【このシトロエンCXなんぼ?】1986年製「シトロエンCX 25 GTiターボ2」がオークションに その希望は市場価値をはるかに上回る その理由は?
2026年2月22日
アールキュリアル(Artcurial)の説明
アールキュリアル(Artcurial)の広報はこう説明する。「評価額はArtcurial Motorcarsの専門チームが、車両の状態、希少性、来歴、履歴を考慮して算出します。その後、オーナーと協議し、最低落札価格(リザーブ)を設定するか決定します」
この「CX」には最低落札価格は設定されていない。つまり、より現実的な価格で落札される可能性もある。

このCXの特別な点
なぜここまで高い予想価格なのか。出品者は10年にわたり条件に合致する個体を探し続けたという。多くは錆びや過走行で、サンルーフやレザー内装を欠いていた。この個体はすべての条件を満たした。

ジャック シラクの公用車
アールキュリアル(Artcurial)の説明にはこんな逸話もある。出品者(コレーズ出身)は1995年5月17日、新大統領のJacques Chirac(同じくコレーズ出身)がパリを「CX GTi ターボ2」で走る姿を見て、自らも探すことを決意した。
条件は4つ:
1)初代オーナーで整備履歴完備
2)走行10万km未満
3)レザー内装
4)サンルーフ付き
2017年、見本市で条件に合致する個体を発見。「ビンゴ!」だった。

高額予想の根拠
アールキュリアル(Artcurial)の広報はこう述べる。「純正オプション完備、2オーナー(初代は30年間所有)、低走行、オリジナルのマニュアルと整備記録付き―この条件を満たす個体を見つけるのは、現在ほぼ不可能です」

つまり、「CX GTi ターボ2」を探しているなら事実上これしかない、という理屈だ。
同様の例はある。「シトロエン DS 23 Pallas」を186,000ユーロ(約3,440万円)で売却しました。予想価格は8万(約1,480万円)~12万ユーロ(約2,220万円)でしたが、リザーブなしでした」
オークションは2026年1月27日、パリで開催される。クラシックカーショー「レトロモビル(Rétromobile)」開幕前日だ。AUTO BILDは結果を報告する予定だ。

フランク B マイヤーのコメント
私はこの「CX」の予想価格は過大だと思う。しかし最終的に決めるのは需要と供給だ。もし2人の入札者が競り合い、誰かが3万ユーロ(約550万円)、5万ユーロ(約925万円)、あるいは8万ユーロ(約1,480万円)を支払う意思があるなら、それは彼の自由意思であり需要である。自分の車を正直に高値で売却しようとする試みは、正当であると思う。
そして、80,000ユーロ(約1,504万円)という価格でも、「CX 25 GTiターボ2」は、同価格帯の新車よりも魅力にあふれている。
Text: Frank B. Meyer
Photo: Kevin Van Campenhout / Artcurial

