【新着情報】トヨタから新型E-SUV登場

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トヨタがRAV4をベースにSUV タイプの 新型EVを発表。

 トヨタはモデルラインナップに新しいE-SUVを追加する。それはトヨタが新たに開発したプラットフォームをベースにしており、他の一連のEVモデルの最初の1台となる。スケッチとともに最新情報をお届けする。

 やや粗野な印象のある「e-GNGA」という略称ではあるが、新型の電動SUVはトヨタにバラ色の未来を与えそうだ。
その背後には、VWグループのMEBに似た電気自動車の新しいプラットフォームがある。
その第一弾が、このRAV4サイズのミドルクラスSUVという、まだ名前のない車だ。

RAV4よりも広いスペース

トヨタの新型E-SUVについては、まだあまり知られていない。
しかし、似たようなボディサイズで、より長いホイールベースで、RAV4よりもはるかに多くのスペースを持っているはずだ。
スケッチからは、SUVにはファッショナブルでフラットなリアウィンドウが付いていることが見て取れる。
新開発の「e-BNGA」プラットフォーム自体は、拡張性があり、フロント、リア、四輪駆動に加え、幅広いバッテリー容量と出力を組み合わせることができる。
つまり、さまざまな要件や車両セグメントに対応できるということだ。
このミッドサイズE-SUVの後を追って、トヨタは他のモデルも続々と、順次、市場に投入する予定だ。

RAV4より短いオーバーハングとより長いホイールベースによって、より多くのスペースを備えている。

carscoops.comによれば、それらの中にはSUVだけでなく、セダンやミニバンも含まれているという。
トヨタによれば、すべてのモデルが運転の喜びをおろそかにしない、妥協のないモデル開発に努めるとのこと。
トヨタは、新型E-SUVの価格や計画生産台数の詳細はまだ発表していない。
E-SUVはすでに現在生産の準備が整っており、2022年初頭の市場投入が見込まれている。

2020年は後半になって世界的にEV化への法制などなどが加速した一年となった。その多くは2030年代に変革時期が集中しており、ここ10年は内燃機関もEVも様々な技術が入り乱れながら、EV(ハイブリッドシステムを含む)へ向かう10年となるだろう。
純粋なEV車では一見遅れをとっているように見えるトヨタではあるが、まったくそんな心配はなく、トヨタの実力からすれば、やる気になってそちらの方向に進むのであれば、あっという間にクオリティの高いEVモデルのフルラインナップを成立させることはそれほど困難なことではないはずだ。
もちろんバッテリーの生産体制など問題もあるかもしれないが、それでもなんらかの策を虎視眈々と準備していることは間違いないし、気が付いたらアッという間にEVフルラインナップが出来あがっていた、そんなメーカーがトヨタなのである。
今までのハイブリッドシステム技術(生産技術を含む)と、今度のミライ(燃料電池車=水素自動車)を見る限り、今回予想されたトヨタのSUVのEVなど、いつ出ても当たり前であり、世界のメーカーにトヨタが後れを取っているという一般的なニュース報道に関しても、「トヨタほどのメーカーにそんな盲点などないですよ」と反論したい気持ちである。

Text: Moritz Doka
加筆:大林晃平
Photo: Toyota