【アップデート情報】「VW ID.Buzz」に関する全ての情報!全長5m未満、最大7人乗りのVWのアイドル的モデルの走行テスト&最新情報
2026年1月13日
カーゴバージョン:ID.Buzzはトランスポーターバージョンも(アップデート情報!)
乗用車バージョンに加えて、トランスポーターバージョンも接用意されている。このバージョンは「カーゴ」という名称が付けられており、後部にウィンドウがない。「ID. Buzzカーゴ(Cargo)」には、運転席と2人掛けのベンチシート、合計3席が標準装備されている。オプションで2席仕様も選択可能だ。3.9立方メートルの荷室は、前席の後ろにあるパーテーションで区切られている(追加料金で、窓付きまたはスルーロード機能付きも選択可能)。

荷室にはユーロパレットを2枚積載することができる。車両総重量は3トンで、最大積載量は650kgだ。「ID.Buzz カーゴ(Cargo)」は助手席側にスライドドア、後部には通常のテールゲートを標準装備する。オプションとして、運転席側のスライドドアや観音開きのリアドアも用意されている。
ダブルキャビン:VWはID.Buzzに荷台を搭載する可能性がある
2022年半ば、VWは4ドアの「ID.Buzz」に荷台を搭載したモデルの特許を出願した。しかし、「ドカバズ(Doka-Buzz)」が実現するかどうかは、まだ不明だ。VWは、需要の程度を調査中であると述べている。

ドカ(Doka)には長い伝統がある
「ID.Buzz」は、2022年4月に「Doka(ダブルキャビンの略称)」と呼ばれるデザインスケッチとして初めて登場した。4ドアの「ID.Buzz」は、リヤアクスル直前の部分までは、通常の乗用車バージョンと同じだ。2列目シートの後方でボディは終わっている。後部は、フロントアクスルの前に外部ステップを備えた荷台で構成されている。このボディ構成は、「T1」から始まり、VWでは長い伝統がある。これは、期待が持てることではないだろうか。
テスト走行:GTX ロングバージョンは、ゴルフとほぼ同じくらい正確なステアリング性能を発揮
我々は、340馬力の「ID.Buzz GTX」のロングホイールベースバージョンをすでに試乗している。スポーティにカーブを走行すると、リヤアクスルに560Nmのトルクが即座に供給され、フロントにも瞬時に135Nm のトルクが追加される。フロントアクスルは、精緻に制御された四輪駆動システムを備える内燃機関SUVと同様に、きわめてシームレスに介入する。

シャシーが印象的
シャシーに注がれたVWのエンジニアリングの本気度も、走りから明確に伝わってくる。多くのバンがシンプルなトーションビーム式リアアクスルを採用するなか、ID.Buzzではリアにマルチリンクアクスルを採用。これにより横方向と縦方向の力を個別に処理でき、結果としてゴルフに匹敵するほどの高いハンドリング精度を実現している。

惜しまれるのは、「GTX」の最高速度が160km/hに制限されている点だ。VW商用車部門によれば効率性を重視した判断とのことだが、シャシー自体はそれ以上の速度にも十分対応できそうである。
走行性能:ベーシックなID.Buzzでも速度制限は問題にならない
初試乗において、「ID.Buzz」は道行く人たちから非常に好意的に受け止められた。どこへ行っても注目を集め、親指を立てて称賛される場面が相次ぐ。
快適なサスペンション、優れたステアリング、低いロードノイズ
車内に乗り込むと、印象はさらに良くなる。マルチバンと比べても、「ID.Buzz」の走りは少なくともワンクラス上だ。20インチという大径ホイール(オプションでは21インチも設定)を装着しながらも、驚くほどしなやかで静かな乗り心地を実現している。

ステアリングは快適で正確、トルクステアの影響も皆無だ。最小回転半径5.5mにより、全長4.71mの電動ブリ(Bulli)でありながら、まるで皿の上を回るような感覚だ。この洗練された走りに、204馬力の電動モーターが“仕上げ”として加わる。ポルシェではボクサーエンジン、BMWでは直列6 気筒エンジンが恋しくなるが、このバスでは、過剰なガソリンエンジンやディーゼルエンジンは必要ない。
最高速度が145km/hに制限されていることも含めて。多くの電気自動車では、とくに高速道路でストレスとなりがちな制限だが、「ID.Buzz」ではむしろしっくりくる。ただ流れに身を任せ、走りを楽しめばいいのだ。
日常テスト:シートが脱着式なら完璧だった
日常使用においても、「ID.Buzz」は再び話題の中心となった。ただし今回は「目立つ存在」であること以上に、その実用性が注目された。通勤や買い物といった日常用途はまったく問題なし。荷物の運搬にも十分対応できるが、シートが取り外せない点だけは惜しく、満点評価には一歩及ばない。
結論:
デザインの面では、「ID.Buzz」は申し分のない完成度を備えている。どこへ乗って行っても好印象を与える存在だ。個性的なインテリアはモダンで装備も充実しているが、より見やすいレイアウトだったらなお良かっただろう。それでも、この現代版「ブリ(Bulli)」は、滑らかな走りを楽しめる優れた日常のパートナーであることに変わりはない。
フォトギャラリー:VW ID.Buzz












Text: Andreas Huber, Jan Götze, Kim-Sarah Biehl, Katharina Berndt, Rolf Klein and Sebastian Friemel
Photo: Volkswagen AG

