【中古車バイヤーズガイド】知られざる名車「ホンダ シビック」「トヨタ オーリス」「スズキ スイフト」お勧めできる3台の日本車を紹介
2026年1月11日
中古車のバイヤーズガイド:知られざる名車。あまり注目されていないが、非常に優れた性能を持つ3台の日本車をご紹介。これらの3台は、それぞれのセグメントにおいて、地味な存在だが中古車としてはいずれも信頼性が非常に高く、なおかつ価格面でも手頃なモデルである。
中古車を探す際、購入者はよく売れ筋の人気モデルを選ぶ。しかし、信頼性を最優先する場合、人気は二の次になることもある。こうした観点から、今回ご紹介する3台の日本車は、特に興味深い選択肢だ。
ホンダ シビック(第9世代FK型)
・ 生産期間:2012年~2016年
・ エンジン:99~310馬力
・ 最も人気のあるエンジン:1.8リッター141馬力

Photo: Toni Bader
9代目となるシビックは、先代モデルと比べて外観がより洗練された。しかし、コンパクトカーの定番モデルになったわけではない。そのメリットは、使いやすさ、経済的なディーゼルエンジンとガソリンエンジン、多用途に使えるインテリア(後部座席は折り畳み式)、そして478~1,378リットルの広々とした荷室スペースなどだ。「トゥアラー」と呼ばれるステーションワゴンは、624~1,668リットルの容量を確保している。さらに、9代目「シビック」は、俊敏なハンドリング、快適なシート、そして「タイプR(310馬力)」と呼ばれるスポーティバージョンも魅力だ。価格は高く、141馬力のVTECエンジンを搭載し、走行距離が約6万kmのモデルは、6年経っても13,000ユーロ(約234万円)以上する。
弱点:ドーム型のルーフラインのため、視界、足元スペース、後部座席へのアクセスが制限されている。1.4リッターおよび1.8リッターVTECエンジン(自然吸気)は、非常に鈍重な印象だ。車検では、ブレーキディスクに焼き付きが発生する可能性のあるブレーキシステムが検査官から頻繁に指摘されている。ホンダは、エアバッグメーカーのタカタから、欠陥のあるエアバッグシステムを特に多く供給されていた。このため、9代目シビックは3回のリコールに至った。
トヨタ・オーリス(E180)
・ 製造期間:2013年~2019年
・ エンジン: 90~136馬力
・ 最も人気のあるエンジン: 99馬力1.33デュアルVVT-i

Photo: Werk
コンパクトクラスで「VWゴルフ」、「オペル アストラ」、「フォード フォーカス」などのライバルに打ち勝つことは、シンプルなデザインの「トヨタ オーリス」には到底無理なことだった。
それはトヨタの品質の問題ではなかった。その高い水準は、「オーリス」の欠陥率の低さに反映されている。オーリスは、30cmほど長いステーションワゴン、「ツーリングスポーツ」としても販売されていた。しかし、常に欠けていたものがあった。それは、合理性を無視した、高いパワーを備えたスポーティなバージョンで、それは他のシリーズにも影響を与えた。
その代わり、「オーリス」は価値の安定性で輝いていて、特に、日常的にリッターあたり25km程度の燃費で満足できる、非常に経済的なフルハイブリッドバージョンがそうだ。その堅実な技術は「プリウス」から受け継いでいて、「プリウス」はAUTO BILDの耐久テストで最高評価の1点の評価を得た。6年前の「オーリス」は、走行距離10万km弱で11,000ユーロ(約198万円)から販売されている。
弱点: 「オーリス」にはダイナミックな性能はなく、135馬力のハイブリッドが最強バージョンだ。ステアリングは反応が鈍く、シャシーはとりわけ快適さを重視している。ターボガソリンエンジンでは、イグニッションコイルの欠陥による点火不良の問題が発生した。ハイブリッド車の高電圧バッテリーが故障した場合、交換には約3,000ユーロ(約54万円)の費用がかかる。ただし、バッテリー内の個々のモジュールを交換することも可能であり、その場合は修理費用が大幅に安くなる。
スズキ スイフト(RZ/AZ)
製造期間: 2017年~
エンジン: 83~140 PS
最も人気のあるエンジン: 90馬力1.2デュアルジェット

Photo: Uli Sonntag / AUTO BILD
全長3.90mを切る「スイフト」は、今なお“真のサブコンパクトカー”といえる存在だ。「フォード フィエスタ」、「VWポロ」、「トヨタ ヤリス」の方が室内空間は広いものの、取り回しの良さではスイフトに及ばない。スイフトならではの特徴として、四輪駆動(ALLGRIP)が用意されている点も挙げられる。車重は約1トンと軽く、スズキはこのクラスの中でも燃費性能に優れたモデルのひとつだ。マイルドハイブリッド仕様(111馬力または129馬力)では、日常走行においてプレミアムガソリンでリッターあたり16.6km以上の燃費を実現できる。
最高出力140馬力の「スイフトスポーツ」は、軽快な走行性能と比較的高い快適性を両立した完成度の高いコンセプトを備える。すべてのエンジンにはメンテナンスフリーのタイミングチェーンが採用されている。AUTO BILDによる長期テストでは、「スイフトスポーツ」はその堅実な資質を証明。10万km走行しても、オイルレベルゲージで補充が必要と示されることは一度もなかった。走行距離4万kmの5年落ちモデルは、11,000ユーロ(約198万円)から購入可能だ。
弱点:数少ない弱点としては、遮音性が低いことが挙げられる。「スイフト」は、比較的騒音の大きい車種だ。オートマチックまたは無段変速機搭載モデルはあまり人気がなく、その分、市場での供給も少ない。AUTO BILDの耐久テストでは、Vベルトのテンションローラーの緩みが目立った。ただし、この部品は、次の点検で交換される予定だった。内視鏡で見たところ、錆の兆候が見られた。したがって、腐食防止対策はもっと改善の余地がある。
Text: Stefen Novitski

