【ニューモデル情報】アウディは「A2」を電気自動車として復活させる?A2に非常によく似たプロトタイプのテスト車が目撃された!
2025年11月16日
アウディA2 e-tron:果たしてアウディはA2を電気自動車として復活させるのだろうか?アウディは現在、A2に非常によく似た新モデルをテストしている。20年以上ぶりに、電気自動車としてニューモデルが登場するかもしれない。
多くの自動車愛好家は、2000年頃に製造された「アウディA2」はその時代を先取りしていたと考えている。この小型車は、わずか6年間の製造期間で生産が中止された。購入者が少なすぎたためだ。
その大きな理由としては、アルミボディを纏い、空力的に最適化されたデザインが、他のモデルラインナップとまったく調和していなかったことが考えられる。しかし、今では「A2」はカルト的な存在となり、人気を誇っている。それはアウディファンだけではない。
2024年の終わりになって、研修生が作った自動車が、旧型「A2」に同ブランドの現在の電気自動車の要素を取り入れた外観を提示した。そして今、アウディはこの小型車を完全にリニューアルするかもしれない。なぜなら、プロトタイプハンターたちが、「A2」の形状を強く彷彿とさせるプロトタイプをアルプスで撮影したからだ。
これらの特徴はA2を彷彿とさせる
短いフロントフード、フラットなフロントガラス、アウディとしては珍しい非常に丸みを帯びたリヤ、そして A2 を強く彷彿とさせるルーフエッジスポイラーが、一目でわかる特徴だ。さらに、現在のアウディモデルに見られる要素も取り入れられている。そのひとつが、この車が電気自動車であることを示すグリルマスクだ。

ヘッドライトは2分割されている。細長いデイタイムランニングライトはかなり高い位置に配置されている。その特徴的なデザインは、小さな四角形で構成されているようだ。リヤには、横一文字に連続したライトデザインを採用している。
この車の形状は、現在のラインナップのどのモデルにも一致しないものの、まったく見慣れないものではない。側面を見ると、撮影されたこの車のプロポーションは、「VW ID.3」を強く彷彿とさせる。では、アウディは、親会社のMEB電気自動車を独自に改良したモデルを発売するのだろうか?いずれにせよ、「A2」という名称が採用される可能性は排除できない。
A1とQ2の後継車?
アウディのゲルノット ドルナー最高経営責任者は、英「Autocar」誌に対して、アウディがエントリーレベルの電気自動車を開発中であることを明らかにした。これは、将来、アウディのラインナップの中で最小の車種となるだろう。「アウディA1」と「アウディQ2」は、2026年に生産終了となる予定だ。

A2 e-tron はクワトロとして登場か
電気自動車の「A2」のニューモデルには、1基または2基の電動モーターを搭載したさまざまな駆動バリエーションが考えられる。トップモデルは「クワトロ」となるだろう。また、さまざまなサイズのバッテリーが用意され、最大500kmの航続距離が可能となるだろう。急速充電も必須だ。
現時点では、カモフラージュフィルムの下に実際に何があるかはまだ不明だ。その答えは、早くても2026年になって初めて明らかになるだろう。ニューモデルの市場投入は、2027年になる見通しだ。
結論:
「A2」は今では伝説的な存在となっているが、販売面では成功したとは言えない。おそらく、電気自動車として、ついにその時代が到来したのだろう。
Text: Katharina Berndt
Photo: Automedia

