新着ニュース ニッサンからウィンターキャンパーのコンセプトモデル登場 その詳細

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2021年に登場予定のニッサンの電動オフロードキャンピングカー、「ニッサンe-NV200ウィンターキャンピングカーコンセプト」はニッサンの電動オフロードキャンピングカーであり、このオール電化キャンパーは雪の中の移動式オフィスとしても使える。第1報。

ニッサンは、電動バン「e-NV200」をベースにオフロードキャンピングカーを作った。
この車でニッサンは「冒険と電動エネルギー」の共生を目指しているという。
つまり、マーケティング的な言葉を使わずに言えば、スキー場の目の前を走ることができる電動キャンピングカーなのだ。
現在の様なコロナウイルスの時代には、ホームオフィスにノートパソコン以上のものを必要としない人も、自然の中で移動可能な仕事場として電動キャンピングカーを使うという選択肢が増えることになる。

基本的な装備は揃っている

ベースモデルと同様に、「ウィンターキャンピングカー」には80kW(109馬力)の電動モーターが搭載され、40kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は275kmを備えている。
しかし、その航続距離は、低温時には現実的な200km前後に落ち着く可能性が高い。
やはり、実際に試してみなければ、この電動キャンピングカーが冬場にどれだけ適しているのかはまだわからない。
いずれにしても、ポップアップルーフ、折り畳み式ベッド、小さなキッチンを備えたキャンピングカーは、2人分のスペースを装備している。
幅の広いフェンダー、異なるシルプレート、ゴム製のマットはニッサンのアクセサリーに含まれており、屋外での使用に適した素材と装備を用意している。

220ボルトの電源とソーラーパネル

名前にある「冬(ウィンター)」の部分は、オフロードタイヤ、高めのサスペンション、補助的なフロントヘッドライト、追加の断熱窓などで構成されており、効果的に車内を適温で暖かく保つことができるはずだ。
220V電源とソーラーパネルの2つのエネルギー源を搭載しているので、ノートパソコンを差し込んで目的地での作業も安心だ。
「ウィンター キャンピングカー コンセプト」は、そのコンセプトという名前にふさわしく、おそらく一点もののままとなる可能性もあるが、せっかくここまでやったのだからニッサンにはぜひ生産化までがんばってこぎつけてほしい。

装着されたソーラーパネルのおかげで、外部接続がなくても電力を供給することができるようになっている。

残念ながら開催されなかった「東京オートサロン」だが、開催されていたならばきっと展示されていたかもしれない一台、それがこの「ウィンターキャンパー」だ。
コンセプトモデルとはいえ、内容はなかなか魅力的だし、ちょうどステイホームとか在宅でのリモートワークが推奨される昨今、こういうマイオフィスがあってもいい感じである。今回の車はメーカーが手掛けたということもあり、オフィスに大切な電力問題も、断熱材を使っての暖房効率といった部分にもぬかりないスペックとなっている。
まあ日本の場合、冬の寒さよりも、夏の蒸し暑さの方がより問題ではあるが、コンプレッサーを効率よくコントロールすることができればその問題も解決できるのかもしれない。
遊ぶだけではなく、自動車の中でリモートワークする時代…。そんな現実を実感させる一台である。本当に発売されたら需要は結構あるのではないか。ニッサンの遊び心(?)に期待したい。

Text: Moritz Doka
加筆: 大林晃平
Photo: NISSAN INTERNATIONAL