【耐久テストチャンピオン】AUTO BILDの10万km耐久テストで満点を獲得した絶対的なエリート9台とは?日本車2台が満点をゲットー!
2025年8月11日

AUTO BILD耐久テストで最優秀ポイントのクルマ:10万km走行後、満点(評価1)を獲得したクルマ9台を振り返る。
10万kmを超える走行距離で、車が真に持つ性能が明らかになる。ちょい乗りの一時的な印象ではなく、日常で使用した長期的な印象。まさにそれが、我々の耐久テストが提供するものだ。風雨の中、街中での短距離走行から高速道路での長距離走行まで、あらゆる条件下で走行して試す。その最終的な評価は、技術的な判断だけでなく、信頼性の高い総合的な評価となる。
AUTO BILD耐久テストのベスト
結果には明らかな違いがあるが、ここではこれまでの耐久テスト車の中から、絶対的なエリートのみを紹介する。以下のモデルは、最高グレードの「1」の成績でテストを完了した(1~5の評価で1+が最高最低は5-)高い品質と信頼性の高い技術だけでなく、日常での使用や分解時にもごくわずかな欠点(20からある評価項目に対して問題があると欠点が加えられる)しか見られなかったことが評価された。
アウディA3スポーツバックg-tron(Audi A3 Sportback g-tron)
・テスト年(テスト終了):2017年
・欠点:0
・テスト評価:1+(1~5点中)

Photo: Sven Krieger / AUTO BILD
「アウディA3スポーツバックg-tron」はCNG(圧縮天然ガス)とガソリンと「アウディe-ガス」のいずれを燃料としても走ることができる。アウディは偏見を覆し、耐久テストで前例のない信頼性を発揮した。10万km走行後の結論:故障なし、損傷なし。分解後の最終検査でも特筆すべき問題点は一切なかった。
BMW M3
・テスト年(テスト終了):2023年
・欠点:0
・テスト評価:1+(1~5点中)

Photo: Toni Bader / AUTO BILD
約6年後、もう1台の車がゼロ欠点記録を達成した:「BMW M3」。10万km走行後の評価:ほとんど摩耗なし、日常使用で故障なし、組み立てが非常にしっかりしている – これが耐久性の結論だ。要するに:高額な購入価格を耐えられるなら、絶対的な夢の車を手に入れられるのだ。
アウディA4アバントTFSIウルトラ(Audi A4 Avant TFSI ultra)
・テスト年(テスト終了):2019年
・欠点:2
・テスト評価:1(1~5点中)

Photo: Sven Krieger / AUTO BILD
10万km走行後の分解検査で、「アウディA4アバント」の信頼性が証明された。技術面、内装、仕上げのどの部分にも問題はなかった。これにより、「アウディA4」は適切な評価を獲得した!
アウディA6 アバント スポーツ40 TDI Sトロニック(Audi A6 Avant sport 40 TDI S Tronic)
・テスト年(テスト終了):2021年
・欠点:2
・テスト評価:1(1~5点中)

Photo: Roman Raetzke / AUTO BILD
「アウディA6アバント」の品質は申し分ない。唯一の欠点は、繰り返しエラーメッセージを表示するパーキングセンサーのみで、その他の故障はなかった。耐久性は抜群で、ほぼ115,000km走行後も、問題なく走行可能だ。
BMW Z4 sDrive 30i
・テスト年(テスト終了年):2021年
・欠点:2
・テスト評価:1(1~5点中)

Photo: Sven Krieger / AUTO BILD
「BMW Z4」は耐久テストをほぼ摩耗なしで、問題なくクリアした。テスト期間中、予定外の修理工場への入庫は一度もなかった。DEKRA(ドイツ自動車検査協会)の厳格な検査下での分解検査でも、欠陥や目立つ摩耗は一切、見つからなかった。
VW T-Cross 1.0 TSI(フォルクスワーゲン T-Cross 1.0 TSI)
・テスト年(テスト終了):2023年
・欠点:2
・テスト評価:1(1~5点中)

Photo: AUTO BILD
「VW T-Cross」10万kmを故障や不具合なしに走行した。最終分解時に前後の車軸に軽い茶色の錆びが見られたが、これは無害な表面錆であり、「T-Cross」の走行性能には影響なかった。エンジン、トランスミッション、クラッチ – すべて正常だ!
BMW 320dツーリング(BMW 320d Touring)
・テスト年(テスト終了):2022年
・欠点:3
・テスト評価:1(1~5点中)

Photo: Olaf Itrich / AUTO BILD
「BMW 3シリーズ ツーリング」は、10万kmを何のトラブルもなく、堂々と走り切った。日常使用におけるいくつかの機能的な欠点、そして高い価格 – これらが唯一のマイナス点だった。
マツダ CX-5 スカイアクティブ-D 184 AWD(Mazda CX-5 Skyactiv-D 184 AWD)
・テスト年(テスト終了):2021年
・欠点:3
・テスト評価:1(1~5点中)

Photo: Holger Karkheck / AUTO BILD
マツダも目立った欠陥なく、整備工場の作業も完璧でテストをクリアした。トランクのシーリングの下に、初期段階の腐食が確認されたが、まだ無害な範囲だ。2.2リッターのディーゼルエンジンは、10万km走行しても特に問題はなかった。
スズキ スイフト スポーツ1.4ブースタージェット(Suzuki Swift Sport 1.4 Boosterjet)
・テスト年(テスト終了):2021年
・欠点:3
・テスト評価:1(1~5点中)

Photo: Lena Willgalis / AUTO BILD
スズキは耐久テストを問題なくクリアした。分解時に初めて欠陥が見つかった: (まだ軽微な)縦梁の錆だ。防錆処理が不十分だった。この欠陥がなければ、「スイフト スポーツ」は1+の評価を獲得していただろう。
Text: Daniel Ewen