グランツーリスモの遺伝子を持つ「メルセデスCLE」のスポーツ性と快適性は本物か?
2025年12月21日
テスト(CLE 300 4MATICクーペ):インフォテインメントで満点
我々のテストでは、「CLE」は高い評価を得ている。インフォテインメントは満点だが、ボディの品質については、試作車しかテストできなかったため、最終的な評価は下せていない。エンジンについては、テストした「CLE 300」の4気筒エンジンは、強力な加速力を発揮している。クーペの高い価格については、減点せざるを得ない。これは、競合車であるBMWよりもかなり高い価格だ。
メルセデスCLE 300 4MATICクーペ
AUTO BILDテスト評価:2-
「【初テスト】まさに太陽光のような存在「メルセデス・ベンツCLE 300カブリオレ」メルセデス製エレガントなオープンクルーザーをテスト&レポート!」:https://autobild.jp/45915/
比較テスト:ディーゼルエンジン搭載のCLE クーペが2位
ディーゼルクーペの比較では、「CLE 220 d」が「BMW 4シリーズ」に次ぎ、「アウディA5」を上回り2位となった。メルセデスは、走行時に卓越した性能を発揮する。ステアリングは繊細で、リヤはスポーティに反応し、アダプティブサスペンションは最高の快適さを提供する。カーブでのみ、その重量が感じられる。しかし、「CLE」はこの分野で最も高価な車でもある。
「「アウディ A5」対「BMW 420d」対「メルセデス CLE 220d」ドイツ製高級ディーゼルクーペを比較する」:https://autobild.jp/31797/
テスト:CLE 300カブリオレはクルーザーとして納得の性能(アップデート情報!)
メルセデスが「カブリオレ」を堅持していることは喜ばしいことだ。たとえ、「CLEカブリオレ」が現在、シュトゥットガルトのポートフォリオで唯一のソフトトップモデルであるとしても(AMGとマイバッハは除く)。もちろん、このボディ形状における補強の問題や軽量化にあたっては相当の開発の手間が必要だが、メルセデスはそれを巧みに解決している。インフォテインメントスクリーンの傾斜は、反射を防ぐために角度調整が可能だ。

エアキャップシステムにより、フロントガラス上部と後部座席背後にウィンドディフレクターが装備されており、ボタンひとつで展開することができる。これにより、走行感覚は、大きなサンルーフを備えたクーペに近いものになる。さらに、シートに組み込まれたヘッドスペースヒーター「エアスカーフ」が、首筋に暖かい空気を送り込む。「CLE 300」の4気筒エンジンは、良質で実用的な特性を持っており、クルージングに最適だ。
メルセデス CLE 300 4MATICカブリオレ
AUTO BILDテスト評価:2-
「【初テスト】まさに太陽光のような存在「メルセデス・ベンツCLE 300カブリオレ」メルセデス製エレガントなオープンクルーザーをテスト&レポート!」:https://autobild.jp/45915/
テスト:メルセデスAMG CLE 53は、運転の楽しさとスタイルを提供(アップデート情報!)
グランツーリスモの遺伝子により、「メルセデスAMG CLE 53」は、低く、幅広で、豪華に道路を滑るように走る。9速オートマチックトランスミッションは、ギアを素早く、適切に選択する。オーバーブーストでは、このシステムは一時的に600Nmを発生し、ドリフトモードも搭載されている。ここでは、リヤアクスルステアリングが威力を発揮する。これにより、「CLE 53」は都市部では驚くほど機敏に、高速走行では特に安定した走行性能を発揮する。

メルセデスAMG CLE 53
AUTO BILDテスト評価:2-
「【アンチSUV】スタイリッシュなドライビングプレジャーとラグジュアリーを備えたグランツーリスモ 新型「メルセデスAMG CLE 53」集中テスト」:https://autobild.jp/42563/
結論:
「Eクラス クーペ」と同じくらい広々としていて、「Cクラス クーペ」と同じくらいスポーティ:「CLE」はその両方を兼ね備えている。6気筒エンジンが搭載されているのは素晴らしいが、デザインに関してはもう少し独自性があれば良かったと思う。
フォトギャラリー:新型メルセデスCLE












Text: Holger Preiss, Jan Götze and Konstantin Seliger
Photo: Mercedes-Benz Group

