1. ホーム
  2. このクルマなんぼするの?
  3. 【このBMW i7なんぼ?】EVの中古価格は半端なく下落する この新車価格より890万円も安い豪華な電動BMWセダンは果たしてお買い得か?

【このBMW i7なんぼ?】EVの中古価格は半端なく下落する この新車価格より890万円も安い豪華な電動BMWセダンは果たしてお買い得か?

2025年11月23日

ドイツの中古車情報:新車価格より50,000ユーロ(約890万円)安い中古のBMW i7。低走行のBMW7シリーズ電気自動車バージョンはお買い得か?

現在の7シリーズ(G70)」では、BMWは非常に印象的なデザインを採用しているが、そのデザインには賛否両論がある。しかし、豪華さ、快適性、性能の点では、「BMW 7シリーズ」は絶対的なトップクラスだ。

これは、初めて発売された完全電気自動車の派生モデルである「i7」にも当てはまる。豪華さと電気自動車の組み合わせに魅力を感じるが、高額の新車価格を払いたくないという人には、現在、手頃な中古車を手に入れる良いチャンスがある!

最低でも115,900ユーロ(約2,063万円)する完全電気式高級セダンでは、現在、中古車市場での提供台数が決して多くないことは明らかだが、現時点で、76台の中古の「i7」から選択することができる。このモデルは2022年から販売が開始されたばかりであるため、中古車の全車両は比較的新しいものとなっている。さらに、走行距離が20,000km未満の「i7」を希望する場合、46台のオファーが残っている。

リアドライブと豪華な装備を備えたブラックのBMW i7

ミュンヘンのメーカーは、市場投入以来、3種類の豪華な電気自動車「i7」を提供している。エントリーモデルである「eDrive50 は後輪駆動で、電気モーターを搭載し、最大出力は335kW(455馬力)だ。「xDrive60」と「M70 xDrive」は2基の電動モーターを搭載し、全輪駆動で、出力はそれぞれ400kW(543馬力)と485kW(658馬力)だ。1回の充電での最大航続距離は488kmから625kmだ。

BMW i7のインテリアは、快適なセダンとモダンなコマンドセンターを完璧に融合したものだ。

335kW(455馬力)のパワーで「i7」を軽快に走らせることができるため、お買い得品を探している人は、特に「eDrive50」を探してみてほしい。例えば、ドーマゲンにある自動車販売店「Autohaus Elegance」で現在、新しいオーナーを待っている「i7」は、とても魅力的なモデルだ。このブラックのBMWは、2023年末に初めて登録され、これまでに約19,000kmしか走行していない、ワンオ-ナーの車両だ。

最初の購入者が「i7」に、「M Sport Pro」パッケージを追加したため、このEセダンは、高い快適性とスポーティなタッチを兼ね備えている。ここでご紹介する「i7」には、パノラマガラスルーフ、全ドアのソフトクローズオートマチック、Mマルチファンクションシート(フロント)、4ゾーンオートマチックエアコンなどが装備されている。

むろん、新車でも中古車でも、高級セダンの「BMW 7 シリーズ」は決して安くはない。しかし、新車の価格と比較すると、中古車を購入することは非常に有益である場合がある。この車もそうだ。同等の新車を構成すると、すぐに130,000ユーロ(約2,314万円)以上の高価格になる。販売者が現在「i7」を78,980ユーロ(約1,405万円)で販売しているため、この高級車では現在50,000ユーロ(約890万円)以上も節約することができる。それでも、管理費とか修理代を考えると、中古の電気自動車の購入を躊躇する人が多い傾向は悩ましい問題でもある。

Text: Jens Borkum
Photo: Autohaus Elegance e.K