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ケータハムは公道走行可能な「SEVEN 170 CUP」のワンメイクレース「CATERHAM CUP JAPAN」を2026年より開催~参戦権がセットになった「SEVEN 170 CUP」の販売を開始~

2026年1月10日

ケータハムカーズ・ジャパンは、2026年シーズンより新たなワンメイクレースシリーズ「CATERHAM CUP JAPAN」を開催する。英国をはじめ世界各国で展開されている「CATERHAM CHAMPIONSHIP」をベースに、日本市場向けに構築された新シリーズだ。

使用車両は、SEVEN 170をベースに開発された専用モデル「SEVEN 170 CUP」。ナンバー付き車両での参戦が可能な点を大きな特徴とし、モータースポーツ初心者から経験豊富なドライバーまで、幅広い層が本格的なレース体験を享受できる環境を整える。

東西2シリーズ制で全国展開

2026年シーズンは、日本を東日本と西日本の2エリアに分けたシリーズ制を採用する。東日本シリーズは「ペトロナスシリーズ」、西日本シリーズは「オベロンシリーズ」として開催され、各シリーズ3戦、年間合計6戦を予定している。

ペトロナスシリーズ(東日本)は、5月5日の筑波サーキットを皮切りに、スポーツランドSUGO、再び筑波サーキットでの開催を予定。オベロンシリーズ(西日本)は、岡山国際サーキットを主戦場とし、日程は順次発表される。

各シリーズの年間チャンピオンには、副賞として2027年にマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナルサーキットで開催予定の耐久レース「K car GLOBAL 2027 Sepang 24H Endurance」への参戦権を進呈。ケータハムカーズ・ジャパンが参戦予定のチームドライバーとして起用され、渡航費は同社が負担する。国内シリーズから国際舞台へとつながる明確なステップアップルートが用意される。

イコールコンディションが生む“純粋な競争”

CATERHAM CUP JAPANは、SEVEN 170 CUPによるワンメイクレースとして実施される。性能差を極力排したイコールコンディションのもと、ドライバーの技量がダイレクトに結果へ反映されるのが最大の魅力だ。

また、初めてレースに挑戦する参加者に向けて、車両準備からエントリー、レース当日のサポートまでを包括的に支援する体制を構築。ケータハムらしい“走る楽しさ”を、より多くの人が安全かつ本格的に体験できるシリーズとなる。

モータースポーツ活動を支える「CATERHAM SPORT HUB」

シリーズの始動にあわせ、ケータハム車両によるモータースポーツ活動を総合的にサポートする拠点「CATERHAM SPORT HUB」を全国数か所に設置する。

同拠点では、CATERHAM CUP JAPAN参戦車両の販売、レギュレーションに基づく車両整備、レース前インスペクション、さらにはモータースポーツイベントやツーリングイベントの実施までを担う。レースに留まらず、ケータハムによるモータースポーツライフ全体を支えるハブとして機能する。

専用車両「SEVEN 170 CUP」の販売を開始

CATERHAM CUP JAPANへの参戦には、専用車両「SEVEN 170 CUP」の購入が必要となる。本モデルは、2026年シーズンのエントリー費用を含むパッケージとして、本日より全国のケータハム正規ディーラーおよびCATERHAM SPORT HUBにて販売を開始した。

東京オートサロン2026のケータハムブースに展示された実車。
Photo:アウトビルトジャパン

車両価格は8,987,000円(税込)。この価格には、エントリー費用55万円(税込)が含まれる。レギュレーションおよび募集要項の詳細は、今後CATERHAM CUP JAPAN公式サイトにて順次発表される予定だ。

CATERHAM CUP JAPANは、ケータハムが長年培ってきたモータースポーツ文化を日本でさらに深化させる新たな試みだ。公道を走れるセブンでサーキットに挑み、純粋なドライビングスキルを競う。その原点回帰ともいえる価値が、2026年、日本のレースシーンに新たな軸を打ち立てる。

ケータハム──「走る楽しさ」を半世紀以上貫くライトウエイト・スポーツの象徴

ケータハム(ケータハム・カーズ・リミテッド)は、1973年にグラハム・ニアンが、ロータス創業者コーリン・チャップマンから「セブン」の製造設備、設計図、デザイン、そして独占製造権を取得したことから始まった。以来、軽量でシンプル、そして純粋なドライビングプレジャーを追求する2人乗りスポーツカーを一貫して生産している。

ケータハムの哲学の中核にあるのは、チャップマンへの敬意に根差した「走る楽しさ」そのものだ。効率や合理性を突き詰めることでドライバーとの一体感を高めるという思想は、創業から現在に至るまで一切揺らいでいない。

また、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズ体験にも注力する。公道走行用からサーキット志向の仕様まで、走行スタイルや用途に応じて理想の一台を仕立てられる豊富なオプションを用意し、“自分だけのセブン”を完成させることができる。

車両はすべて英国の自社工場で生産される。現在はケント州ダートフォードに本社を構え、1987年以降は完成車およびキットカーという形態で製造を継続。2023年時点で、世界15の主要市場において30以上の正規ディーラーネットワークを展開している。

モータースポーツ活動もケータハムの重要な柱だ。英国では、あらゆるレベルのドライバーを対象とした5つのレースシリーズを運営。1995年に創設されたエントリーレベルの「ケータハム・アカデミー」では、これまでに1,300人以上の初心者ドライバーがレーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせてきた。

現在ケータハムは、日本最大級の自動車ディーラーグループのひとつであるVTホールディングスの傘下にある。同グループは2009年より、日本における輸入総代理店であるエスシーアイ株式会社も傘下に収め、日本市場におけるケータハムブランドの展開を担っている。

ケータハムは、時代が変わっても“軽さ”と“純粋さ”を武器に、スポーツカーの原点を提示し続ける稀有な存在だ。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:ケータハム・ジャパン