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アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.61 「バタバタしながら新製品編」

2026年2月2日

アプリ売りのオジさん、昨年後半から年明けも変わらずバタバタです。なぜなら、2月12日から始まるB2Bのフェアで、新製品を発表するからなんです。その新製品、1つは「キーボックス」、もう一つは目新しい「車両スキャナー」ですが、皆さんクルマのスキャナーって、想像つきますか?

昨年末に一部クライアントへはご披露しましたが、簡単にご紹介します。これはカーディーラーの営業部門もサービス部門も、新しい顧客体験を提供できるソリューションですし、欧州ではいま最も注目を集めるハードウェア。2月12~14日開催の「国際オートアフターマーケットエキスポ2026」に出展し、スキャナーとキーボックスの実物を展示します。入場には事前登録が必要ですが、最後に専用ウェブサイトのURLを記入しましたので、ご興味があればお気軽に登録の上、ご来場ください。お待ちしています。

カースキャナー「Instavalo(インスタヴァロ)」お客様のクルマを一瞬で診断・査定

スキャナーと言えば普通、書類をスキャンする機械を思い浮かべますが、ワタシが紹介するのは”クルマの車体をスキャン”するスキャナーなのです。かつて、ワタシも現場で経験しましたし、カーディーラーの99.9%が経験しているのが、預かり車両の傷トラブルでしょう。

整備などでお客様のクルマを預かった際、お客様と一緒にボディーチェックできれば良いのですが、多くはそのまま作業にかかるわけです。そしてお返しする時に、問題が発覚するのが常。そこからは押し問答と嫌な時間が流れるばかり。最終的にはディーラー負担で直す、というケースが多いのは事実。お互い時間とコストだけでなく、関係性にも悪影響が出るでしょう。

これを解決する手段の一つとして、いまヨーロッパでクローズアップされているのが「車両スキャナー」です。クルマの外装をスキャン(撮影)し、AIも使いながら車体の小傷から凹み、フロントウィンドーの飛び石、そしてホイールのガリ傷などを記録し、専用ダッシュボードで診断できるのが肝。もちろん画像データは自動保存され、過去に遡って確認可能なことは言うまでもありません。技術の進歩は留まることを知りませんが、もう実現できているのは凄いですよね。

カースキャナー「Instavalo(インスタヴァロ)」。両側がスキャナー。
「Instavalo(インスタヴァロ)」のモニターにスキャンが表示される。

副産物としての恩恵はもう一つ、「査定」が簡単にできること。スキャンの通り抜けに約6秒、データが出そろうのに約1分、簡単に精度の高い査定ができることは言うまでもありません。(車体構造は無理ですが)

タイヤスキャン結果。残り溝+アライメントなどが表示される。

活用案として、「お客様にゲーム感覚で新しい体験をご提供」するのも面白いでしょう。お客様へ「クルマの外装をスキャンして、瞬時に診断します」と案内し、お客様が自らスキャナーの間を通り抜ける。新しいモノ好きな方は試してみたいでしょうし、自身のクルマの価値に敏感な方は試すでしょうね。自ら「試してみたい」と思ってもらうことも肝要です。

下回りとタイヤスキャナーのコンビネーション。

動画「カースキャナー Instavalo(インスタヴァロ)」:https://youtu.be/c_8518YNw1k

キーボックス「Sharebox(シェアボックス)」年中無休で働く金庫

ディーラーの営業時間外でも、車の受け渡しをしたい時はありせんか?ディーラー定休日は仕方ないにしても、朝晩など営業時間外に整備でクルマを預けたい、引き取りたい、お客様に言われる方はいらっしゃと思います。

開店前に早朝出勤して対応、遅くまで来店を待つなど、コストのかかることも多いわけです。それをお互い時間を気にせず都合良く、24時間365日働いてくれるのがキーボックス。ディーラースタッフの代わりに活躍してくれるでしょう。しかもオンライン決済などで支払いを済ませておけば、機械任せで済みますから、ユーザーにとっても便利な機械です。

「Sharebox(シェアボックス)」設置例。
「Sharebox(シェアボックス)」本体。

プラス、基幹システムで事前チェックインを実行すると、お客様の懸念事項の聞き取りだけでなく、整備内容も事前に合意して料金を確定したり、キーの預け入れ時にモニターにシーズンアイテム表示してお薦めすることもできます。すべて画面操作でできてしまうので利便性が高いのが特徴です。ファミリーレストランなどは、タブレットで注文するのが当たり前になりましたが、これと同じく内容と値段が分かると、自身で選択できるわけですね。

キー預け入れ時にお薦めアイテムが画面に表示されるとついついポチリそう。

もちろん、営業時間外も対応してもらえることで、お互い効率良くなるし、コスト削減につながるのは明白。一部ラグジュアリーブランドでは、無人での預かりや納車は難しいかもしれませんが、その為のスキャナーなんです。本場ヨーロッパでは多くのディーラーで活用されるハードウェアですから、活用の可能性は広いでしょう。以下より動画を視聴してみてください。百聞は一見に如かず、ですからね。

動画「キーボックス Sharebox(シェアボックス)」:https://youtu.be/xPuE5wT95m4

そのうち皆さんが付き合うカーディーラーに、この手の機会が設置されているかもしれません。その時には、この記事を思い出してください。近い将来、いや今年から、導入が始まりますのでお楽しみに!

第23回 国際アフターマーケットEXPO2026
日程:2026年2月12日(木)~14日(土) 10時~17時(最終日のみ16時まで)
場所:東京ビッグサイト 東7・8ホール
MCON Japan:ブース番号:7505
フェアURL:https://www.iaae-jp.com/outline/
事前登録URL:https://www.iaae-jp.com/advance/

Text&Photo:ナカタ ヒロユキ

【筆者の紹介】
ナカタ ヒロユキ
少年の頃から乗りモノ好きで、輸入車のセールスとしてキャリアをスタートし、インポーターでは法人営業や中古車を含め、様々な営業関係のマーケティングを経験。その後ドイツ系の会社で、業務支援アプリを全国の自動車ディーラーを中心に営業中。ほぼ毎週どこかへ出没するが、時には愛機Buellに跨ったり、料理を楽しんでいる。