次の「BMW M3」は初めて電気自動車になる 1,000馬力以上の予定?でも心配は無用だ直6搭載のM3も引き続き登場する!
2026年2月6日
電気自動車のBMW M3(2027)は1,000馬力以上になる可能性がある。BMW M GmbHは「初」に向けた準備を進めている。4基のモーター、切り離し可能なフロントアクスル、そして圧倒的なパワー、すべては電気自動車に“M”のフィーリングをもたらすためのものだ。
現在の「M3」世代は2021年から市場に出回っているため、そろそろ新しいモデルが登場する時期となっている。そして、我々を待ち受けているのは、M社(M GmbH)の歴史における画期的な出来事、つまり、最もスポーティな「3シリーズ」が初めて完全電気自動車として発売されることだ。
4基の電動モーター、後輪駆動も引き続き可能
このミッドサイズセダンは、なんと4基もの電動モーターによって駆動される。各ホイールにそれぞれ専用の駆動系が与えられ、極めてダイレクトなレスポンスと、限界域に至るまで最適なトラクションを確保する狙いだ。
同時にこのシステムは、1台で2つの駆動コンセプトを可能にしている。つまり、このBMWは単なるクラシックな四輪駆動車ではない。フロントアクスルを完全に切り離すことができ、ひとたび切り離せば後輪駆動となる。BMWが追求しているのは走る楽しさだけではなく、非常に実用的な目的もある。この切り離し機構によって効率を高め、高速道路での長距離走行などにおいて航続距離の延長を図る狙いだ。
おそらく最高出力は1000馬力超になると見られている。
実際の出力は?
初のフル電動M3がどれほどのパワーを発揮するのかは、現時点ではまだ明らかにされていない。BMWは公式には「M GmbHがこれまでに開発した中で最も強力なドライブシステム」と表現するにとどめている。
2024年には独誌『Focus』が、総出力1メガワット(約1300馬力)に達する可能性を報じた。現在では複数のメディアが、1000馬力超になると見ている。参考までに、現行のM3コンペティションは530馬力、特別仕様車のM3 CSでも550馬力にとどまっており、大きく上回るものではなかった。
デザインと技術

確かなのは、電動M3が大容量バッテリーを搭載するという点だ。使用可能容量は100kWh超になる見込みで、そのためにスポーティな3シリーズにはさまざまな改良が施された。BMWは、専用に最適化された冷却システムに加え、800ボルト技術の採用によって、より高いピーク出力と充電性能を実現するとしている。
“Mらしさ”へのこだわり
熱心なMファンを電動化に納得させるため、BMWは単に性能や後輪駆動モードだけに頼っているわけではない。疑似的な変速演出や、BMWらしい専用サウンドも開発されている。
2027年に登場 ― ただし電動専用ではない
BMWは、初のフル電動「M3」を2027年に投入すると発表している。ピュアリストにとって重要な点として、「M3」は電動モデル専用にはならない。新世代においても、従来どおり3.0リッター直列6気筒エンジン搭載モデルがラインアップに残される予定だ。
Text: Katharina Berndt
Photo: BMW Group

