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【この6ドアベンツなんぼ?】6ドア8人乗りメルセデスEクラス販売中!走行距離55万km超のストレッチリムジンがこの価格 これは許容範囲かな?

2025年12月21日

ドイツの中古車情報:6ドア、8人乗りのメルセデスE200 CDIレメッツ リムジン(W210)。多ければ多いほど良い?このストレッチリムジンの価格は?!

大家族で休暇に行くのが好き?それとも、ずっとストレッチリムジンを所有したいと思っていた?それなら、この「12シリーズ」はまさにあなたにぴったりの車かもしれない!

ソットラムのディーラー「Autoland-2000」は、現在、非常に特別な「メルセデスEクラスを販売している。このシルバーの「W210」は、オランダのレメッツ(Remetz)によって6ドア、8シートのリムジンに改造されたものだ。

一見、おかしなことのように思えるかもしれないが、1996年には、タイ王室の要望により、新しい「Eクラス」が延長された実績がある。この改造を担当したのはドイツで霊柩車や特装車を製造するビンツ(Binz)で、Eクラスを1メートル近く延長した。

レメッツ社による改造

ビンツでは当初1台のみの限定生産が予定されていたが、超ロング「Eクラス」の需要が非常に高かったため、その後数年間に少量生産された。しかし、当時「12シリーズ」を延長したのはビンツだけではなかった。同じく1996年にオランダで設立されたレメッツ社は、設立からわずか3か月後に、「メルセデスW210」をベースにしたレメッツ シックスドア リムジンを発表した。このリムジンも、同じ手法で改造された。

スポーツカーではなく、移動式砂丘:116馬力の4気筒ディーゼルエンジンは、延長されたEクラスでは苦労するだろう。その代わり、このエンジンは極めて耐久性が高いと評価されている。

このため、「Eクラス」は分解され、新しい中央部と追加のドア(開閉できないサイドウィンドウ付き)、さらに別の座席が組み込まれた。ちなみに、レメッツにとって「W210」はほんの始まりに過ぎなかった。現在では、同社はあらゆる種類の特別改造を専門としており、延長された「ベントレー ミュルサンヌ」、「テスラ モデルSシューティングブレーク」、さらには「フィアット500」の霊柩車まで手掛けている。

走行距離50万km以上

しかし、ソットルムで展示されていた「Eクラス」に戻ると、この車は2000年10月に初めて登録され、それ以来、明らかに頻繁に走行されていたようで、「W210」は556,981kmの走行距離で広告に掲載されている。ベース車両は「メルセデスE200 CDI」で、ボンネットの下には2.1リッター4気筒ディーゼルエンジン(OM 611)が搭載されている。116馬力、最大トルク250Nmのこのディーゼルエンジンは、XXLサイズのEクラスを動かすにはアンダーパワーであると言わざるを得ない。

6ドア、8人乗り:このEクラスは、運転手付き送迎にも大家族にも最適だ。

残念ながら、整備履歴に関する質問は未回答のままだ。関心のある人は、必ず再度問い合わせるべきだろう。同様に、レメッツ「Eクラス」は見た目は良いが、錆について厳密に検査する必要がある。結局のところ、ストレッチリムジンであるかどうかに関わらず、ほとんどすべての「12シリーズ」は錆びるからだ。

価格は 12,900ユーロ(約230万円)

良い点としては、「Eクラス」は希望に応じて新しい自動車検査付きで販売されることで、次のオーナーは頭痛の種を一つ減らせるかもしれない。そして、最も重要な価格についてだが、このロングホイールベースのメルセデスの価格は12,900ユーロ(約230万円)だ。

6ドアの「Eクラス」は珍しい車だから、具体的な価格比較はできない。唯一の参考情報としては、オランダで、走行距離24万kmにも満たない、かなりボロボロの状態の「W210」の黒いレメッツによる改造車が、個人から3,250ユーロ(約58万円)で売り出されている。

中央のサイドウィンドウは開かないが、オリジナルのメルセデス エントリーレールが使われている。

写真を見ると、ここで紹介しているシルバーの車は、走行距離が多いにもかかわらず、かなり手入れが行き届いている印象を受ける。「Eクラス」の価格は決して安くはないが、この車ならどこでも注目されること間違いなしだ。だって、6ドアのセダンなんて他にある?

結論:
ビンツの改造車については知っていたが、レメッツについては今回初めて知った。いずれにせよ通行人の顔をきっと驚かせるであろう「メルセデスEクラス」であることは間違いない。私自身は6ドアのセダンを使う必要はないが、そうではない潜在的な顧客や愛好家も確かにいるはずだ。

Text: Jan Götze
Photo: Autoland-2000