【このアルピナD10なんぼ?】まさに羊の皮を被った狼 しかも極めて希少なモデルであるアルピナD10ビターボが手頃な価格で発売中
2025年8月30日

ドイツの中古車情報:アルピナD10ビターボ(Alpina D10 Biturbo)。この希少なアルピナは誰も注目していない!まさに羊の皮を被った狼 ― しかも極めて希少なモデルだ!現在、手頃な価格で状態の良いアルピナD10ビターボが販売中だ。
アルピナは通好みのブランドだ。一目で特別な車だと気づく人は多くない – それが意図されたデザインだ。しかし、一部のモデルは特に限定的だ。その一つが2000年から2003年に製造された「アルピナD10」だ。

このシンプルなスポーツカーのベースはBMW 530d(E39)だ。しかし、フロントリップにアルピナと刻印されると、ボンネットの下には3.0リッター直列6気筒エンジンと2基のターボチャージャー、245馬力、最大トルク500Nmが眠っている。チューニングされた「E39」は、0から100km/hまで6.7秒で加速し、最高速度は254km/hに達する。
技術的なデータだけでなく、その希少価値も魅力だ。D10(セダンとツーリングを合わせて)は、わずか239台しか製造されていないのだ!そのため、一般的な中古車市場ではアルピナを見つけることは非常に困難だ。しかし、ファンには幸運なことに、現在、中古車市場で、「D10」セダンが手頃な価格で販売されている!
見た目ほどおとなしくはない!
「メルセデスW124 500 E/E 500」のような「羊の皮を被った狼」のような車を愛する人なら、このアルピナも気に入るだろう。遠目には、普通の「E39」だが、タイタンシルバーメタリックの塗装により、「D10」は最初のうちは目立たないままだ。しかし、突き出たフロントリップ、サイドスカート、そしてもちろんクラシックなアルピナホイールを見ると、ファンは気づくだろう。そして、後部を見れば確信する:アルピナD10ビターボだと。

しかし、アルピナのインテリアは依然として控えめで、スポーツ感よりも快適性が重視されている。柔らかいレザーシートは、「D10」の得意とする長距離高速道路走行に最適で、数多くの装備のハイライトも快適な雰囲気を演出している。その中には、ドライバーと助手席用のシートヒーター、オートエアコン、ナビゲーションシステム、電動サンルーフ、自動防眩ミラー、キセノンヘッドライト、ヘッドライトウォッシャーなどが含まれている。
希少でフェアなオファー

走行距離は207,850kmで、ディーゼル車としては問題ない数字だ。また、この車はベルギーからの再輸入車である点も指摘しておく。ただし、残りの車検は1年(2026年8月まで)残っている。
そして、最後に最も重要な価格だ。販売店は、明らかに良好な状態のアルピナに対し、わずか16,500ユーロ(約285万円)を請求している。「D10ビターボ」は、後続費用を過小評価すべきではない車の1つだ。大型エンジンとメンテナンス費用は、財布に大きな負担となる。それでも、このオファーは公平な価格と言えよう。


Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: AutoScout24/PolyCars GmbH