【動画付き】新型スバルBRZ ヨーロッパへの導入は?

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スバルBRZ(2021): エンジン、市場ローンチ時期、ターボなし、インテリア、ボクサーエンジン

スバルが新型BRZを発表した。その新型のスポーツカーは231馬力のボクサーエンジンを搭載し、完全に新しいデザインを採用している。新型BRZの全情報をお届けする。

2012年来のフルモデルチェンジ

新しいアーモンド型のヘッドライト、ラジエターグリルとエプロンが装着され、一体化されていて、フロントセンターに備わった大型のエアインテークこそ狭くなっているものの、3本の細いクロームストリップが通気を良くしている。
そして、フロントスプリッターと角張ったデザインのサイドエアインテークが、スポーティなキャラクターを強調している。
同じことは、フロントホイールの後ろに見られるようになった大きなエラ(鰓)や、幅広のシルにも当てはまる。
一方、リアは先代モデルに比べてやや大人しめのデザインとなっている。

フィリグリーウィングの代わりに、新しいBRZには、トランクの端にわずかに湾曲したスポイラーが装着されている。

新しいリアライトはサイドへと広がり、ナンバープレートはトランクリッドからエプロンのほうへと下に移動している。
エプロンは先代モデルと同様にブラックで統一されているものの、幅が狭くなり、それに伴ってディフューザーエレメントのかさばりも少なくなっている。
シートメタルの下には、より剛性の高いシャシーとともに、低重心化が施されている。
そのシャシーは先代モデルよりもねじり剛性50%のアップを実現しているという。

安全面では、ついにスバルが得意する先進安全運転支援機能「アイサイト」をBRZにも採用。北米仕様では、AT車に標準装備。衝突被害軽減ブレーキと全車速追従機能付クルーズコントロールも装備される模様。

デジタルコックピットを装着

スバルGTのインテリアで最も重要な新要素は、7インチのデジタルスピードメーターだ。
トラックモードに切り替わるとすぐに自動調整され、タコメーターが直線的な要素として中央に表示され、速度は下に表示される。
センタースクリーンは1インチ大きくなり、8インチとなった。
Android Auto、Apple Carplay、またはBluetooth経由で接続できるマルチメディアインフォテインメントシステム「SUBARU STARLINK」」が備わる。
また、折りたたみ式のリアシートを備えた2+2シーターの設定もそのままであり、そのシートをたたんで生まれる収納スペースは、マウンテンバイクやゴルフクラブ、さらにはタイヤ4本を収納できるほどの広さだ。

水平基調のインテリア。

BRZ用231馬力パワーユニット

エンジンは、スバルの誇る伝統のボクサーエンジンを搭載。
排気量2.4リッターで、231馬力、250Nmのトルクを発揮する。
トランスミッションはマニュアルの6速マニュアルが標準で装備されており、リクエストに応じて、パドルシフトとスポーツモードを備えた6速オートマチックも用意されている。
サスペンションの形式は、前マクファーソンストラット、後ろダブルウイッシュボーン。
ルーフやフード、フロントフェンダーの素材にアルミを採用し、軽量化が図られた。
駆動方式はFR。
走行性能やデータについては未発表。

BRZは欧州には来ない

スバルはついにBRZの2代目(北米仕様)を発表した。
しかし、BRZは欧州にはやってこないのだ。
同じことが兄弟車であるトヨタGT86(GR86と呼ばれると噂されている)にも適用されるかどうかはまだ明らかではない。

Text: Katharina Berndt
Photo: Subaru of America, Inc.