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【クルマライフの楽しみ方】ボディについた傷が消える!?FEYNLAB HEAL PLUS(ファインラボ ヒールプラス)をポルシェ パナメーラに施工して検証する

2025年8月25日

京都のカスタムカー専門店FOURSIDE(フォーサイド)が世界初の自己修復するセラミックコーティング「FEYNLAB(ファインラボ)」のポルシェ パナメーラへの施工の様子を大公開!

FEYNLAB(ファインラボ)は、15年以上前に手塗りの自動車塗装向けセラミックコーティング剤を世界で初めて開発したアメリカのメーカーで、セラミックコーティングのパイオニア的存在。現在はスタンダードな「セラミックシリーズ」、マット塗装用「マットセラミック」、そして、今回ご紹介する自己修復機能を持つ「ヒールシリーズ」、さらにペイントプロテクションフィルム(PPF)やラッピングフィルムを保護するための「PPF & ビニール セラミック」をラインナップして、あらゆるニーズに応える世界的セラミックコーティングブランドとなっています。

ポルシェ パナメーラに施工した「ヒールプラス(HEAL PLUS)」は、コーティング被膜に50℃の熱を加えると、洗車時などについた物理的な小傷だけではなく、鳥の糞や虫の死骸などによるシミも自己修復できるスグレモノです。

また、FEYNLAB(ファインラボ)のセラミックコーティング剤共通の特徴として、ボディ塗装面を滑らかにし鮮やかな光沢と高い疎水性を与えるほか、紫外線や酸性雨による退色も抑えるため、屋外保管される濃色車への施工には特に適していると言えます。

FEYNLAB認定ディテイラーである京都のFOURSIDE(フォーサイド)が施工した「ヒールプラス(HEAL PLUS)」は、約7年の耐久性を持つヒールシリーズ最強のセラミックコーティングシステムです。セラミックコーティングはガラスコーティングに比べて扱いが難しいと言われますが、そのぶん性能の差は明らか。中でもFEYNLAB(ファインラボ)のセラミックコーティングは仕上がりの良さに加えて、施工のしやすで定評があります。

光る職人技

まずは下地作りから。この下地作りの良し悪しが仕上がりと耐久性を左右するとフォーサイドの職人さんが教えてくれました。最適なコンパウンドを使い分け、いかにクリア塗装面を均一に磨いていくか、職人技が光ります。

不要なところを研磨しないように、粉塵が中に入り込まないように入念にマスキングを施します。

マスキングも重要で、コーティング剤をつけたくないところを入念に、資材の無駄なく、確実に行われます。重いポリッシャーを持って、テキパキと作業を進める職人さんがカッコよく見えます。磨きを含めた下地作りの様子は普段見ることができないだけに新鮮でした。

熟練の職人プロディテイラーがボディを磨いてスクラッチ傷などがなくなるまで鏡面仕上げをしていきます。

コーティング剤を塗布

下地作りが終わったら、いよいよコーティング剤を塗っていく作業に入ります。ヒールプラスの液剤は6種類、これを4層に塗っていきます。最適な量を均一に塗っていくのは大変です。クルマは平面、曲面が重なり合っている上にピラーまわりは細かい部分もあります。透明な液体だけに順序立てて塗らないと透明な液体でけに塗り忘れがありそうです。

FEYNLAB (ファインラボ)は、技術認定を受けたディテイラー(プロショップ)だけが施工できるサービス。

フロントのボンネット、フェンダーへの塗布が終わったと思ったら、まだ半分も終わっていないではないですか!職人さんは淡々と塗布します。コーティング剤の塗りムラがないかチェックもします。乾燥したらまた最初から。これを4層重ねるのですから大変です。職人さんはニコニコしながら施工を楽しむように作業を進めていました。

磨き工程終了後、世界初自己修復機能ファインラボヒールプラスセラミックコーティングを施工。

厳しいチェック

そして、遂にすべての作業が完了してマスキングをはがしたら全体をチェックします。作業した職人さん以外の目を使って厳重にチェックしていきます。

もともとコンディションの良いパナメーラでしたが、良く見ると雨染みや小傷が所々にありました。

フォーサイドには熟練の職人さんがいるのはもとより、職人さんが集中して作業を行うことができる、きれいな専用ブースがあるので、安心して大事なクルマを預けられますね。

ファインラボヒールプラスによってシミや小傷が消えて輝きを増したパナメーラ。

ファインラボの認定にも関わってくるほど作業ブースは非常に重要です。温度と湿度を最適に整える事で、コーティングの効果を最大限に発揮することができます。さらに、細かなキズや汚れを見逃さないために照明にもこだわっていて天井には特殊なLEDライトがあります。

