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セダン、ステーションワゴン、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド。メルセデスEクラスは多様性に富んでいる

2026年1月3日

メルセデス・ベンツEクラス(W214):セダン、ステーションワゴン、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド。メルセデスEクラスは、このように多様性に富んでいる。

我々のお気に入り
・幅広いエンジンラインナップ
・新しいスーパースクリーン
・クラシックな外観
不満な点
・高価格
・インテリアがごちゃごちゃしている
・V8エンジンがなくなった

この種の最後のモデル

このような「Eクラス」は二度と登場しないだろう!内部製造コード「W214」の新しい高級セダンは、新たに開発された内燃エンジンプラットフォームを搭載した最後の「メルセデスEクラス」となる予定だ。2030年以降、少なくともこの国では、メルセデス・ベンツは電気自動車のみとなる予定だ。

多くのファンにとって、「Eクラス」はメルセデス・ベンツを代表するモデルであり、何十年にもわたって高級車の基準となってきた。現行モデルは2023年から発売されている。

Tモデル:Eクラスのステーションワゴン

まず、メルセデス・ベンツのステーションワゴンは車体番号に「T」がつくことから「Tモデル」というのだが、「W214」世代にもステーションワゴンは当然用意されている。セダン発売からわずか数週間後に、「Tモデル(S214)」が発表された。

より広いスペース:Eクラスには、もちろんTモデル(ステーションワゴン)がある。

ステーションワゴンを購入する上で重要な基準は、トランクの容量だ。リヤゲートは、ボタンを押すだけで開閉する。メルセデスではこれを「イージーパック」と呼んでいる。その背後には、615~1,830リットルの収納スペース(プラグインハイブリッド:460~1,675リットル)が広がる。これは十分な容量だが、前モデルも640~1,820リットルもの容量を誇っていた。数リットルの容量は、エレガントでスポーティなフォルムと、その結果として実現した0.26の空気抵抗係数(Cd値)のために犠牲になったものと思われる。

価格:最も安価なEクラスは60,000ユーロ(約1,068万円)未満

「メルセデスEクラス」は、4気筒、直列6気筒、またはハイブリッドモデルとして構成されている。ベースとなるディーゼルモデルは58,905ユーロ(約1,048万円)から、最も安価なガソリンモデルは61,999ユーロ(約1,1036万円)からとなってている。

ハイブリッドバージョンは、ディーゼルエンジンとガソリンエンジン両方あって、エントリーモデルはガソリンエンジンを搭載する「E 300 e セダン」で、価格は70,091ユーロ(約1,247万円)から、ディーゼルエンジン搭載の「E 300 de」は71,995ユーロ(約1,281万円)からとなっている。トップモデルである「E 450セダン」は、直列6気筒エンジンと全輪駆動を搭載し、ガソリンエンジンモデルは82,574ユーロ(約1,469万円)から、ディーゼルエンジンモデル「E 450 d」は86,263ユーロ(約1,535万円)から販売されている。AMG仕様の「Eクラス」は、109,242ユーロ(約1,944万円)からとなっている。

ステーションワゴンは追加料金

ステーションワゴンの「Tモデル」は、それぞれ2,499ユーロ(約44万円)の追加料金がかかる。このモデルには、厳選されたエンジンを搭載した頑丈なオールテレインバージョンもある。最低価格は74,078ユーロ(約1,318万円)で、通常の「Tモデル」よりも4,522ユーロ(約80万円)高くなっている。

デザイン:再び二眼の顔を持つEクラス

セダンに戻ると、「Eクラス」は見た目がまったく別物になっている。「W214」も、長いボンネットと後方に大きく配置された乗員室という、3ボックスセダンのクラシックなプロポーションを保っているが、6代目となるこのモデル(W124以来)は、非常にモダンな印象を与える。これは主に、ブラックパネルのようなインサートがフロントに採用され、ラジエーターグリルとヘッドライトを連結すると同時に、「EQ」の雰囲気も醸し出しているためだ。

大きな中央のスリーポインテッドスター(「アバンギャルド」および「AMGライン」)が派手すぎるという人には、「エクスクルーシブライン」を注文できる。このモデルには、「Sクラス」を彷彿とさせる、水平のストラットを備えたクロームのラジエーターグリルが採用されている。さらに、Eクラス エクスクルーシブラインには、ボンネットにクラシックなマスコットが飾られている。

