【このクルマなんぼ?】 ラリーレジェンドとスポーツカー20台 伊パドヴァ自動車展示即売会より
2020年12月23日
イタリアのベネツィアの西にある小都市、パドヴァでおこなわれたアウト エ モト デポカ(Auto e Moto d’Epoca)2020には、多くのラリーレジェンドと、スペシャルなスポーツカーが多く出展された。それらのスペシャルクラシックスポーツカーの中から興味深い20台を選んで価格とともにレポートする。
現在でも、1960年代から90年代のラリーカーは、多くの自動車ファン魅了している。例えば、つい先ごろ、コロナウイルスによる特別規制下での開催となったパドヴァのアウト エ モト デポカ2020でも、一部の国際的なディーラーは参加できなかったものの、多くの希少かつ希少なクラシックカーが展示され、世界中から高い注目を浴びた。出展された車は4000台以上という想像を超えた数で、10,000ユーロ(約125万円)のヤングタイマースポーツカーから、6桁(1,250万円以上)のラリーレジェンドまで、ファン垂涎のクルマがほぼすべて揃っていた。
56,000ユーロ(約715万円)のミッドエンジン レジェンドクリオV6
また、今回はラリーカーのみならず、多種多様な興味深い車両が出展されていた。例えば、56,000ユーロ(約715万円)の価格で販売されていた、ミッドエンジンの伝説のルノー クリオV6フェーズ1や、かつてはロンドン自動車博物館に所蔵されていた初代のバットモービルなどなどだ。そのバットモービルは、7.5リッターV8エンジンを搭載した1966年式リンカーンをベースにしている。火炎放射器やバットレーダーなどのエクストラも組み込まれているという。そして、派手な色のポルシェを探している人たちには、レアなボディカラー「ライムグリーンメタリック」を身にまとったポルシェ928 Sが展示されていた。
Text & photo: Bernd Schweickard
加筆:大林晃平