ファインラボヒールプラスの自己修復機能はまるでマジック。

目視によるチェックに加えて、実際の施工面に小傷をつけて自己修復機能もチェックします。わざわざ傷をつけるなんてかなりドキドキしましたが、ヒートガンをあてるとあっさり消えてしまい拍子抜けしてしまいました。

完成後に自己修復性能をテストするためにスクラッチ傷をつけます。
スクラッチ傷にヒートガンをあてるとこの通り!傷は消えてなくなりました。

ファインラボの製品は品質の高さに加えて、施工のしやすさも優れているとのこと。確かに施工が難しいと作業効率も悪いし、なにより最高の性能を出すのが難しくなります。フォーサイドがファインラボを選択したのは性能をはじめ、施工のしやすさも飛びぬけていたからだといいます。

自己修復のメカニズム

このコーティングの核心技術は、「記憶ポリマー」と呼ばれる特殊な素材にあります。このポリマーは、セラミックチェーンの末端にナノサイズのマグネットを結合させて形成されており、熱を加えることで本来の形状に戻る性質を持っています。これにより、洗車時などにできる微細なキズが自己修復されます。修復後は温度が下がってもその状態を維持するため、キズが再び現れることはありません 。

また、熱を加えるとこのポリマーが超高周波で振動し、超流動体のような状態になることで、キズの修復が促進されます 。 

耐久性は4層構造のFEYNLAB HEAL PLUSの方が優れている。
Photo:FEYNLAB JAPAN

FEYNLAB HEAL SERIES(ファインラボ ヒールシリーズ)の特徴

HEAL PLUSHEAL LITE
耐久性7年4年
自己修復性能★★★★★★★★
耐薬品性★★★★★ 2-14ph★★★★2-14ph
膜厚4層構造 約10ミクロン2層構造 約5ミクロン
セラミック 含有量50%以上50%

その他の特長
• 耐久性:HEAL PLUSは約7年、HEAL LITEは約5年
• 高い光沢と艶:厚いセラミック被膜により、深い光沢と艶を実現
• 優れた耐薬品性と撥水性:酸性雨や塩害、紫外線から塗装を守り、水を弾く性能も備えている

修復に必要な温度と方法

自己修復機能を発揮させるには、塗装面の温度を50℃以上に加熱する必要があります。この温度は、ヒートガンや遠赤外線ヒーターを使用することで達成できます。また、夏場の直射日光下に駐車するだけでも、自然にこの温度に達することがあります 。  

ワイヤーブラシでこすった傷が熱を加えて消える様子。
Photo:FEYNLAB JAPAN

傷が消えた!
ヒールプラス自己修復性能動画:https://youtu.be/09hK_IhQYCY?si=-QH83e2m1PB8neDc

施工について

FEYNLAB HEAL SERIESの施工は、専門の知識と技術力、環境、設備を持つ認定ディテイラーのみが行うことができます。今回のFOURSIDE(フォーサイド)や、総本山的な大阪府のカーメイクアートプロ、東京のシオドメオイル、千葉県のカービューティー アイアイシーなどが認定施工店として知られています 。

FOURSIDE(フォーサイド)の施工作業の取材を通して、FEYNLAB HEAL SERIES(ファインラボ ヒールシリーズ)は、ナノテクノロジーと熱反応を組み合わせた先進的なコーティング技術で、車の美観を長期間維持することが可能だということがわかりました。

FEYNLAB認定施工プロショップではニーズや予算に合わせて最適なファインラボセラミックコーティングを提案してくれるのでコーティングが気になったら相談してみてはいかがでしょうか。

FEYNLAB認定施工プロショップ
FOURSIDE株式会社
京都府京都市北区上賀茂御薗口町57番地3
075-746-7665
https://www.4-side.com/

FEYNLAB日本全国施工のお問い合わせ先
認定施工プロショップ:https://feynlab.jp/authorized-detailer/

FEYNLAB Japan
認定施工店プロショップのお問い合わせはこちら
https://feynlab.jp/

Text:アウトビルトジャパン
Photo:FOURSIDE