新しいメルセデスEクラスは、3つの装備ラインで提供されている。このエクスクルーシブラインは、ボンネットにスリーポインテッドスターが付いている唯一のモデルだ。

オプションで、ラジエーターグリル(「AMGライン」と「エクスクルーシブライン」の両方)に照明を装備することができる。これは、走行中もデイタイムランニングライトの一部として点灯する。これは確かに好みの問題だが、「Eクラス」のこの機能は、たとえば新型「BMW 7シリーズ/i7」のイルミネーション付きキドニーグリルほど派手ではない。メルセデスはボンネットに2つのパワードームを装備しており、これは内燃機関への別れの挨拶のようにも見える。

ヘッドライトは、両側に2つの湾曲したLEDが配置されており、過去の「Eクラス」の世代で伝説的な「4つの目」の顔を彷彿とさせる。標準装備はLEDハイパフォーマンスヘッドライトで、追加料金でデジタルライト(プロジェクション式)も選択可能だ。

最大21 インチのホイール

メルセデスが公表している空気抵抗係数(Cd値)は0.23と、優れた数値だ。「EQ」モデルでおなじみの格納式ドアハンドルも、この数値に若干貢献していると思われる。ただし、「Eクラス」ではこれはオプション装備となる。

「W214」は、オプションで最大21インチのホイールを装着して、見栄えを良くすることができる。ただし、これは内燃エンジン車のみに限定されており、プラグインハイブリッド車は最大20インチのホイールまでしか設定できない。標準装備は18インチ(17インチも選択可能)だ。また、他の2つのラインとAMGホイールを組み合わせることも可能になった。

星形のグラフィックが施されたリヤライトは、Eクラスに独自のルックスを与え、デイタイムランニングライトモードも備えている。

リヤで特に印象的なのは、ヘッドライトの波形を反復するような2分割のLEDリヤライトだ。ライトのグラフィックは、両側に2つずつスリーポインテッドスターが配され、昼間も点灯する。また、「ヴェルデシルバーメタリック」というまったく新しい塗装も採用されている。

Eクラスは成長を続けている

外観については以上だ。それでは、具体的な事実を見てみよう。全長は4.95mと、「W214」はわずかに長くなっている(W213:4.94m)。一方、幅は3cm拡大し、1.88mと、より幅広くなっている。ホイールベースは2.2cm(2.96m)長くなっており、これは特に後部座席で実感できるだろう。

駆動システム: 5つのマイルドハイブリッドと4つのプラグインハイブリッド

エンジンラインナップは5つのマイルドハイブリッドシステムで構成されている。いずれも、スタータージェネレーター(ISG)、新しいバッテリー、および出力17kW(従来は15kW)のより強力な電動モーターを搭載している。ディーゼルエンジンラインナップが拡大され、163馬力の「E 200 d」がベースモデルとして追加された。その上に、197馬力の「E 220 d(オプションで4MATIC全輪駆動)が位置する。6気筒の「E 450 d 4MATIC」は367馬力を発揮し、最もパワフルなディーゼルエンジンだ。

ガソリンエンジンは、204馬力の「E 200」から始まり、後輪駆動と全輪駆動の両方が用意されている。最もパワフルなマイルドハイブリッドガソリンエンジンは、381馬力を発生する「E 450 4MATIC」だ。

100km以上の電気走行距離を実現するプラグインハイブリッド

さらに、メルセデスが100km以上の完全電気走行距離を約束する4種類のプラグインハイブリッドもラインナップされている。「E 300 e(オプションで 4MATIC四輪駆動も選択可能)」は、204馬力の4気筒エンジンと95kW(129馬力)の電動モーターを組み合わせており、合計312馬力のシステム出力と、最大118kmの純電動航続距離を実現している。

セダンの復権を予感させるスタイリッシュなセダン。

より大型の「E 400 e 4MATIC」は、381馬力を発揮し、25.4kWhのバッテリーにより、充電が切れるまで最大111kmの純粋な電動走行が可能だ。11kWのオンボード充電器が標準装備されており、オプションで55kWのDC充電器も注文できる。さらに、「E 300 de」にはディーゼルプラグインハイブリッドも搭載されている。

リヤアクスルステアリングはオプション

おなじみの「9G-Tronic(9速AT)」は、「Eクラス」向けに改良され、スチールスプリングサスペンションと同様に標準装備されている。テクノロジーパッケージを選択すると、エアサスペンション、AirMaticとリヤアクスルステアリング(最大4.5度)が搭載される。

