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【ユニークで面白い】発想がまったくユニークで純粋に楽しい!コンクール ド レモンって何?最も奇抜なオンボロ車が大集結するイベント

2025年8月28日

コンクール ド レモン2025(Concours d’Lemons 2025):コンクール ド レモンを彩る、世にも奇妙なジャンクカーたち。モントレー カー ウィークのザ クエイルでは鼻を高く上げてシャンパンを飲む余裕もないほど高慢な連中が、コンクール ド レモンではクラシックカーに対して驚くほどリラックスした態度を見せている。

シーサイドの土曜日の朝、モントレー半島の汚れた端っこは二日酔いの雰囲気で包まれている。カーウィークはすでに1週間近くも続いているからだ。昨夜も、ほとんどの人が遅くまで飲んだ。さらに、高級な半島を囲む湾にはまだ濃い霧が立ち込め、この草原には、アヒルの子のような不気味な臭いが漂っている。

しかし、気分は最高だ。なぜなら、今週一番魅力的なイベントが今朝開催されたからだ。それは「コンクール ド レモン」だ!高級なゴルフ場で世界一の高級車を披露する代わりに、ここでは最悪の廃車が市立図書館の裏の荒れた芝生でガタガタ音を立てている。

コンクール ド レモンは自動車業界の失敗作を称えるイベント

この週、他の場所では自動車、そして何よりも自分自身を過大評価している人々ばかりだが、ここでは陽気な皮肉が漂っている。皆で自動車業界の失敗作を称え、アメリカの錆びたベルト地帯の奇妙な車、自己満足に満ちた売れなかった車、そして魂のないアジアの車たちに驚嘆している。

車だけでなく、その所有者たちも同様に手入れされ、過酷な扱いを受けている。多くの所有者は、ファンタジーな制服、花冠、コスチュームで登場し、それが劇場の衣装庫から来たのか、古着の回収箱から拾ったものなのか分からないような出で立ちだ。車も同じで、これがまだクラシックカーなのか、それとも処分すべきものなのか、誰も分からないのだ(苦笑)。

所有者自身も、その点については必ずしも確信を持っていないようだ。もちろん、レモンズのオーナーたちも自分の車を愛している。そうでなければ、多くの人が自力でここまでの道のりを耐え忍ぶ苦痛や恥辱を説明できない。しかし、この愛は、カーウィークで展示され賞を受賞するクラシックカーや愛好家たちの愛ほど長くは続かないことが多いのだ。

錆びた車が放置される

そして、愛が長く続いても、技術は必ずしもついていかない。そのため、毎年コンクール終了後、シーサイドに錆びた車が数台放置される。このような事態を防止するため、主催者は今回、適切な対策を講じ、廃車を地元の慈善団体に寄付することとなった。

フォトギャラリー:コンクール ド レモン2025(Concours d’Lemons 2025)

相当オンボロ:コンクール ド レモンに参加するには、車に対して非常にのんびりとした態度が必要だ。
カタツムリ同士:アメリカでは比較的珍しいシトロエン2CVと、手作りのかたつむり型車両。
ええ、一体どうしたの? このメルセデスSクラスは、Gクラスと長時間並んで駐車しているあいだに合体してしまったようだ。
この、まあ、恋人というべき人物は、一団を率いてシーサイドにやってきた。
ビタミンCで元気になるなら、“ハズレ車”だって悪くはない。ここではそんな“レモン”をよく見かけるのだ。
ブリックリンSV-1(Bricklin SV-1)はカナダ発の自動車の1つであり、安全性の先駆者となることを目指していた。しかし、結局は奇抜な異端車としてしか残らなかった。
このマシンが自力で帰還できる姿を想像するのは難しい。少なくとも、そう簡単にとはいかないだろう。だが心配はいらない。後ろにはしっかりキャラバンが繋がっているのだから。
アメリカの中西部にある錆びついた工業地帯から来たフォードのピックアップトラック2台。アメリカ人がこれを奇妙だと思うなら、VWのフリドリン(VWタイプ147:Fridolin)やストリートスクーターを見てみるべきかもしれない。
JDM、つまり「日本国内市場モデル」は世界中で高い人気を誇っているが、その中でも小型トラックを最初に思い浮かべる人はほとんどいない。ただし、荷台にピザオーブンを搭載したものは当然ながら格段に魅力的になる。
こんな小さなトラックでも適切なアクセサリーを装備すればキャンパーとしても活用可能だ。