【チューンナップGクラス】「ロベタx(Robeta x)」ゲレンデヴァーゲンをポップアップルーフ、キッチン、オフィス、シャワーを備えた本格的なキャンピングカーに改造!
2025年7月24日

ロベタx(Robeta x):メルセデスGクラスをキャンパーに。ラグジュアリーとアウトドアの融合!チューナーのロベタ(Robeta)はメルセデスGクラスをポップアップルーフ、キッチン、オフィス、シャワーを備えた本格的なキャンピングカーに改造する計画だ。この組み合わせはどのように調和するのだろうか?
メルセデス・ベンツの「Gクラス」は、四輪の伝説だ。力強く、高級感に満ち、止まることを知らない。スロベニアのキャンピングカーメーカー、ロベタ(Robeta)は、冒険と日常の両方に適した高級コンパクトキャンパーとして、このオフローダーに第二の命を吹き込もうとしている。現在はまだコンセプト段階だが、数ヶ月後には最初の完成車が披露される予定だ。
メルセデスGクラスとバンライフのビジョンが融合
現在、このプロジェクトはデザイン案の段階だが、最初の走行可能なプロトタイプは、2026年1月にドイツ・シュトゥットガルトで開催されるヨーロッパ最大級のキャンピングカー見本市「CMT 2026」で世界初公開される予定だ。

単なる改造を超えたコンセプト
中心となるのは、「Gクラス」を2人用の本格的な居住・生活空間へと変貌させること。その際、頑強なオフローダーのキャラクターは失われない。同様のコンセプトは、ランドローバー ディフェンダーやトヨタ ランドクルーザーなど、このようなプロジェクトで人気のモデルでも既に知られている。
ポップアップルーフには、205×135cmの寝台スペースを備えたダブルベッドが設置可能となる。特徴は、単なる後付けの組み立て式ルーフテントではなく、「Gクラス」専用に設計された点だ。これにより、車内での座った際の頭上空間も広くなっている。

装備はよく考えられており、最大限の柔軟性を追求している。以下のオプションが利用可能だ。
・自転車、収納スペース、スポーツ用品用の引き出し式プラットフォーム
・屋外でも使用可能な移動式コンロとシンク
・後部ドアからアクセス可能な組み込み式冷蔵庫
・収納スペース、キッチン、さらには小さなモバイルオフィス用のモジュールシステム
・引き出し式ホース付きの水タンク(2×15リットル)、屋外シャワーとしても使用可能
・ペット用の輸送ソリューションも装備
すべてがモジュール式に設計されており、用途に応じて、「Gクラス」は日常の乗り物からキャンピングカーに素早く変換することができる。
アウトドアキッチン、モバイルシャワー、そしてモバイルオフィス
もう一つのハイライトは、よく考えられたアウトドアコンセプトだ。クラシックなキャンパー同様、居住空間は車両の右側に集中している。そこにはテーブル、日よけ、調理スペース、水栓が快適に利用可能だ。特に便利なのは、キッチンユニットを簡単に外に持ち出せる点で、本物のアウトドア調理体験が可能だ。

現代のライフスタイルにも対応:車両はモバイルオフィスとして利用可能で、デジタルノマドや冒険と仕事を組み合わせたい人にとって理想的だ。
CMT 2026で初公開:有望なプロジェクトだが疑問点も
まだ紙の上、あるいは画面上の約束に過ぎないが、このアイデアは魅力的だ。プレミアムオフロード車がプレミアムキャンピングカーになるのだ。ロベタは必要な専門知識を持ち、メルセデスは適切なイメージと技術を提供している。残る疑問はただひとつ、このビジョンが量産車にはどれだけ反映されるかということだ。
その答えは、2026年1月に開催される「CMTシュトゥットガルト(キャンピングカーショー)」で明らかになるだろう。その際、最初の完成車が披露され、もしかしたらすぐにバンライフ市場を賑わすかもしれない。ただし、この楽しみには相当な費用がかかるだろう。ベース車両として、新しい「メルセデスGクラス(ディーゼル、G 450 d)」は124,355ユーロ(約2,090万円)からとなっている。改造費用はさらに上乗せされる。詳細は後日発表される!
Text: Lisa Busse
Photo: Robeta