AMGにV8エンジンは搭載されない

AMGファンは、メルセデスAMGが「Eクラス」でも人気のV8エンジンを廃止することを受け入れる必要がある。しかし、「E 53」のパワーは決して不足しているわけではない。

つまり、Eターボチャージャー付き4気筒ターボ(M139)に、最大163馬力の電動モーターがサポートされているのだ。これにより、ドライブトレインは最大612馬力のパワーを発揮する。

装備:Eはエンターテイメントを意味する

スペースに関しては、わずかながら改善が見られる。ヘッドルームは5mm増しとごくわずかだが、後部座席のレッグルームは最大17mm増しとなっている。肘のスペースに関しては、メルセデスは「Sクラス」レベルとさえ述べている。つまり、「Eクラス」のスペースは、前席も後席も、疑う余地のないほど広いということだ。しかし、正直なところ、全長5m近くのセダンなら広くて当然だ。

Eクラスは後部座席も広々としていて、足元のスペースは最大17mm拡大された。

トランクを見てみると、ここは何も変わっていない。容量は540リットルで変わらず、プラグインハイブリッド車では370リットルしかないが、その代わりに荷室フロアの段差がなくなった。

メルセデスが傷つきやすいピアノブラックをラインナップから外したのは、とても良いことだと思う。「Eクラス」では、装飾材としてオープンポアの木材のみが使用されている。見た目も良くて、手触りも良い。

スーパースクリーンは新機能

インフォテイメントとデジタル化に関しては、「Eクラス」は大きく進歩している。「E」は、これからはエンターテインメントの「E」だと言ってもいいだろう。小さな「Sクラス」を期待していた人は、まずはがっかりするだろう。フラッグシップ(およびEQS)では、ハイパースクリーンがコックピットの全幅に広がっているが、その1つ下のクラスでは「スーパースクリーン」しか搭載されていない。

幅1.41mの巨大なスクリーンではなく、オプションのスーパースクリーンは14.4インチのインフォテインメントディスプレイと12.3インチの助手席用ディスプレイ(MBUXプレミアム プラス)で構成されている。助手席ディスプレイを注文しない場合、スーパースクリーンは搭載されない。その場合、インフォテインメントスクリーンは中央に浮かんでおり、以前と変わらない雰囲気になる。

助手席用ディスプレイ(MBUXプレミアム プラス)について言えば、助手席に人が座った場合にのみ使用可能であり、そうでない場合はアートが表示される。ドライバーは、12.3インチのデジタル計器ディスプレイ(オプションで3D対応)を見る。

印象的なコックピットの背後には、すべての計算プロセスを1つの制御ユニットに統合し、データストリームの高速化を実現する新しい電子アーキテクチャが隠されている。

4Dサウンド体験は印象的だ

そして、ここでメルセデスの得意分野のひとつ、アンビエント照明について紹介しよう。「Eクラス」では、ディスプレイの上部に連続した照明バンドが伸びている。これは、駐車時の距離の視覚化や横断交通の警告など、アシスタント機能をサポートする役割も果たしている。

しかし、「Eクラス」では、この照明設備はさらに別の役割も担っている。オプションの21個のスピーカーを備えたブルメスター4Dサラウンドサウンドシステムにより、音楽を聴き、感じ、視覚的に体験することができるようになっている。「Sクラス」でおなじみの構造音変換器(エキサイター)が、振動によって音楽をシートにも伝達するほか、「Eクラス」では上部のライトバーも音楽のリズムに合わせて点滅する。

単なる遊びのように聞こえるかもしれないが、それ以上のものだ。しかし、「Eクラス」のサウンド体験は、まさに別次元のものだ。これは是非実際に体験してみてほしい。

EクラスにTikTok

これだけではエンターテイメントとして物足りないという人には、新しいApp Storeから、ソーシャルメディアプラットフォームのTikTokやゲーム「Angry Birds」などをインフォテインメントシステムにダウンロードすることができる。いわゆるサードパーティ製アプリの提供は、今後も継続的に拡大される予定だ。

市場投入と同時に、ビデオ会議システム「Zoom」および「Webex」も利用可能になる。オプションで、「Eクラス」の車内には最大5台のカメラを設置することができる。その中には、ビデオ会議(停車中のみ)などに使用できる自撮りカメラも含まれている。それが望ましいかどうかは別の問題だが、少なくとも「Eクラス」のビジネスマンズエクスプレスのコンセプトには合致していると言える。

