【ハイパーカーチューニング】チューナーのマンソリーが手掛けたハイパーカー「マンソリー ケーニグセグ ジェスコ」が過激すぎる!
2026年2月21日
マンソリー ケーニグセグ ジェスコ(Mansory Koenigsegg Jesko):マンソリーが、ついに極めてエクスクルーシブなハイパーカーのチューニング分野へと足を踏み入れた。大量のカーボンファイバー、カナード、そしてターコイズのインテリア―その内容は明快だ。
マンソリーといえば、控えめとは言い難いチューニングで知られる。鮮烈なカラーの「メルセデス Gクラス」や、カーボンを過剰なまでにまとったランボルギーニのモデル群は、プファルツ地方を拠点とするチューナーの“持ち味”だ。だが今回手がけた「ケーニグセグ ジェスコ(Koenigsegg Jesko)」では、より洗練された表現も可能であることを示す。同時に、超限定生産ハイパーカーという新たなリーグへ進出した。
チューニング対象としてのハイパーカー
新境地の開拓―それが、マンソリーが「ジェスコ」をベースにフルカーボン製エアロダイナミクスパッケージを装着した理由なのかもしれない。これまでにも「ランボルギーニ ウルス(Lamborghini Urus)」、「ランボルギーニ テメラリオ(Lamborghini Temerario)」、「フェラーリ 12チリンドリ(Ferrari 12Cilindri)」といった高額モデルを手がけてきたが、純然たるハイパーカーはポートフォリオになかった。
このスウェーデン製ハイパーカーは、価格およそ300万ユーロ(約5億5500万円)、生産台数わずか125台。しかもスペックシートは、空力追加なしでも圧巻だ。5.0リッターV8ツインターボは最高出力1600ps、最大トルク1500Nmを発生。車両重量はわずか1420kg(Jesko Attack)。その結果、0-100km/h加速は約2.5秒という世界だ。
視覚的に「ジェスコ」は申し分ない。「Attack」であれ「Absolut」であれ、多くのスーパーカー愛好家にとってはすでに“完成形”と称される存在だ。とはいえ、改良の余地は常にある。
合計17点のカーボンパーツ
マンソリーのコンバージョンは「ジェスコ アタック(Jesko Attack)」をベースとする。サンドカラーのハイパーカーには、新設計フロントスプリッター、形状変更されたエアインテーク周囲、追加カナードが与えられた。すべて軽量化と性能向上を狙ったカーボンファイバー製だ。
ボンネットも再設計され、広範囲にカーボンをあしらい、エアフロー改善のための開口部が追加された。ただし、もともと高度に洗練された「ジェスコ」の空力性能に対し、これらの変更がどこまで寄与するかは未知数だ。

ボディ側面には、フロントホイールアーチ後方に新設カーボンエクステンション、ドア部にカーボンアクセント、そして同素材の新設計サイドスカートを追加。足元はブラックホイールで引き締め、ブレーキキャリパーはボディ同色で統一された。

リアは、もともとハイパーカー界でも屈指の迫力を誇るが、さらに手が加えられた。2分割式リアウイングは新しいエンドプレートを採用し、リア全幅にわたるカーボンリップを追加。加えて新設計ディフューザーと、F1マシンを彷彿とさせるセンター配置ブレーキライトが組み合わされる。

インテリアは“マンソリー流”全開
一方、室内は明確にマンソリーのシグネチャーが表れている。バケットシートはターコイズレザー張り。ドアパネルの一部、ステアリングホイール、センターコンソール、ルーフライナーも同色で統一された。カーボンアクセントとブラックのコントラストステッチが仕上げを担う。強烈だが、全体としては一貫性のある演出だ。
プレゼンテーション動画のYouTubeタイトルによれば、改造後の「ジェスコ」の価格は400万米ドル(約6億1200万円)に達するという。このクルマを購入できる層にとっては、おそらく“誤差”の範囲だろう。
YouTube動画:https://youtu.be/iDk30stUZGo
Text: Nele Klein
Photo: Mansory

