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ポルシェが方向転換 ポルシェ718の後継車 新型ボクスターとケイマンは内燃エンジンを搭載して発売される可能性が高い!

2025年9月29日

ポルシェ ボクスター/ケイマン。ポルシェ718の後継車は、結局内燃エンジンを搭載するのだろうか?電気自動車の不振により、ポルシェは方針を転換したようだ。718の後継車は、当初の計画とは裏腹に、内燃エンジンを搭載して発売される可能性がある。

ポルシェは明らかに方針を転換した。2022年、「718」シリーズを完全に電気駆動に切り替え、ボクスターとケイマンを内燃機関を搭載しない形で未来へと送り出すことを発表していたが、ポルシェは、次世代の2種類の中置エンジンスポーツカーも、少なくとも一部のトップバージョンでは、ガソリンエンジン搭載モデルを引き続き販売することを認めたようだ。

メディアの報道によると、その背景には、同グループの戦略的な方向転換がある。電気自動車「718」の開発は継続されているものの、ポルシェは、顧客ニーズやシリーズの収益性を考慮すると、内燃機関を完全に廃止することはリスクが大きすぎると判断したようだ。

電気自動車モデルがエントリーモデルとなる可能性

その結果、「RS」モデルなどの高性能バージョンは、今後も従来の内燃エンジンを搭載したモデルとして提供される可能性がある。これにより、電気自動車モデルがより安価な選択肢となるという状況が初めて生じるだろう。

新しい内燃エンジンモデルがどのようなベースで開発されるかは、まだ不明だ。当初、純粋な電気自動車プラットフォームとして計画されていた現行の「718」の後継モデルは、このために大規模な調整が必要になるだろう。2016年から使用されている既存の「MMB」アーキテクチャーをさらに発展させることも考えられる。生産台数が限られていることを考えると、まったく新しいプラットフォームの開発はありそうもない。

マカンとカイエンにも内燃エンジンバージョンが登場する可能性

クラシックなスポーツカーのファンにとっては、この決定は朗報だが、まだしばらく待つ必要がある。現行世代の生産終了から、新しい内燃エンジンモデルの市場投入までには、まだ数年かかる見通しだ。噂によると、「マカン」と次期「カイエン」にも内燃エンジンバージョンが登場する予定とのことだ。

Text: Sebastian Friemel
Photo: Lena Willgalis / AUTO BILD