メルセデス・ベンツは電気自動車戦略をさらに推進 これが次期Cクラスだ!
2025年10月5日

メルセデス・ベンツの電気自動車Cクラス:メルセデス・ベンツのCEO、ケレニウス氏がIAAモビリティショーで電気自動車Cクラスを発表。CLAとヒット作GLCに続き、電気自動車Cクラス登場。
新登場の初の電気自動車「GLC」の大々的な発表に加え、メルセデスCEOのオラ ケレニウス氏は、ミュンヘンで開催されたIAAモビリティショーで、「Cクラス」の電気自動車版の発売計画を発表した。
「EQ」テクノロジーを搭載した「GLC」向けに、シュトゥットガルトのメーカーは、同グループのその他の「コア車両」の基盤となる新しいプラットフォームをすでに開発している。「MB.EA」プラットフォームは、800ボルトのテクノロジーと最大330kWの充電能力を組み合わせている。これにより、「GLC」は700km以上の航続距離を実現し、メーカーによれば、約10分で300km以上走行できるエネルギーを充電することができるとのことだ。
最大800kmの走行距離

メルセデスによれば、将来の電動「Cクラス」は最大800kmの航続距離を実現する予定とのことだ。中級車が今後も成功を収め続けるためには、従来のフリート車や長距離車としての用途を考慮すると、これは必須となる性能だ。

Cクラスにもイルミネーション付きグリルを採用
メルセデスが公開した、人気のミドルクラス車のティーザー画像からは、少なくともフロント部分に関しては、電気自動車の「Cクラス」を少し垣間見ることができる。「GLC EQ」同様、新バージョンも完全に新設計のラジエーターグリルを採用し、1970年代のメルセデスモデルへの控えめなオマージュを象徴しているようだ。クロームメッキの外観と942個のライトポイントを備えたグリルパターンが輝いている。さらに、ウェルカムおよびフェアウェル用のライトアニメーションも備わっている。中央には、イルミネーション付きのメルセデスのスリーポインテッドスターが配されている。
その他のデザインについては、現時点では推測しかできない。しかし、電動式「Cクラス」が「GLC」や「CLA」の兄弟車になる可能性が高いことを考えると、パノラミックルーフ、ヘッドライト、テールライトに星が散りばめられることを期待してもよいだろう。インテリアについては、Cクラスにも「GLC」と同様のハイパースクリーン(39.1インチ)と素材が採用される可能性がある。

電気式Cクラスは2026年に登場の可能性
メルセデスがEQテクノロジーを搭載した「Cクラス」の市場投入について具体的な発表はまだ行っていないが、2026年にはデビューする可能性がある。結局のところ、このモデルはシュトゥットガルトのポートフォリオの中で最も重要なモデルのひとつとなる。また、電気式「GLC」のおかげで、そのベースとなるプラットフォームはすでに工場に用意されている。
Text: Nele Klein
Photo: Mercedes-Benz AG