「トンネルモード」ってナニ? さらなるサウンドの感動をお届けするためにポルシェは「トンネルモード」の特許を取得した
2025年12月9日
ポルシェの特許:「トンネルモード」。トンネルが前方に?ポルシェは、さらなるサウンドの感動をお届けするために「トンネルモード」の特許を取得した。
多くの自動車愛好家にとって、エモーショナルなエキゾーストサウンドは、特にトンネル内では、今も昔も大きな喜びをもたらす。ポルシェは、顧客を喜ばせる要素を正確に把握しており、このために独自の「トンネルモード」の特許を取得した。
「CarBuzz」ポータルによれば、シュトゥットガルトの同社が世界知的所有権機関(WIPO)に申請した最新の特許は、車がトンネルに近づいたことを自ら認識するモードについて記載している。車載カメラにより、システムはトンネルを事前に認識し、音響的に準備を行うというものだ。
この楽しみは、内燃エンジン車だけに留まるものではない
すると、ポルシェは多くのファンが本能的に行うことを自動的に実行する。窓が開き、車は低速ギアに切り替えられ、ドライバーは感動的なエンジン音を楽しむことができる。
電気自動車のポルシェも、独自のパワフルな内燃エンジンモデルをイメージさせる人工的なエンジン音で「トンネルモード」を楽しむことができるようになる。
また、コンバーチブルのドライバーも恩恵を受ける。このシステムは、ルーフを開けるよう指示し、車内が快適な温度に保たれるよう、空調を調整する。
コンフォートモードは静粛性を確保
より静かな環境を好む人にも、適切なオプションが用意されている。コンフォートモードでは、サウンドが低減され、排気フラップが閉じられ、走行モードがよりリラックスしたものになり、窓は閉まったままになる。これは、反響やエコーを嫌う人にとっての理想的なモードだ。
結論:
「トンネルモード」は、まだ紙の上のアイデアに過ぎない。しかし、シュトゥットガルトのどこかで、この技術を量産化する方法を、すでにエンジニアたちが研究していることは間違いない。一方で、自動車排ガス規制が当局の関心事となっている現在、このトンネルモードが意味のあるものかどうかは疑問とも言えよう。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Christian Bittmann / AUTO BILD

