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よりスポーティに、よりデジタルに、より大人っぽく 新型「ルノー クリオ」はコンパクトなオールラウンダーに進化 全情報!

2025年9月20日

ルノー クリオ(Renault Clio):イースターチェック!小さなクリオが大人になった!新型クリオは、先代よりも大人っぽく、スポーティになった。デザイナーたちは、まさに適切なアクセントを置いたといえる。日本名はルーテシア(Lutecia)。

我々のお気に入り
・メインディスプレイの高解像度
・アンビエント照明
・スポーティな外観
不満な点
・後方の視界
・ハードプラスチックを多用したリヤドア

フランス発の小型車のアイコン

フランスの都市型車といえば、何を思い浮かべるだろうか?多くの自動車ファンは、すぐにルノー クリオを思いつくだろう。それもそのはず、このベストセラー車は35年間にわたって世界中を走り続けており、1,700万台近くを販売したフランスで最も売れた車であり、1991年と2006年の2回、「カー オブ ザ イヤー」を受賞している。

そして今、第6世代となる新型車は、これまで以上に新鮮でダイナミック、そして大人っぽさを増している。

価格:価格は若干上昇する見込み

新型「クリオ」は、今年中に販売店に登場する予定だ。価格はまだ発表されていないが、前モデルはガソリンエンジン車が2万ユーロ(約350万円)強、ハイブリッド車が2万3,000ユーロ(約402万円)強で販売されていた。より強力なエンジンと充実した装備を考慮すると、新世代モデルは若干高価になると思われる。

デザイン:小型車にスポーティな外観

コンセプトカー「エンブレム」から着想を得た新しいデザインは、一目見ただけで印象に残る。ボンネットはより長く、わずかに傾斜しており、ルーフラインはクーペを彷彿とさせ、ブラックのルーフエッジスポイラーへと続いている。フロントの新しいライトサインは、ルノーのロゴをモチーフにしており、このモチーフはラジエーターグリルやバンパーのパターンにも反映されている。デイタイムランニングライトの上には、ブラックのハウジングに囲まれたプロジェクションヘッドライトが配置されており、フロントをよりシャープでスポーティな外観にしている。

新しいデイタイムランニングライトは、ロゴの形を取り入れている。その上に、ブラックのハウジングに組み込まれたメインヘッドライトが配置されている。

リヤには、スポーツカーの雰囲気を醸し出す4つのテールランプが配置されている。「クリオ」は、「エボリューション」、「テクノ」、「エスプリ アルパイン」の3つの装備ラインから選択できる。装備に応じて、マットまたは光沢のあるブラックのホイールアーチ、16インチから18インチのホイールが採用されており、最上位バージョンではブルーのアクセントも加わっている。

4つに分かれたリヤランプがスポーティな印象を与える。
Photo: Kevin Schiefler / AUTO BILD

2つの新しいボディカラー

ルノーは、クリオに合計7つのボディカラーを用意している。ホワイト、グレー、ブラックなどの定番カラーに加え、2つの新色「アブソリュートレッド」と「アブソリュートグリーン」が追加された。

新型クリオには、「アブソリュートレッド」と「アブソリュートグリーン」という2色が追加された。
Photo: Kevin Schiefler / AUTO BILD

クリオはあらゆる面で成長

サイズはわずかに大きくなった。「クリオ」は、全長4.12m(67mm増)、全幅1.77m(39mm増)、全高1.45m(11mm増)となった。ホイールベースは8mm延長され、2.59mとなった。一方、トランク容量は約391リットルで変更はない。嬉しいことに、荷台の高さは40mm低くなった。

サイズが大きくなったおかげで、後席も十分なスペースがある。身長が190cm以上じゃない限りは(笑)。
Photo: Kevin Schiefler / AUTO BILD

サイズ一覧
・全長:4,116mm、全幅:1,768mm、全高:1,451mm
・ホイールベース:2,591mm
・乾燥重量:1,155kgから
・トランク容量:391リットル(駆動系によって異なる)
・牽引重量:900kg

駆動:ラインナップは2種類のみ

ルノーは駆動系を合理化し、ガソリンエンジンとフルハイブリッドの2種類から選択可能となり、従来の天然ガス仕様は廃止さた。エントリーモデルは、115馬力、燃費約5.0リットルの1.2リッター3気筒エンジン「TCe 115」だ。最上位モデルは、158馬力の「E-Techフルハイブリッド160」だ。1.8リッター4気筒エンジンと電動モーター、スタータージェネレーターを組み合わせ、都市部では最大80%を純粋な電気走行で走行できるとされている。最良の場合、航続距離は最大1,000km、燃費はリッターあたり25.6kmとなる見込みだ。

結論:
第6世代のクリオは、もはや小さな都市型車ではなく、真摯に受け止めるべきコンパクトなオールラウンダーである。よりスポーティに、よりデジタルに、より大人っぽく、そしてそれでもなお、誰もが知るあの親しみやすいフランス車である。

フォトギャラリー:新型ルノー クリオ

Text: Nele Klein
Photo: Renault Deutschland AG