【このSクラスなんぼ?】「メルセデスS600」V12気筒、517馬力、そして純粋な豪華さがコンパクトカーの価格で手に入る?
2026年1月6日
ドイツの中古車情報:メルセデス S 600(2006)。V12気筒、517馬力、そして純粋な豪華さを持つメルセデスS600はかつてこのブランドのフラッグシップモデルだった。現在、その中古車が新車価格のわずか数分の1の価格で販売されている。
「W221」シリーズの「メルセデス S 600」は、メルセデス・ベンツのトップモデルであり、2006年から2013年にかけて生産された。
5.5リッターV12ツインターボエンジン(M275)は、517馬力、最大トルク830Nmを発揮。そのパワーは5速オートマチックトランスミッションを介して後輪に伝達され、最高速度は0から100km/hまで約4.6秒、最高速度は電子的に250km/hに制限されている。
「S 600」の新車価格は約138,000ユーロ(約2,415万円)だったが、通常の特別装備を追加すると、約150,000ユーロ(約2,625万円)以上にまで上昇した。だが、今回、手入れの行き届いた車両が、この価格を大きく下回る価格で販売されている。
この車両は2006年製で、走行距離は84,068km、クレフェルトの「Carport Crefeld GmbH」で、24,990ユーロ(約437万円)で販売されている。
装備には、サンルーフ、バックカメラ、アルカンターラ製の天井、アダプティブエアマティックエアサスペンションなどが含まれる。さらに、アクティブボディコントロール、ナイトビジョンアシスタント、カーブライト付きバイキセノンヘッドライト、プレセーフシステムなどの快適性と安全性を高める機能も備わっている。

インテリアには、ベンチレーション、シートヒーター、マッサージ機能を備えたマルチコントゥアシートを採用。レザー(「パッションエクスクルーシブ」)、バールウッドトリム、メモリーパッケージ、ハーマンカードン製サウンドシステムがそれを引き立てる。電動サンシェード、オートマチックエアコン(サーモトロニック)、アンビエントライトも装備され、充実した内容となっている。
よく知られている弱点
V12エンジンは、適切なメンテナンスとオイル交換サイクルを守っていれば、基本的には耐久性が高いとされる。ただし、その複雑な構造ゆえ、長期的には維持コストが高額になりやすい。特に、エアサスペンション、イグニッションコイル、ターボチャージャー、電子制御系コンポーネントは、経年劣化による不具合が発生しやすいポイントだ。

購入にあたっては、できればメルセデス・ベンツ正規の、確認可能な整備履歴が不可欠だ。定期的にメンテナンスが行われてきた個体は、リスクが低いと判断できる。チェックすべきポイントとしては、エアサスペンション、オートエアコン、各種コンフォート機能が正常に作動するかどうかが挙げられる。
実走行での燃費は、リッターあたり6.6kmだ。排気量と排出ガス量の関係から、自動車税は相応に高く、保険料や補修部品代も高額になりがちだ。
ここで紹介する車両は、24,990ユーロ(約437万円)と中程度の価格帯だ。このシリーズの整備の行き届いた車両は、走行距離や装備に応じて、現在20,000ユーロから30,000ユーロ(約350~525万円)程度で販売されている。
結論:
価格は低く見えるかもしれないが、「メルセデスS600」は12気筒エンジンを搭載しており、それに応じて維持費も高額になる。メンテナンス、保険、燃料費は高額だ。この車では、購入時のみ、低価格で豪華さを楽しむことができる。


Text: Marie Milius
Photo: Carport Crefeld GmbH

