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【このフェラーリ400iなんぼ?】80年代には大人の雰囲気を纏った紳士向けフェラーリも存在した ピニンファリーナデザインのフェラーリ400iの値段は?

2026年2月8日

ドイツの中古車情報:フェラーリ400iが販売中。V12エンジン搭載のこのフェラーリは、40,000ユーロ(約752万円)以下!1980年代製のV12エンジン搭載フェラーリが、VWティグアンと同じ価格で!しかし、これはあまりにも良すぎる話ではないだろうか?

40,000ユーロ(約752万円)未満で手に入る12気筒フェラーリは、期待と同時に疑念も抱かせる。この出物は、まさにその緊張関係のど真ん中にある。1987年式フェラーリ400i、価格は39,980ユーロ(約750万円)。V12エンジンを搭載したクラシックフェラーリとしては驚くほど安価で、現在の良好な個体相場を大きく下回っている。

フロントエンジン、オートマチックトランスミッション、豊富なレザー、そして妥協なきスポーツ性よりも快適な移動を重視――フェラーリ400(Ferarri 400)はそう要約できる。この個体はシルバーのボディにベージュのフルレザー内装。書類上は全体像に破綻はなく、同モデルが長らく「比較的手の届きやすいフェラーリ」と見なされてきたことも踏まえると、なおさらだ。

一見すると、シックで時代を超えたフェラーリ。しかし細部を見ると、クラシックフェラーリに歳月の影響が確実に及んでいる。

不具合のリストは長い

広告に目を通せば、価格が低い理由はすぐに分かる。出品者は複数の欠点を率直に列挙している。具体的には、オイル消費量の増加、冷間時のエンジン不調、内容不明の電装系トラブル。さらにステアリングのガタも指摘され、サスペンションや操舵系の摩耗が示唆されている。外観面でも問題は多い。塗装の擦り傷やくすみ、フロントバンパーの損傷、エンジンルーム内シールの劣化、リアバンパーの錆が確認されている。

誉れ高きフェラーリのV12がこの値段で買えるなら。

内装も年式相応の使用感があり、とくにシートクッションの摩耗が目立つ。タイヤは2002年製で、安心感は乏しい。車検(TÜV)は2026年4月まで有効だが、このケースではほとんど意味を持たない。フェラーリは部分的にしか公道走行可能ではない。

インテリアに関してはダメージは少なそうに見える。

高いオイル消費と冷間始動時の不調は、イタリアンスポーツカーの心臓部であるV12エンジンに直結する問題だ。電装トラブルはクラシックフェラーリの弱点として知られるが、解決は容易ではない。ステアリングのガタも外観上の欠点ではなく、安全性に関わる問題である。個々で見れば対処可能に思えても、重なることで「要修理車」であることが明確になる。

エンジンはかかるようだ。

ここにこそ、このオファーの危険性がある。40,000ユーロ(約752万円)未満という価格は魅力的だが、購入価格は出発点にすぎない。「フェラーリ400i」の部品は高価で、入手困難な場合も多く、専門業者や正規サービス経由でしか手に入らないこともある。比較的単純な部品でも数千ユーロに達することがある。さらに工賃が加わり、自分で一部作業を行ったとしても、費用は急速に膨らむ。

このサイズの「ミシュランTRX」は入手できるのだろうか?

経験豊富なメカニックにとっても、V12フェラーリは気軽に取り組めるプロジェクトではない。燃料噴射、点火系、オートマチックトランスミッション、電装系はいずれも高度な専門知識と忍耐を要求する。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: AutoScout24/Autohaus Route66 Apostolos Saratzidis