【新車情報】インフィニティ QX55 クーペスタイルで登場

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アメリカで272馬力の高貴なSUVクーペが登場した。

アメリカで発表された新型インフィニティQX55は、一見アウディのようにも見える!?

 ニッサンのプレミアムブランド、インフィニティが「FX」の後継車を発表した。
この美しいSUVクーペはQX55と呼ばれ、2021年春から、アウディQ5スポーツバック、メルセデスGLCクーペ、BMW X4といったモデルと競合することになる。

正面から見ると、新型インフィニティは、少しアウディのようにも見える。
これは基本的な形状だけでなく、幅広のクロームで囲まれた目立つ台形のグリルにも起因している。
グリルも同じ素材で作られているようで、インフィニティによると、日本の折り紙アートにインスパイアされたものだという。
グリルの真下にはブラックラッカー仕上げのストラットがあり、その下には、中央にエアインテークが備わっている。
これらを合わせると、一見、QX55のグリルが浮き上がっているかのような印象を受ける。

SUVクーペのリアには大型のルーフスポイラーがあり、リア上部の目立つ2つのディテールは、トランクリッドと側面にまで伸びるLEDテールランプとツートンカラーのエプロンだ。
リア下部はボディカラーで塗装され、ディフューザーと2本の四角いクロームチューブが装着されている。

リアで印象的なのは、インフィニティQX55のツートンカラーのエプロンだ。

センターコンソールに2つのスクリーン

クーペバージョンは、どうやらQX50からインテリアを完全に引き継いだようだ。
そのため、QX55はセンターコンソールの上に2つのスクリーンを設置している。
これらは車両の設定やインフォテインメントを制御するために使用される。
Androidのユーザーは、まだUSBケーブルを介してAndroidにスマートフォンを接続する必要がある。
シートと内装表面は、革または合成皮革、あるいは装備によってはツートンカラーで装飾されている。
より高級感を出すために、エンジニアたちは、できるだけ邪魔なノイズが室内に侵入しないように配慮している。
これは、フロントサイドウィンドウに特殊ガラスを採用し、アクティブノイズキャンセリングシステムを採用することで実現している。
これは車内に設置された3つのマイクが邪魔なノイズを検知し、スピーカーを介して適切なノイズキャンセリングシステムを作動させるようになっているものだ。

QX55に搭載されるエンジンは1種類のみ

インフィニティQX55のエンジンは現在のところ1種類のみ。
排気量2リッターのターボ4気筒で272馬力の最高出力、380Nmの最大トルクを発揮する。
変速はCVTトランスミッションで行われ、ステアリングホイールのシフトパドルで操作することも可能で、よりスポーティなフィーリングが得られるようになっている。
パワーは4輪すべてに伝達され駆動する。

印象的なツートンカラーのインテリア。

日本の市場にもこういうの、早く入れてよ~というニッサン販売店からの声が聞こえてきそうなQX55。確かにボディサイズは若干大きいかもしれないが、もはやエンジンは2リッターターボなわけだし、大きなSUVが潮流跋扈している日本でも「大きすぎる」という文句よりも、こういうのを待っていたというニッサンファンのほうが多いと予想される。

Text: Katharina Berndt
加筆:大林晃平
Photo: INFINITI Motor Company