「ストラダーレ モデナGTX」Gクラスのように見えるが、そうではない!707馬力のチューニング、豪華さ、Gクラスの外観を備えたジープ ラングラー!
2025年12月11日
ストラダーレ モデナGTX(Stradale Modena GTX):ジープ ラングラー(Jeep Wrangler)を707馬力、豪華なGクラスのような迫力の外観にチューニング。幅広で、角張って、たくましい。しかし、よく見ると、その見慣れた外観の背後には、AMG G 63よりもさらにパワーのある、まったく別の車があることがわかる。
何十年もの間、「ジープ ラングラー」は自由、オフロード、冒険の象徴だった。しかし今、イタリアのチューナー、「ストラダーレ モデナ」が、このオリジナルモデルを、これまで想像もできなかったほどの豪華さとパワーで再解釈した。「ストラダーレ モデナGTX」は、アメリカンタッチの「Gクラス」を彷彿とさせる外観だ。
そのシルエットは、直立したフロント、角張ったライン、巨大なホイールなど、非常に印象的だ。まるで「AMG G 63」が駐車しているかのようだ。7本のスロットを備えた、「ジープ」特有のグリルだけが、オリジナルを彷彿とさせる。「GTX」は、幅広のフェンダー、迫力あるバンパー、LEDライト、そしてより重厚な印象を与え、その力強い外観を強調するボンネットを備えている。リヤもスポーティなタッチが加えられており、4本のエキゾーストパイプ、ディフューザーなど、すべてが見せ場となるよう設計されている。

リヤには、この改造の豪華さが表れている。GTXには、オプションで、インテリアの色に合わせた旅行用バッグが付属する。
チューンアップされたジープ ラングラー:Gクラスとマッスルカーの融合
車内も、見違えるほど変更が加えられている。頑丈なプラスチックの代わりに、レザー、アルカンタラ、カーボンが主流だ。センターコンソールや大画面インフォテインメントシステムなど、多くの要素が新たにデザインされている。オプションで、「ルビコン」オフロードパッケージ、リジッドアクスルに代わるフロント独立懸架、改良されたダンパー、アルパインサウンドシステムも選択可能だ。「GTX」は、従来のオフロード車よりも快適さと豪華さを求める購入者を明確にターゲットにしている。

「ストラダーレ モデナ」は、272馬力の2.0リッターターボから505馬力の6.4リッター V8まで、4種類のエンジンバリエーションを用意している。最上位モデルは、「ダッジ ヘルキャット」に搭載されている6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジン(707馬力)を採用している。これにより、「GTX」は585馬力の「AMG G 63」をも上回っている。
ストラダーレ モデナGTXは、公道走行用に設計されている
比較として、「ジープ ラングラー」の価格は70,900ユーロ(約1,276万円)からだが、「ストラダーレ モデナGTX」は、価格的にはまったく別のリーグに属する。改造費用は約100,000ユーロ(約1,800万円)からで、707馬力のトップモデルは180,600ユーロ(約3,250万円)からとなっている。オプションを追加すると、価格は300,000ユーロ(約5,400万円)近くまで上昇する可能性がある。

幅広のタイヤ、強調されたロードルック、そして大規模なボディ改造により、「GTX」は厳しい地形での走行にはあまり適していないと思われる。この「ジープ」は、人目を引くことを望む個性派のための豪華なアイテムとなっている。
Text: Marie Milius
Photo: Stradale Modena