より大きなアイコンと、TikTok、Angry Birds、Zoomなどのサードパーティ製アプリが新たに追加された。

AIにより、「Eクラス」は最も人気のある快適設定をルーティーンとして学習し、自動化することができる。デジタルフィットネスアドバイザーである「エナジャイジングコーチ」も拡張された。対応するスマートウォッチと連動することで、メルセデスはストレスレベルや睡眠の質などのバイタルデータを認識し、さまざまなリラクゼーションエクササイズを推奨する。新しい「Eクラス」では、乗客が最後のアナログ部分であるかのようにさえ思える。

購入アドバイス:あなたにぴったりのEクラス

メルセデスが「Eクラス」に用意しているエンジンは、なんと9種類にも及ぶ。さらに、「アバンギャルド」、「エクスクルーシブライン」、「AMGライン」の3つの装備ラインから選択でき、もちろんセダンとTモデルも選択可能だ。では、どれを選ぶべきだろうか?

これらのオプションは必須:エアサスペンションとオールホイールステアリングが1つのパッケージになっている。高価だが、その価値は十分にある。3,320ユーロ(約59万円)の追加料金で、「Eクラス」は凹凸のある路面も滑るように走り、「Aクラス」のように駐車スペースでも軽快に操作できる。さらに、360度カメラも547ユーロ(約10万円)と手頃な価格なので、ぜひ追加することをお勧めする。

豊富なラインナップから選択できる。

あらゆる運転スタイルに最適なモデル

走行距離が少ない人は、204馬力(プラスマイルドハイブリッド)の「E 200」で十分だ。ガソリンエンジンは、やや荒い感じがするが、遮音性は良好だ。マトリックスライト、レザーシート(または人工皮革)、アルミホイールなどのオプションは個別に注文できる。四輪駆動は2,800ユーロ(約50万円)弱だ。推奨モデル: E 200 4MATIC(204馬力)=61,999ユーロ(約1,103万円)から。

Eクラスにはスポーティー、エレガント両方のフロントマスクが用意されている。

頻繁に運転する人は迷うだろう。財布に優しい「E 200 d」は、60,000ユーロ(約1,070万円)弱と、小型ガソリン車よりも若干安価だ。「E 220 d」は、あらゆる面でより優れた性能を発揮する。さらに、ディーゼルプラグインハイブリッド車もある。滑らかな走行性能を重視し、十分な予算がある方には、パワフルな「E 450 d」が最もお勧めだ。推奨モデル: E 450 d 4MATIC(367馬力)=86,263ユーロ(約1,535万円)から。

スポーツドライバーには当然のことながら、AMGが最適だ。そうでない場合は、「450」も検討の価値がある。381馬力という十分なパワーを備え、より魅力的な乗り心地と、より落ち着いた外観を誇る。推奨モデル:AMG E 53 4MATIC(449馬力)=109,242ユーロ(約1,944万円)から。

ほぼ何でもできる:EクラスTモデル(アップデート情報!)

「Eクラス」のステーションワゴンは、まさにマルチツールだ。何十年もの間、ファミリーカー、社用車、パトロールカーとして活用されてきた。このような成功の歴史を考えると、次回のアップデートではさらに上を目指すというプレッシャーも当然大きくなる。そのためか、メルセデスのエンジニアたちは、ドアハンドルなど、近づいただけで飛び出すような機能など、一部の点で少しやり過ぎているかもしれない。

テスト:E 400 eは優れているが高価

テストでは、プラグインハイブリッドの「E 400 e 4MATIC」は我々を十分に納得させることができた。ハイブリッドシステムは非常に良く機能し、電動モーターと内燃エンジンの切り替えもスムーズだ。

天地方向に浅いトランクはもっと大きくしてほしい。

広々とした室内空間、開放感、品質、そして素晴らしい MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンス)システム – インテリアはほぼ完璧だ。ただし、音楽に合わせて振動するシートなど、時にはその目的を超えている部分もある。
AUTO BILD テスト評価:2

結論:
この「Eクラス」は、ほぼすべてのことを、しかもかなり高いレベルでこなす。特にプラグインのコンセプトは説得力がある。メルセデスは、エレクトロニクスに関しては、本質的な部分に焦点を当て続けるべきだろう。

フォトギャラリー:メルセデス・ベンツEクラス(W214)

Text: Jan Götze, Konstantin Seliger and Jonas Uhlig
Photo: Daimler AG