マツダ100周年 マツダの100年を振り返る その歴史とエピソードとストーリー
2021年1月18日
100年の歴史のハイライト: マツダの100年の歴史から知っておきたいこと
マツダといえば、カルト的なロードスター「MX-5」、ヴァンケル(ロータリー)エンジン、といった歴史的な技術と車種を持ち、デザインの優れたラインナップを持つメーカーとして知られている。しかし、それだけでは、このメーカーについて知るために十分だとは言えない。
マツダは昔から他の自動車メーカーとは少し異なっていた。NSUが登場するずっと以前から、日本車初の2ロータリーエンジンを搭載した市販車を世に送り出してきた。現在では、このマツダ コスモは希少価値が高く、多くの愛好家から求められているため、高価なクラシックカーとなっている。自動車界が2シーターロードスターの死を宣告していた時代に、マツダMX-5(ユーノス ロードスター)が登場し、「2シータースポーツカークラス」を再活性化させた。緻密に練られたデザイン、信頼性の高い安定したエンジンなど、マツダの代表的な強みが盛り込まれている。しかし、100年の歴史を振り返ってみると、その歴史の中には、刺激的な逸話がたくさんある。
コルクの生産者からプレイステーションのレースゲームになるまでの道のり
・マツダの歴史は、1920年にコルクの生産から始まった。
・コルクは当時、工業用シーリング材として重要な役割を果たしていた。
・1960年代初頭には、R360クーペが毎月2万台生産されていた。
・1967年にはベルトーネがスタイリングしたマツダ ルーチェが欧州に進出した。
・1977年には、日本から小型乗用車を323で1万5千km離れたフランクフルトまで走らせ、フランクフルトモーターショー(IAA)で初公開した。
・1991年には、4枚板ロータリーエンジンを搭載した787Bで、日本メーカー初となるル マン24時間レースを制するという歴史的快挙を達成した。
・2016年にはマツダはマツダ3(Mazda 3)の販売台数500万台を記録した。
これは、日本のコンパクトカーが2003年に登場してから、2016年までの間に80秒ごとに購入者を見つけていたことを意味する。
・2020年には、マツダRX-Vision GT3コンセプトのデザインスタディが、プレイステーションのゲーム「グランツーリスモスポーツ」に登場した。
そんなマツダの100年の歴史の中でもエキサイティングなストーリーは、以下のフォトギャラリーとともにお楽しみください。
これからもデザインが良く、運転して楽しいクルマをアフォーダブルな価格で提供し、多くの自動車愛好家を喜ばせる愛のある自動車を生み出してくれることを心から願ってやまない。
100周年、おめでとうマツダ!
Text: Lars Hänsch-Petersen
加筆:大林晃平
Photo: Mazda Motors