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【新車情報】第4世代「ルノー トラフィック」が2026年に登場!回転半径はクリオと同じ!全情報!

2025年12月26日

ルノー トラフィック(Renault Trafic):2026年発売予定。新型の完全電気自動車ルノー トラフィック。この小回りが利く電動コマーシャルバンは、クリオと同じ回転半径を持っている!

このコマーシャルバンは第4世代に突入

商用車としても長い歴史を持つ、現行の「ルノー トラフィック」は、10年以上を経て、新世代モデルに取って代わられる。ルノーは、第4世代モデルの「ルノー トラフィック」を発表した。最大の革新点は、トラフィックが純電動車になったことだ。

ルノーは、いくつかの革新的な技術を取り入れた。ルノーの量産モデルとしては初めて、800ボルトの高速充電技術を採用している。数字で言えば、20分で260kmの走行距離分の電力を充電できる。新しいアーキテクチャーは、ソフトウェアに重点を置いていて、OTAでアップデートが可能だ。

クリオのような回転半径!

もちろん、このセグメントの通常の長所も備わっている。より大きな「L2」モデルでは、5,800Lの積載スペースがある。ルノーは最大1.25トンの積載量を目指している。さらに、「トラフィック」は最大2トンの牽引能力も備えている。そして、このトランスポーターは、小型車「クリオ」と同じほどの回転半径を実現しているそうだ!

興味のある人は、残念ながらまだかなり長い間待つ必要がある。市場投入は2026年末を予定しているからだ。

価格:基本価格は 40,000 ユーロ(約720万円)以上

ルノーは、新型「トラフィック」の価格についてはまだ明らかにしていない。我々は、この商用車の価格は40,000ユーロ(約720万円)を超えると予想している。

ただし、これは小型バッテリーを搭載したバージョンにのみ当てはまるだろう。ルノーは発売当初、このバージョンは提供しない予定だ。まず発売されるのは、大型バッテリーを搭載した「トラフィック」だけで、これはさらに高価になるだろう。

デザイン:乗用車に近い外観

新型「トラフィック」は、前モデルと混同される心配はまったくない。デザインは、ルノーの乗用車により近づき、形状はより角張って、ずんぐりした印象になっている。フロントは、以前よりも張り出しが少なくなり、フロントガラスと同じような角度で傾斜しており、モダンな外観となっている。

もちろん、フロントフードの高い位置に配置された新しいライトシグネチャーも、この印象に貢献している。さらに、デイタイムランニングライト、イルミネーション付きロゴ、そしてこの2つの要素をつなぐ細いLEDライトも追加されている。メインヘッドライトは、引き上げられたスカートの下部に配置されている。

スライドドアと非対称の観音開きドアは、ユーロパレットの積み込みを容易にするものだ。

初めてリヤにライトシグネチャーを採用

ルノーは、トラフィックがリヤにライトシグネチャーを採用した初の商用車であると述べているが、そのデザインはかなりミニマルなものとなっている。2本の細いLEDストリップがサイドに縦に走っている。

パネルは必須だが、第4世代では、むしろデザイン上のギミックのように見える。過酷な商用車の日常使用においてはガラス窓よりもパネルの方が合理的である。

「Trafic」の文字は、ルノーのすべての軽商用車に順次採用される予定だ。

フロントオーバーハングを最小限に抑え、後輪駆動を採用することで、ルノーは小型車「クリオ」と同レベルの非常に小さな回転半径を実現すると約束している。

サイズ一覧:
・ルノー トラフィック ボックスバンL1
⚪︎全長:4.87m
⚪︎全幅:1.92m
⚪︎全高:1.90m
⚪︎積載容量:5,100L
ルノー トラフィック ボックスバンL2
⚪︎全長:5.27m
⚪︎全幅:1.92m
⚪︎全高:1.90m
⚪︎積載容量:5,800L
・最大牽引重量:2トン
・積載量:約1.25トン

駆動方式:完全電動化

「トラフィック」は新世代モデルで完全電動化される。そのため、このモデルは、他のEドライブ搭載のルノー車と同様、「E-TECHエレクトリック」の名称が付けられる。

ルノーは、まだ詳細については明らかにしていない。「トラフィック」はまだ公認されていないが、このプロセスが完了した後、ルノーは詳細を公表するだろう。

この商用車は、204馬力(150kW)および345Nmの後輪駆動を搭載することはすでに公式に発表されている。

Vehicle-to-Loadのおかげで、トラフィック自体が工具やノートパソコンの電源にもなる。車内にはコンセントがあり、アダプターを使えば充電ポートも使える。

初めて量産車に800ボルトを採用

バッテリーには2つのオプションがある。その容量については、ルノーはまだ明らかにしていないが、航続距離は明らかにしている。小型バッテリー搭載車は最大350kmの走行が可能だが、発売は後になる予定だ。市場投入時には、最大450kmの航続距離を持つ大型バッテリー搭載車のみが提供される。

充電は、高速800ボルト技術で行われる。これはこれまで、ルノーの特別モデル「R5ターボ3E」でのみ採用されていたものだ。260km分の充電には、わずか20分しかかからないとのことだ。つまり、バッテリーを15%から80%まで充電するのに20分しかかからないということだ。

装備:コックピットを近代化

トラフィックのコックピットは、典型的な商用車のままだ。そのことは、飾り気のない頑丈なダッシュボードからも伺える。

しかし、ルノーのトランスポーターのドライバーは、新世代モデルで新しいスクリーンを楽しむことができる。計器モニターは10インチで、湾曲したメーターナセルに組み込まれている。インフォテインメントスクリーンは四角形で、12インチ、運転席に向かって傾斜している。

シートカバーはグレーの布とデニム生地でできている。

このソフトウェアはAndroid Autoをベースにしており、クラウドに接続され、ワイヤレスで更新できる。さらに、Play Storeから追加のアプリも入手できる。この新しいシステムでは、ユーザープロファイルなどを保存できるため、フリート内のどの車両でも、お気に入りの設定を呼び出すことができるようになっている。

収納スペースは必須

しかし、このセグメントでは、他のセグメントよりも収納スペースが重要なのは言うまでもない。中央のスクリーンの下には、3つのドリンクホルダーと1つの書類ホルダーがある。さらに、ステアリングホイールの両側に2つの小さなコンパートメント、助手席側に1つの深いコンパートメントがある。ドアのコンパートメント、ダッシュボードとフロントガラスの間のスペースも、すぐに手元に置いておきたいものを収納できるスペースだ。

「トラフィック」がオンラインであることで、車両管理者はメンテナンスを事前に計画できるという利点がある。ルノーは、特定の部品の摩耗をリアルタイムで監視して、遠隔診断を行い、問題を直接修正したり、修理を計画したりできるとしている。

新機能には「セーフティコーチ」がある。これは運転スタイルを評価する機能だ。評価結果は中央のスクリーン(右下)に表示される。

もう1つの機能は、賛否両論があると思われる「セーフティコーチ」だ。この機能は、センサーのデータと自動車の人工知能を利用して、ドライバーの運転がどれほど慎重であるかを評価する。走行終了時に、「セーフティコーチ」は最大100点満点で評価を行い、必要に応じてより安全な運転スタイルのためのアドバイスを提供する。

結論:
新世代の「トラフィック」は、外観が大きく進歩している。小型車レベルの回転半径と800ボルトのテクノロジーにより、この商用車は特に都市部で大きな可能性を秘めている。

フォトギャラリー:新型ルノー トラフィックE-TECHエレクトリック

Text: Katharina Berndt
Photo: Renault Group