1. ホーム
  2. ニュース
  3. 【テスタロッサ復活!】フェラーリSF90の後継車は伝説のアイコンモデル名を受け継ぐ!「フェラーリ849テスタロッサ」の新着情報

【テスタロッサ復活!】フェラーリSF90の後継車は伝説のアイコンモデル名を受け継ぐ!「フェラーリ849テスタロッサ」の新着情報

2025年9月21日

フェラーリ849テスタロッサ(Ferarri 849 Testarossa):SF90の後継車は、フェラーリファンにとっては伝説の名前を受け継ぐ。プラグインハイブリッドのスーパーカーは、V8エンジン、3基の電動モーター、1050馬力、そして長い伝統を持つ名前を備えている。詳細情報!

フェラーリにおいて、伝統ある「テスタロッサ」という名称は、もともと赤く塗装されたシリンダーヘッドを指しており、1950年代の耐久レースで成功を収めたレーシングカー「250テスタロッサ」で初めて型式名として使用された。1980年代、フェラーリはロードモデル「テスタロッサ」でこの名前を採用した。そして今、再びその復活を祝おうとしている。

新型「849テスタロッサ」は、フェラーリの新しいプラグインハイブリッドのフラッグシップモデルだ。1,050馬力(772kW)のこのスーパースポーツカーは、改良されたツインターボV8エンジンと3基の電動モーターを組み合わせ、2026年に、クーペとコンバーチブルとして、「SF90ストラダーレ」と「SF90スパイダー」の後継モデルとして登場する予定だ。

V8エンジンは830馬力を発生し、新しいシリンダーヘッド、エキゾーストマニホールド、ターボチャージャー(フェラーリの量産車では過去最大)が搭載されている。さらに、3基の電動モーターが合計220馬力を発揮する。

2基の電動モーターはフロントアクスルに配置され、コーナリング時のトルク配分をコントロール。最高速度210km/hまで出力を供給し、3基目の電動モーター(内燃エンジンとトランスミッションの間に配置)は、それ以上のフルパワーを供給する。

ヘッドライトの間に黒いデザイン要素が配された849テスタロッサのデザインは、フェラーリ12チリンドリを少し彷彿とさせる。

電動モードでは、新型「849テスタロッサ」は前輪のみ駆動で、最高速度は129km/hに制限されている。搭載されている7.45kWhのバッテリーは、最大25kmの航続距離を実現する。これはそれほど長い距離ではないが、「849テスタロッサ」では純粋な電動走行は主目的ではないためこれでいい。

6.3秒で200km/hを突破

これにより、このスーパースポーツカーは、その前身である「SF90ストラダーレ」を凌ぐ存在となるだろう。0から100km/hまでの加速は、わずか2.2秒。わずか6.3秒で200km/hに到達する。「スパイダー」は、わずかに速度が低下するが、両バージョンとも最高速度は330km/h以上と公表されている。駆動システムは8速デュアルクラッチトランスミッションだ。

外観上、新型「849テスタロッサ」は「SF90」や「デイトナSP3」に似ているが、よりレトロな要素を採り入れている。大きなサイドエアインテークはドアに組み込まれている。キャビンが前方に移動したダブルリヤデザインは、「512 S」から着想を得ている。そして、ヘッドライトをつなぐ橋のような水平デザインのフロント部分は、1980年代のフェラーリモデルを彷彿とさせる。

基本価格は約450,000ユーロ(約7,875万円)以上と予想

新型「フェラーリ849テスタロッサ」の価格については、フェラーリは現時点では非常に慎重な姿勢を保っている。しかし、このスポーツカーは、その前身である「SF90ストラダーレ」よりも高価になることが予想される。「SF90ストラダーレ」の最低価格は435,000ユーロ(約7,612万円)、「SF90スパイダー」は478,000ユーロ(約8,365万円)だったことを考えれば、基本価格が約450,000ユーロ(約7,875万円)以上になることは十分に考えられる。

Text: Sebastian Friemel
Photo: Ferrari