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フォルクスワーゲン初のフルハイブリッドモデル登場!新型「VW T-ROC」に関する全ての情報!

2025年9月6日

VW T-ROC:2025年11月から発売予定。VWのベストセラーSUVの2代目、そのエンジンに驚き!

フォルクスワーゲンが最高のマーケティング用語で「ロックスター」と宣伝する「T-Roc」のニューモデルの登場だ。ヴォルフスブルクのこの車はロックスターではないが、200万台以上が生産された初代「T-Roc」は大ヒット商品であることは確かだ。

7年以上を経て、より大きく、よりモダンになった後継モデルが登場。このコンパクトSUVは11月から出荷が開始される。

価格:おそらく30,000ユーロ(約525万円)以上

新しいVW T-Rocは、4つの装備ライン(Trend、Life、Style、R-Line)で注文可能。価格はまだ発表されていない。前回の「T-Roc 1.0 TSI(マニュアルトランスミッション)」の価格は 30,065 ユーロ(約526万円)だったが、新しい「T-Roc」はおそらくそれよりも高くなるだろう。それでも、ベストセラーになることは変わらないだろう。

デザイン:T-Rocが大人になる

全長4.37mの新型「T-Roc」は、前モデルよりも12cm以上も長くなり、ホイールベースも3cm近く伸びて2.63mになった。「VW T-Roc」は大人になったのだ。

連続したライトバーとイルミネーション付きロゴ – このスタイルはフロントとリヤの両方に見られる。

外観はティグアンを彷彿とさせる

外観は、その兄貴分である「ティグアン」と「タイロン」に共通のフロントとリヤに連続したライトバーとイルミネーション付きVWロゴ(追加料金)、最大20インチのホイール。そして「T-Roc」の特徴であるブラックのコントラストのあるルーフ(オプション)はそのまま残っている。写真の「R-Line」の車両は、人目を引く「カナリアイエローユニ」のボディカラーで、このルーフと完璧に調和している。多くの顧客が実際に「T-Roc」をイエローで注文するかどうかは、今後明らかになるだろう。

ドライブトレイン:T-Rocはディーゼルエンジンを廃止

まず、「T-Roc」は2種類の1.5 リッターガソリンエンジン(116馬力、220Nmまたは150馬力、250Nm)を搭載する。いずれもマイルドハイブリッドで、前輪駆動と7速DSGを搭載しており、マニュアルトランスミッションは設定されない。

2026年にはフルハイブリッドが登場

2026年以降、VWはトヨタの領域に進出する。すでに2種類のフルハイブリッドが発表されている。短期間販売された「VWジェッタ」を除いて、ヴォルフスブルクはこれまでフルハイブリッド車をラインナップしていなかった。ここでも1.5リッター4気筒エンジンがベースとなり、出力は136馬力または170馬力だ。どのトランスミッションが採用されるかは未定で、現時点ではVWはハイブリッドモジュールについてのみ言及している。

また、2026年には204馬力の「2.0 TSI」と四輪駆動モデルが続き、2027年にはトップモデルの「T-Roc R」が発売される予定だ。そしてディーゼルは?なし!

インテリア:ステアリングホイールボタンが復活

インテリアは、本当にエキサイティングな部分だ。操作性(煩雑すぎる)と素材の選択(安っぽすぎる)は、これまでヴォルフスブルクの強みではなかった。VWがその批判を真摯に受け止めたことは、とても嬉しいことだ。

新型「T-Roc」では、不満を言う余地はほとんどない。嫌われていたステアリングホイールのタッチパネルは、他の最新のVWモデルと同様、従来のボタンに置き換えられた。音量調節ボタンも、ドライビングエクスペリエンススイッチに組み込まれて復活している。インフォテインメントは「MIB4」をベースにしており、反応が速く信頼性が高く、クイックアクセス機能により操作が簡単になっている。まさに理想的だ!

コックピットはすっきりとしていてモダンだ。素材の選択と操作性も、ようやく適切になった。

素材の選択は喜ばしい

素材の選択も、ようやく適切になった。高級な生地がダッシュボードを覆い、フロントドアパネルは発泡材で覆われ、傷が付きやすいピアノブラックは見当たらない。

コックピットは整頓され、明確に構造化され、環境に配慮して製造されている。なぜなら、各「T-Roc」には40kgのリサイクル素材が使用されているからだ。素敵なディテール:センターコンソールのスマホ充電トレイにピクトグラムの形で施された小さなイースターエッグ。

センターコンソールに隠されたイースターエッグ:ワイヤレス充電トレイにはプールがある。

初登場:ヘッドアップディスプレイ

注目すべき点:ドアオープナーがドア上部のエリアからアームレストに移動した。10インチのデジタル計器と10.4インチまたは12.9インチのインフォテインメントタッチスクリーンに加え、初めてヘッドアップディスプレイがオプションで利用可能になった。加えて、アシストシステムも強化された。「T-Roc」は、今後、車線変更のサポートが可能になり、「パークアシストプロ(Park Assist Pro)」により、自動で駐車および出庫もできるようになった。

フロントシートは広々としていて、後部座席も狭さを感じることはない。ただし、ホイールベースが3cm長くなったことは、あまり実感できない。それでも、トランク容量は20リットル増え、465リットルになった。

結論:
デザインに実験的な要素はないが、その代わりに、より広いスペースと優れたインテリアが提供されている。市場投入時点には、エンジンラインナップは少ないが、徐々に拡大される予定だ。ディーゼルエンジンを好む人は、残念ながら選択肢がない。結論として、「VW T-Roc」は、優れた総合パッケージを提供していると言える。

フォトギャラリー:新型Volkswagen T-Roc

Text: Jan Götze
Photo: Volkswagen AG