マンチェスター・シティFCは卓越性、革新性、そして限界を超える勇気を体現している。それはBYDのDNAに深く根ざした価値観だ」とコメント。今回のパートナーシップは、サッカーやモビリティの枠を超え、テクノロジーを通じて人々を結びつけ、より持続可能な未来を推進する取り組みだと強調する。
一方、シティ・フットボール・グループCEOのフェラン・ソリアーノ氏も、「技術と革新を通じて世界をより良くするという志は、クラブが共有する価値観そのもの」と述べ、環境的に持続可能な未来の創出に向け、業界リーダーとの協業を進めていく姿勢を示した。

【BYD(比亜迪/BYD Company Limited)について】
BYDはバッテリーメーカーとして創業し、2008年には世界初の量産型プラグインハイブリッド車を投入。以降、EVとPHEVの両分野で急成長を遂げ、2025年12月にはNEV累計生産台数1,500万台を達成した。2025年の世界販売台数は460万台超、そのうち100万台以上が海外市場向けだ。
【BYD Autoについて】
2003年に設立されたBYD Autoは、純電動車およびプラグインハイブリッド車の開発に特化し、バッテリー、電動モーター、パワーエレクトロニクス、車載半導体といった新エネルギー車の全バリューチェーンで中核技術を保有。ブレードバッテリー、DM-i/DM-p/DMOハイブリッド、e-Platform 3.0、CTB構造、DiSusインテリジェントボディコントロールシステム、Xuanjiアーキテクチャなど革新的技術を次々と実用化し、世界で初めて化石燃料車の生産を停止した自動車メーカーである。
【DENZAについて】
「Elegance, Innovation, Technology」を掲げる DENZA は、2010年にBYDとメルセデス・ベンツの共
同出資により設立され、2024年にBYDの完全子会社となった。「テクノロジーでラグジュアリー
を再定義する」という信念のもと、ユーザーと共に未来を創るプレミアムブランドとなっている。DENZAは「ビークル・インテリジェンス」戦略を軸に、MPV、SUV、セダンの全カテゴリーで豪華ラ
インナップを展開。独自技術プラットフォーム「e³(イーサンファン/易三方)」を搭載し、進化し続け
る新たなラグジュアリー体験を世界中のファミリーへ提供している。
電動化とフットボール。異なるフィールドで頂点を目指す両者が、持続可能性という共通言語で結びついた。BYDにとって今回の契約は、単なるブランド露出ではない。グローバル市場での存在感を決定づける、戦略的布石といえる。
Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:BYD

