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フォルクスワーゲンは現行トゥアレグの最終版「トゥアレグ ファイナルエディション」で高級SUVの内燃機関時代に終わりを告げる!

2025年11月21日

VWトゥアレグ ファイナルエディション(Volkswagen Touareg Final Edition):時代の終わり。VWは20年以上にわたり、世界中で販売された高級SUVトゥアレグに別れを告げる。「ファイナルエディション」は内燃機関時代の終わりを告げるものであり、2026年からは電気自動車が走行する。

20年以上の歴史に幕を閉じる:フォルクスワーゲンは、特別モデルで「VWトゥアレグ」の引退を告げる。「ファイナルエディション」は、75,025ユーロ(約1,315万円)から、今すぐ注文可能。2026年3月末、内燃エンジンを搭載した大型SUVの生産は、ついに終了する。

2002年、VWは「トゥアレグ」で高級車市場への参入を試みた。高級セダン「フェートン」とともに、技術とイメージの両面でブランドを向上させることを目指していた。このコンセプトは成功し、39カ国で120万台以上を販売した「トゥアレグ」は、今日でも最も成功した高級SUVのひとつとなっている。

VWトゥアレグは基準を打ち立てた

初代モデルも、エアサスペンション、電気機械式スタビライザー、オフロード性能、313馬力のV10 TDIや450馬力のW12などの強力なエンジンにより、基準を打ち立てた。2010年に発売された後継モデルは、より広い空間、快適性、そして同ブランド初のハイブリッド駆動システムを搭載。2018年からは、デジタルコックピット、最新の運転支援技術、プラグインハイブリッドパワーを備えた第3世代が販売されている。

20年以上を経て、VWは最後の高級SUV「トゥアレグ」を「ファイナルエディション」で送り出す。

VWは、「トゥアレグ」に別れの意を込めて、特別限定モデルを贈る。「ファイナルエディション」のロゴが、リアドア、ドアシル、レザー製のシフトレバーに刻印されている。インテリアには、マルチカラーのアンビエントライト、イルミネーション付き装飾、高品質の素材が採用されている(エレガンスライン以上のグレードに標準装備)。

トップモデル:V6ガソリンエンジンとEモーターを搭載したトゥアレグR eハイブリッド

「トゥアレグR eハイブリッド」は、最後までトップの座を維持している。V6ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせ、最大462馬力を発生し、100kmあたりの複合燃料消費量は15.2~14.8kWh、燃料消費量はリッターあたり16.6~19.2kmだ。

快適な長距離走行車としても、強力な牽引車(最大3.5 トンの牽引能力)としても、「トゥアレグ」は3世代にわたって基準を打ち立ててきた。「ファイナルエディション」の登場により、一つの時代が幕を閉じる。未来は完全電動化だ。後継車は「SSP」プラットフォームをベースとし、「トゥアレグ」の要求を電気自動車の時代へと引き継ぐことになる。

Text: Bianca Garloff
Photo: Volkswagen